これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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03/25
2019

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「タテ三方善し」よき!

“三方善し”という言葉はよく耳にするが
先日「タテ三方善し」という初耳の言葉を
聴いたのだ。

私は聴いた途端にピンと来たわけで…
(フッフッフッ…)
さて“タテ”が付くとどんな意味となるのか?

実は私が講演会やセミナーで発信する概念の中に
“タテの発想”“タテの経営”というものがある。
すなわちこの“タテ”とはタテ軸のことで、
現状だけを観て発想したり経営をしてはいけない。

その先のこと、10年先30年先を考えて
思考し決断することが重要だと発信してきたのだ。

ということで…
『売り手よし、買い手よし、世間よし』が三方だから
その“タテ”すなわち「未来」の三方にも…
未来の売り手にも、未来の買い手にも、未来の世間にもいいということ。

素晴らしい理念。
今や、人も国も地域も「今だけ、自分だけ、お金だけ」的な
価値観が渦巻く中で、
しっかり未来の人達のことを考えて思考し行動に移せるかどうか。

プラスチックによる問題も、CO2問題も、原発も
まさに“今だけ自分達だけ”を優先して
未来にツケを回しているだけなのでは⁈

先日の社会起業大学主催のビジネスグランプリイベントで
“政治起業家グランプリ”受賞の大久保 秀夫さんが
記念講演で語っていた「タテ三方善し」だったのだ。

大久保さんはカンボジアにおける教員養成を中心に
東南アジアの人材育成に大きく貢献しながら、
諸外国から真に尊敬される日本づくりを目指している。

そして、社会性を重視した持続的経営を実践できる
経営者育成にも取り組んでいるのだ。
まさに「タテ三方善し」の発想と実践。

素晴らしい…
実は大久保さんは、私ともいろいろとお付き合いのあった方。
そして、同級生であることを思い出してしまったσ(^_^;)
(60代半ばで素晴らしい活躍!それに比べて…)

かつて史上最短で会社を上場させた実績を持つ大久保氏なわけだから、
ここは比較することはないわけだ…

ここも“タテ”の発想!
おくての私は、
こ・れ・か・ら である。

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「タテ三方善し」という言葉を聴いたのだ!

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社会起業大学主催のビジネスグランプリイベント

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「タテ三方善し」の発想と実践!

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シナジースペシャル

03/25
2019

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のめり込むようなコーヒー体験

“STARBUCKS RESERVE
コーヒーへの愛情があふれる、
のめり込むようなコーヒー体験を届けること。
スターバックス リザーブ ロースタリーで焙煎される
世界中で最も希少で、最も高く評価され、
誰もが味わいたいと思うコーヒーを探し求める旅を続けること。
これが、私たちの確固たるコミットメントです”

読んでるだけでワクワクしてきませんか?
読んだ場所はもちろん、中目黒のスターバックス リザーブロースタリー。

この前のリベンジ!と
平日早朝に行ってみたところ、無事入店できました。
そこで2階と3階の間、階段の踊り場の
壁に刻まれていたのが、このコミットメントだったというわけ。
恭しく額縁なんかに入れてないのが、またカッコイイ。

さて、入店してみての体験を一言で伝えるなら『プレミアム感満載』!
4階建てでそれぞれ異なったコンセプトの
フロアになっているところ、1階・2階と満席だったので、
やっと席がとれたのはBarとしてお酒も飲める3階カウンター。

そこでお酒入りのカモミールティー(1,700円也!)
と軽食をいただいたのだが、

1)「のめりこむようなコーヒー体験」と謳うだけあり、
 店に入るだけで大きなストーリーを感じさせるコンセプト。
2)隈研吾氏設計の店舗のカッコ良さ!
3)店内ど真ん中には銅製の大きな豆貯蔵庫があり、存在感バツグン。
 また、ケースに並ぶフードメニューやカップの彩り、
 スタッフの立ち振る舞い、
 これらと巧みな設計による、空間デザイン。
4)☆/R(Rぶんのスター)
リザーブロースタリーのシンボルマーク)のさまざまなグッズ!
5)メニューの豊富さ
6)スタッフのコミュニケーション能力の高さ

こうした要素が相乗効果をもたらして、
ここで飲食をすることそのものがプレミアム感を持つような、
素晴らしいブランディングに成功しているのだ。

2014年、シアトルに初めてできたリザーブロースタリー1号店は、
今や「スターバックス史上最も成功した出店」と言われている。

それは、売上への貢献・ブランディングへの寄与、
どちらをとっても最高レベルのものだから。
その成功を受けて、東京にもついに世界5番目の店舗が誕生したのだ。

実際に行ってみれば、この1店舗が、
スターバックスそのもののブランド価値をどんなに高めるか、
体験として分かるのでは。

“No choice but to experience”
まだ混んではいるけれど、ぜひあなたも行ってみていただきたい。
その混雑の理由が、きっと理解できるはずだ。

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中目黒のスターバックス リザーブロースタリー

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相変わらずの大盛況!

