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2018

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募金箱へ50万円は、徳力!

ある日店頭の災害募金箱に50万円もが入れられ、
次の日には30万円が…
スゴ〜い!そんなことってあるんだ。

えっ、50万円の札束を募金箱にどう入れたのか?
という話ではなく…

なぜ、ショッピングモールの募金箱に
これだけの大金を入れようとしたのか?

これは愛知県津島市にある「義津屋」のショッピングモールでのこと。
義津屋はこの地で商売を始めてから86年。
今やこの地域を中心に25店舗のショッピングモールであり、
スーパーマーケットを展開している。

それにしてもである。
テレビでも「ドラえもん募金」等をやってたり、
いろいろな金融機関でも災害時の募金活動はやっていて
その募金の方法は数多ある。
なのにその人は、敢えて義津屋の店頭に大金を抱え持ってきたのか⁈

ふっふっふっ、これが義津屋の「徳力(とくりょく)」!
“義津屋さん”なら間違いなく、このお金を災害地にいい活かし方をしてくれる。
だから敢えて…ということ。

義津屋には1959年の伊勢湾台風の時も諸手を挙げて
地域の再起に協力したという実績があり、
地元では長くお世話になっている人は「ヨシヅヤさん」
と“さん”付けで呼んでいるという。
これまでの地域での実績こそが、義津屋のブランドであり「徳力」をつくりあげているのだ。

この「徳力」こそが、地方のショッピングモールであっても
今もお客様から選ばれ続けている理由だということ。
儒教的にいえば“徳”とはいわゆる五徳であり人間力のこと。
企業にもその姿勢や活動により“徳”が形成されるのだ。

義津屋店頭での50万円もの募金を理解していただけただろうか。
ちなみに「徳力」とは社会性あるブランド力のことであり、
このところセミナーでも語っている私の造語なのだ。
辞書にはまだ乗ってないが、言い得た表現だと自負している。

そして、そろそろ私自身の「徳力」を付けなければ…σ(^_^;)
さて、この5百円をどこに寄付しようか⁈

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愛知県津島市にある「義津屋」

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「徳力」こそがお客様から選ばれる理由

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義津屋代表取締役の伊藤氏

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目からウロコのおすすめ本

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2018

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『ボヘミアン・ラプソディ』の引力

ボヘミアン・ラプソディ。
世界的ロックバンドであり、
日本でも大人気を博した
クイーンの名曲である。

ギネスブックの発行元がとったアンケートで、
“英国史上最高のシングル曲”として、
「イエスタディ」や「イマジン」を抑えて
1位にもなったという。

現在、この名曲の名を冠した映画が
大ヒットしている。
ボーカルであるフレディ・マーキュリーの
半生を描いたものであり、
当時を知っている身としては感涙ものだ。

50代前後の経営者が集まる会議でも、
9人中4人がこの映画を観たとのことだった。
さらに、観た4人のうちの3人が
2回ずつ鑑賞したらしく、
「よし3回目も!」と言っているのだから
この映画の引力は計り知れない。

さて、今回この映画を紹介するのには
ちょっとした訳がある。

1980年頃、私はシンコーミュージックに
出入りしていたことがある。
そのシンコーミュージックの雑誌
『ミュージック・ライフ』に、
クイーンがよく特集されていた
(この雑誌自体はだいぶ前に休刊したが…)。

なんでも、当時交流のあった編集長が
クイーンに目をつけ日本に呼んだのだという。
編集長曰く、
「このバンドの雰囲気は、
絶対に20代の女性にうける!」。

確かに、こんなにイケメン揃いの
バンドはなかなかないだろう。
加えて、不思議なセクシーさがあり
なんというか妄想が捗るのだろうか。

それはさておき、某編集長の売り出しもあり、
クイーンは日本でも爆発的な人気が出た。
さらに、1985年には20世紀最大の
世界的チャリティコンサートである
「ライブ・エイド」に出演を果たしたのだ。

このライブで、クイーンは圧巻の
パフォーマンスを披露し、
世界的バンドとしてより確かな地位を確立した。
そして33年後である今、
その光景は『ボヘミアン・ラプソディ』で
細部に至るまで忠実に再現されているのだ。

この映画、歓声や合唱すらOKの
「胸アツ応援上映」としても話題になっている。
観に行ってみるとわかるのだが、
私たちのようなおじさんだけでなく
半数が10代、20代の若者が占めている。

この人気の理由は3つあると感じた。
ひとつは、「クイーン」というバンドの
圧倒的な才能とセンス。
ふたつ目は、フレディ・マーキュリーの
人を惹きつけてやまない生き様。
そして、世界的バンドの中でも突出した
存在感を放った「ライブ・エイド」。

古くからのファンも納得でき、
新しいファンの心をも掴む。
クイーンの魅力が凝縮された作品なのだ。

バンドをモチーフとした映画は多いが、
ここまで多くの人を虜にしたものは
そうなかったのではないか。

まだ観ていない方は、
ぜひ映画館に足を運んでみてほしい。
こんなバンドは、これからもなかなか
出現することはないだろう。

ちなみに、私もすでに2度体験している。

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まだ観ていない方は、ぜひ映画館に!

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2018

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“Biz パラダイムシフト75”

私がよく口にするキーワード、
“パラダイムシフト75”。
75年周期で世界は変革していく、
一言でいえばそんな概念だ。

そして今回の“Biz パラダイムシフト75”。
さらにビジネスに特化した、
パラダイムシフトのことである。

頭の中で、放物線を描いてほしい。
最初はライナー快速で35度くらいの角度で上がり、
そして頂点近くなると失速してきて
落下していく。
横から見るとそんな左右非対称な曲線である。

この同じ放物線を2つ描くのだ。
ひとつ目の放物線は1940年を起点とし、
1995年ごろを頂点に落下していき、
2030年ごろに地上に落ちる。
もうひとつは、1995年頃に地上から打ち放たれ、
先の放物線とクロスしながら
同じような弧を描く放物線。
(概念図を見て欲しい)

これが、「昭和Bizパラダイム」と
「New Bizパラダイム」という
2つのパラダイムを表す曲線である。

今、ビジネスは大きく変わろうとしている。
私が提唱しているパラダイムシフトである、
「経済至上主義75」と次なる「地球経済圏75」。
この変革は、ビジネスの変革でもあるのだ。

では具体的に何が変わるのか。

それは“商流”である。
商流とは、「情流」「物流」「金流」「人流」の
4つの流れのことだ。

スマホの普及やSNSの活用によって、
情報の流れが大きく変わりつつある。
ネットショップの出現により、
物の流れが変わり、
電子マネーの出現によって、
お金の流れも変わる。
そして、リアル店舗からネットショップへ、
人の流れも変わろうとしているのだ。

そしてこの変革は、
4つの要因によって起こっている。

プラットフォーマーの出現で、
上流からビジネスのあり方が
変わっていること。
ミレニアル世代の台頭によって、
ビジネスの価値観が変わっていること。
生活者がデジタルに慣れていくことで、
より便利な「情報」「物」「金」の
流れを選んでいくこと。
我々のようなロートルすら、
デジタル化に対応しようと工夫する、
60の手習い現象。

つまり、ビジネスをする側だけではなく
生活者の価値観もめまぐるしく
変化しているのである。

今こそ、“舵をきる”ときなのだ。
新しい流れに合わせて、
“選ばれるビジネス”をしていく。
できなければ生き残ることができない、
それが“Biz パラダイムシフト75”の
変革期に直面している今なのである。

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今こそ、“舵をきる”ときなのだ

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