これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

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06/24
2019

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あれから16年の歌舞伎町

「ご覧のように寝てる方々がいらっしゃいます。
この方々に迷惑をかけないように
掃除をしましょう!」

新宿での街頭清掃が始まった2003年には
もちろんゴジラも居なかったし、
この広場もこんなに綺麗な状況ではなかった。

そしてコマ劇場横の朝の5時台は
ゴミも多かったが、定住場所のようにダンボールにくるまり
多くの方々が寝てたのだ。

田舎者の私が驚いたのは、
駅から集合場所に向かう途中、
駅へと向かう多くの若者たちとすれ違うことだった。

あれから16年、
毎月継続された新宿渋谷の街頭清掃。
相変わらずゴミは多いが、
そのゴミの種類も変わり、街の空気感は大きく変わったのだ。

『汚いものを見て「汚いなあ」と言うだけでは
何の解決にもなりません。
そのときどうするか。手にゴム手袋をつけてやるか。
柄の長いものを使用するか。手で触るか。

手で触るのが一番です。
手で触ると、汚れの程度がよくわかります。
きれいにしたときの喜びと実感も湧いてきます。

問題に近づくことが、
問題解決のもっとも早い具体的な方法です。』
(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)

そうなんだよねぇ。
日々の仕事でも様々な問題が起こるわけで、
問題の状況を分析しようが関係者を批判しようが、
何も変わらない。
何らかの行動を起こさないことには
変わらないのだ。

そして、その問題になるべく近づかないことには…

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恒例の歌舞伎町掃除

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手作業に意味がある

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今回も意義深い掃除だった

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ファインスピリッツキーワード

06/24
2019

あ

「すでに起こっている未来」

“すでに起こっている未来”。
未来は、すでに起こるものではないが…
意味合い的には
“その未来はすでに予想されていた”
ということ。(いい言葉だねぇ~!)
これは、ドラッカーの思想である。

というのも、先日ある雑誌を見ていたら
“ドラッカーの教え”というコーナーの
プロローグに、こんなことが書いてあった。

「西洋の歴史では、数百年に一度
 際立った転換が起こる。
 世界は歴史の境界を超える。
 社会は数十年をかけて
次の新しい時代に備える」

ドラッカーが主張していることは、
“パラダイムシフト75”に共通している。
よく考えてみると、このタイミングで
世の中に様々な変化が起こっているのだ。

スマホの台数がパソコンを超え、
街中には監視カメラがあふれ、
もうすぐ5Gが実現されようとしている。
そして、若い人たちはテレビではなく、
YouTubeやAmebaTVを夢中で観ている…!
これは、一昔前には考えられなかった光景だろう。

ところで、ドラッカーのいう
“すでに起こった未来”とは、
(私のは“すでに起こっている未来”だが…)
一体なにを指しているのか。
例えば、人口減少に突入していた2005年。
この時点で、働く人口が減り労働力不足に
陥ることは予見できていたということ。
まさに藻谷耕介氏が言うところの“デフレの正体”である。
つまり、この2005年の段階で未来は始まっていたのだ。

ITのプラットフォーマー企業が活躍し始めた際も、
ここまでの発展は見えていなかったことだろう。
今では、様々なシェアビジネスが展開され、
流通が大きく変わろうとしている。

今回のフィンランド・エストニアツアーで
目にしたICT(情報通信技術)も、
より高度化することで様々な分野の
先進技術に活かされることは間違いないだろう。

今や当たり前のように利用している
メルカリやウーバー、シェアカーなど
スマホだけでマッチングできるサービスにも
同じことが言える。

このような新しいサービスに触れることで、
“すでに起こっている未来”はより明確に見えてくるのだ。
だからこそ、今がドラッカーの語る
歴史の境界を超える時なのではないか。

ということは、経営者やビジネスに関わる者は、
これらの動きを地球規模の
マクロ的な視点でとらえなければ、
ビジネスの潮流についていけなくなってしまう。

私たちのビジネスの未来は、
身近なところですでにたくさん起こっているということ。
“すでに起こっている未来”…
まさにファインスピリッツキーワード!


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未来を見通す力が必要だ

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はなまるア・ラ・カルト

06/24
2019

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エストニア タリンでの“ジャパニメーション”との出会い

今回の海外研修ツアーで最初に訪れたエストニアの首都タリン。
その中で思いがけず
日本の“とある文化”のパワーを感じる出会いがあったのだ。

バルト三国のひとつであるエストニアといえば、
“電子国家”などいわれているわけだが、
なんと行政の99%がオンラインで完結しているのだとか。
この背景には、人口が少ないこともあるが、
くり返し他国に支配されていた歴史にもある。
何が起きても国として機能できるよう
世界最先端の電子国家を目指しているというのだ。
一方、旧市街は800年の歴史を誇る中世の街並みの中に
伝統が息づく美しい時間が流れている。
両極端な2つの顔を持つおもしろい国なのだ。

ところで、エストニアで
ガイドをつとめてくれたMs.ミリアム。
流暢な日本語の中に時折、山形なまりが聞こえてくるのだ。
(とはいえ、いい通訳をしてくれた。)
なんと彼女は、山形大学に1年半留学していたという。
フランスやイギリスなど
近くに素敵な国が沢山あるというのに…なぜ極東の日本に?
彼女に理由を問い返ってきた言葉に心底驚いた。
「月に代わっておしおきよ!」
そう、彼女はドイツ経由で流れてきたアニメの中で
美少女戦士セーラームーンを知り、
それがきっかけで日本に興味を持ち始め、
日本への留学に至ったのだ。
実は日本のアニメやマンガは世界70か国で放映されている。
それが “ジャパニメーション”。
世界各国からは、日本アニメーションは、その高い評価も含め
ジャパニメーション”と呼ばれているのだ。