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印象的なコピーが!

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ファインスピリッツキーワード

03/25
2019

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“MaaS”の行方

「MaaS(マース)」と言われて、ぱっと意味が分かりますか?

これは、先日の記事でちらっとご紹介した
「Mobility as a Service」の略。
昨年トヨタ自動車とソフトバンクが提携し、
『MONET Technologies(モネテクノロジーズ)』を設立したことは
大きな話題を呼んだが、これも日本におけるMaaSの実現、
という大きな目標が背景にある。

ソフトバンクといえば、その先見性で大きくなった企業。
そして、トヨタは「トヨタ式」で知られる現場の力が強みだ。
2つの力を合わせてMaaS後進国である日本に、
MaaS社会を実現させようというわけ。
(果たして実現できるだろうか!?)

例えばフィンランドでは2016年から
モビリティサービス総合アプリ『Whim(ウィム)』が
サービスを開始している。

このアプリを使うと、スマホ一つでルート検索から
予約・決済までシームレスに移動手段が確保できるのだ。

今の日本では、ルートを検索して比較し、
移動手段は旅行サイトや各種交通機関のHPで
それぞれ検索・予約して、逐一カード情報も入れて…と面倒だ。
MaaSなら、ひと繋がりに最も適切なルートを決定し、予約決済する。

それによって
・最適なルートがとれるので、効率の良い移動を実現。
・車所有からの解放(移動を組み合わせるのが難しいから
自家用車で、という逃げをしなくてもよい)=節約ができる
・時間の使い方がより自由に
・資源の節約が可能に(自家用車によるガソリンの浪費削減!)
・環境汚染の削減
…とまあ、個人にとっても国全体にとっても良いこと尽くめなのだ。

つまり、都市圏内に住んでいる人は、
MaaSが浸透すれば自家用車から解放されるはずだ。
駐車場代、税金などの車にかかる費用が削減できるだけでなく、
自家用車が排出するガスから都市も解放される。
車はレンタカーで十分。
公共交通機関も、レンタカーも、
移動手段をみんなでシェアするものだ。
つまり、MaaSはシェアリングエコノミー社会の実現に
大きく貢献する概念と言えるだろう。

…と、ここまでMaaSについて語ったけれど、
ナカジマはここから考えた!

MaaSは移動手段に限定したシェアリングエコノミーだが、
この概念は他でもすでに展開されているものが…。
例えば、“健康保険”はみんなが少しずつ保険料を払って
地域の病院・医療を活用するシェア制度とも言える。
他の分野でも何か出来ないだろうか?

今のところ、具体的には思いついていないけれど、
ビジ達読者の皆さんにもぜひぜひ、
考えてみていただきたいのだ。
とはいえ、まずはMaaSから。
6月のフィンランド・エストニアツアーで
MaaSの可能性を体験してま~す!

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「Mobility as a Service」の略!

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03/18
2019

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「道に進む」ための代償!

道着を着て、青畳の上にあがり、
互いに礼をした途端に
なんの言い訳も通用しない。

何年ぶりかに道着に袖を通したとか、
もう60代も半ばなんでとか、
さっきまで出張だったとか…

まぁ、こちらとしたらこんなことを言いたいわけだが、
そこにいる道着の人たちは、もっと自分を磨きたいために
この道場に来ているわけだ。

その多くが現役の学生さんだったり、
見るからに私達と違う外国の人だったりするのだ。
今から乱取りするのに「だから何?」ってことになる。

この青畳の上での乱取りは、この容赦無いところがいい。
そして互いに相手の道着を持った途端に
相手と自分の強さの比較もできてしまう。

あちゃー、声かける相手間違えちゃったってことも度々。
とはいえ、乱取りが始まればもう
そこは駆け引きと力のぶつけ合いの世界。
通用するかしないかはともかく、自分の持っている技を出し
真摯に取り組むしか無いのだ。