20年程前なら、家電や車などの日本製品がきっかけで
外国人が日本に興味を持つことが多かった。
しかし、現代ではアニメ・マンガ・ゲームが興味のきっかけの
75%をしめているというからスゴイ。

海外でも知名度が高いのは、
手塚治虫氏はもちろん、コナンの作者である青山剛昌氏、
鬼太郎の作者の水木しげる氏などだが、
その中でも特に評価が高いのは、宮崎駿氏のジブリ作品。
現代の日本社会やアイデンティティ、
あるいは文明と自然との関係など
普遍的社会問題をテーマとしているジブリ作品は、
高評価を得ているようだ。
(アメリカやフランスでの評価!?)
このような表向きの表現だけではなく
日本の哲理哲学的価値観を理解し、
興味をもってくれることはとても嬉しいことである。

今回、訪れたタリンで期せずして
“ジャパニメーション”の貢献を改めて感じたのであった…

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エストニアガイドのミリアムさん

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なんと日本での留学経験が

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親切にガイドしていただいた!

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06/17
2019

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プレゼン資料もノベルティも「6G」

げげっ、のっけの画面も5Gでなく「6G」。
どの画面にも「6G」が飛び交っているではないか。
私たちは、まずは5Gの現状であり、
その実質的メリットを確認したかったのだが…

そしてオール大学プログラムマネージャーのMr.Posioが話し始める。
「今日はワイヤレスコミュニケーションについて話すわけですが…」
といいながら、上手くパソコンと連動しないスクリーンのため、
何度もケーブルの接続を繰り返すのだ。

そして、Mr.はこんなことを…
「もちろんキャンパス内には5Gのネットワークは行き渡っています。
ところが、このように机上にはまだまだケーブルが存在してるんです。
いつの日かこれらケーブルが全てなくなる日を願ってます(笑)」

てなわけで、「6G」の研究はすでに始まっているようだが、
その実態は…
「5G」の実質的活用でありソリューションも
これからと言っていいだろう。

とはいえ、それぞれの技術開発とプラットフォームづくり、
そしてさまざまなソリューションとしっかり向き合っているのは確か。
この「6G」へも取り組む姿勢が
世界のさまざまな企業からの共同研究やソリューションのアプローチに
繋がっているのは間違いないだろう。

これらプロジェクトによる実質的経験が
今後の技術開発にも活かされることは間違いないだろう。

先日のビジ達で、
「5Gはまだ作業中で、6Gもすでに形状を取ってます」
というキャッチコピーからフィンランドの最先端技術の可能性を
発信したわけだが、実態もそれに近い状態だったということ。

だが「5G」による実質的ソリューションには
まだまだ時間はかかるようだ。
日本もそうだが、2020年がまさに“5G元年”というところだろう。

5G対応のデバイスの普及も必要だし、対応アプリも。
そこでその超高速大容量であり、多接続、低遅延を活かした
インフラの整備、Iotやロボットの開発が必要となってくるわけ。
やっぱりまだまだ時間はかかるわけだ。

ということは、これからの開発意欲と技術力の集約により、
そのイニシアチブはどの国の誰が握る分からないということ。
このICTの世界地図はどう描かれるのだろう⁈

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ICTの世界地図はどう描かれるのだろう

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プレゼン資料も6G

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先取りビジネストレンド

06/17
2019

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「Think GIobal ,Act Local」実践のとき!

エストニア、そしてフィンランドが、
なぜ電子国家とか、IT産業大国とか呼ばれ
ICT先進国として世界から注目を集めているのか⁈

エストニアは130万人。
そしてフィンランドでも550万人だという。
この数はエストニアの首都タリンの人口でも、
首都ヘルシンキの人口でもなく、
どちらも国のトータルの人口なのだ。
フィンランドでも日本の4.5%でしかないということ。

なのにICT先進国として、
世界から多くのイノベーターであり企業家たちが注目し、
その実態を観ようと訪問しているという。

その先進の技術はどこまで行っているのか⁈
どうしたらそこまでの技術集約ができたのか⁈
その技術は今後どう活かされるのか⁈

ほらほら、知りたくなったでしょう⁈
ということで、はるばる10数時間かけて訪問したわけで…

☆エストニアは行政サービスのなんと99%がオンラインで対処可能
☆電子IDカードは15歳から
☆会社づくりは18分あれば設立可能
(へぇ〜)
フィンランドのオウルは北欧のシリコンヴァレーと呼ばれるわけで
☆スタートアップを応援する体制も万全
☆IT関連企業が1,000社以上集積
☆次世代通信規格“5G”はもちろん“6G”にも取組を始めている
☆ヘルシンキではMaaSも実践
(うんうん、素晴らしいね。
詳しくは、今後の“ビジ達”に注目!)

確かにエストニアもフィンランドも
先新の取り組みをいろいろとしているわけだが…
どれも目に見えないモノだけに、
ICT先進国として“実感した”ところまでは至らなかったのだ。

まぁ、人口の少ない国だからこそ、
未来技術に能動的にチャレンジして
世界にその存在理由を発信しようとしている姿は
垣間見ることができた。

さて、1億人を超す人口を持つ日本は
今後、さまざまな技術やノウハウをどう集約し、
世界にどんなカタチで存在理由を発揮すればいいのか⁈

今こそ、地球規模で捉え“選択と集中?”により、
「日本」を発信していかなければ!
まさに“Think GIobal ,Act Local”実践のとき。

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エストニアやフィンランドがなぜIT産業大国と呼ばれているのか!?

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“Think GIobal ,Act Local”実践のとき

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IDカードは子供のときから!

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