さて、こんな容赦無い講道館の道場になぜ来てしまうのか?
終わった後は、とにかくあちこちが痛くなる。
ときには、整骨院に行きたくなる時もあるわけで…
なのにまた講道館道場に出向きたくなってしまう。
(今週は2度も訪れてしまった)

中島流、100年時代の“MYアセットマネジメント”を憶えているだろうか。
100年時代だからこそお金や有形の
資産より「無形の資産」が大切という考え。
その中にあっても知識やノウハウ、人的ネットワーク、
そして肉体的・精神的な健康は特に大切な資産。

人としての成長は
この肉体的・精神的健康維持のためのプロセス中にあるのでは?

私はGYMにも通っているわけだが、
それでは何かが足りないように思えてならないのだ。
やっぱり嘉納治五郎先生の
「技より入って、道に進め」ということだろうか。
相手のいる環境こそが切磋琢磨でき、
「道に進める」理由なのかもしれない。

それにしてもこの首の周りの張り、左肩とその周りの違和感。
両膝と右肘の打撲傷。
「道に進む」ための代償はそれなりに大きいことを教えてくれている。

なら、甘んじて受けようではないか…ε-(´∀`; )

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肉体的・精神的な健康は特に大切な資産

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青畳の上での乱取りは容赦無いところがいい

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嘉納治五郎先生

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選ばれる仕事道

03/18
2019

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才能じゃなく、粘り!隈研吾の仕事道

「僕はもともと、コンクリートの壮大な造形美に憧れていた」
え!と驚いたのは、この発言者が隈研吾氏だったから。

隈研吾氏といえば、寺院建築を思わせる木材の使い方で、
伝統と革新の調和を目指す建築家。
私の住む神楽坂近くにある商業施設「la kagu」も、
青山の根津美術館も、建設中の新国立競技場も、
木材であり、木調を活かしたデザインが印象的なのだ。
その人が「コンクリートの壮大な造形美」
だなんて・・・驚きの一言。

隈氏によると、転機は70年代。
オイルショックや公害が話題になった時代、
「建築はこのままでいいのか」と考えたのだそうだ。
コンクリートの造形美に熱狂していた
自分への反省もあり、一方で自然の大切さを実感したことも…。

ちょうどその頃に米国のコロンビア大学へ
留学する機会があり、
木材を使った建築の魅力に目覚めたという。
この留学がなければ今の隈研吾はなかったというが、
その後がもっとすごい。

バブルの終わり頃、初めて自分の設計事務所を
構えた時には、独立したての隈氏のもとにも
好立地の設計依頼が舞い込んできたそうだ。
ところが、バブル崩壊後の10年間は都心での依頼は激減。
そして、ゼロになったという。

それならば・・・と、地方の町や村を回り始めた。
そして隈氏が辿り着いたテーマが、
“田舎の木を活かした建築”。
その地方に溶け込む設計をすること。
一見、華々しい仕事がなかった10年間で、
現在のスタイルが確立されていったのだ。

さらに私が驚いたのは「建築っていうのは、
才能じゃなく粘り」の一言。
東大の建築学科を出て「才能じゃなく」?!
なんて思っちゃうけど・・・
実は、ナカジマ流でも「仕事は、才能じゃなくて粘り」。
凡事徹底、と何度繰り返しているように、
粘りで掴めるものがあると信じているのだ。
それを、まさか隈研吾氏から聞くとは!

隈氏の代表的な建築思想に「負ける建築」というものがある。
周囲を威圧する高層建築ではなく、
地域の風土に溶け込み、時には施主の経済事情を汲み取り、
様々な条件を「受容する建築」ということ。
(たぶんこんなこと…)

つまり、隈研吾氏の中に、
「自分の才能だけで仕事する」という発想はないのだ。
様々な条件を受容しながらも、そこから生まれる
新しい価値観こそが、環境との調和をも生み出すと
言いたいのだろう。

仕事のない10年間にコツコツと培ったものが、
現在の活躍を支えていること。
こうした方が「才能ではなく粘り」と
語っているわけで・・・う~ん、嬉しいですねえ。

隈研吾氏とナカジマの間に、年齢(同い年です!)
以上の共通点が見つかったというお話でした。

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この建物も…

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この建物も…

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そしてこの建物も隈氏の設計

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隈研吾氏とナカジマは同い年!

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