これからの選ばれるビジネス!

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09/24
2019

biji0924

タニタ式働き方革命はニュータイプ仕様

あの体脂肪計、体組成計で国内No.1で有名なタニタの
「働き方革命」はまさにニュータイプ仕様だ。
社長の谷田千里氏は現在47歳。実は谷田氏は船井総研勤務
時代に、私が主宰するαクラブの担当でもあり私とのお付き
合いも・・・。
そしてコンサルタントとして活躍しての数年後、創業家一族
としてタニタに戻ったのである。

しばらくして3代目社長に就任。就任してからは、
「タニタ食堂」や「タニタ健康プログラム」などいろいろな
新しいアプローチをしている。
そして今!その谷田社長が働き方改革に取り組み“革命”を
起こしているのである。

それは優秀な人材に働き続けてもらうために「報われ感」の
最大化の実現を目指し、この“革命”に行き着いたのだ。
すなわち、社員が“働かされている感”をいだかずに、
「自分の能力の評価」、「貢献に見合った報酬」を得るための
展開!?自由に主体性を発揮するための制度である。
それには従来の組織作り、従来の雇用形態では無理だとして
新たにこの制度を構築したのである。

簡単に言うと
“会社員とフリーランスのいいとこ取りの制度”、
これがタニタ式、「働き方革命」なのだ。
この制度では、個人事業主としてタニタで従来通り
働き続けながら、フリーランスとしてタニタ以外
の外の世界で働くのも自由、タニタで決められた残業時間
を気にすることなくプラスの仕事をするのも自由。
空いた時間を未来のために、自分への投資する時間とする
のも自由なのである。

一方、タニタからは今までの給与と同じ水準の報酬は保証され、
税金・保険等も会社が負担していた額も個人に支払われる。
そして個人事業主として税金・保険等を自ら処理をするのである。
税務署が認めればさまざまな経費を処理することも可能となる。
実際に年間100万あるいは200万近くも増収となる人も
いるという。

制度を利用している社員は1年目で8名、そして3年目(?)
の2019年はトータルで28名がこの制度を利用している
という。

働く人口が減少し続ける今、優秀な人材が会社で働き続けて
もらうためにどうするのか!?
この悩みはこれからの経営者の切実な課題だ。
そこに対して47歳の谷田社長は試行錯誤ながらも何らかの
答えを出そうとしている。
多くの経営者が「働き方改革」に対して、あれこれブツブツ
言いながら後手に回っているのが実際。
谷田社長のこの取り組み、まさに“ニュータイプ仕様”と
言っていいだろう。

(オールドタイプの方々、ここでアップデートしようでは
ないか!)

この“タニタ式働き方革命”はこれからの雇用形態を考えていく
上で選択肢の一つとなっていくであろう。
いやいや、谷田千里社長・・・いろいろ頑張っていますね。

biji0924

オールドタイプの方々、ここでアップデートしようでは ないか!

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09/17
2019

mobamain

まさにニュータイプの時代の「佰食屋」

今注目の「佰食屋」をご存知だろうか?
国産牛ステーキ丼専門店なわけだが…
100食限定のランチのみのお店。

すなわち、100食目の終了と同時に店を閉めるということ。
ランチだけのお店は聞いたことはあるが
100食限定とは⁈

とはいえ、ランチだけで100食売り切るには
リピーターがいる人気店にならないと実現できないはず。
かなりの商品力があり、いい対応をしない限り難しいのだ。

そして、人気店になってくると120食を目指してとか
お店を大きくしてとか、当然次なる目標を持ちたくなる。
これがこれまでの当たり前の経営者像。

ところが、このお店の経営者である中村朱美さんが
たどり着いたのは…
終わりのない“業績至上主義”からの解放。

朝、9時半から整理券を配布するが、
お店の営業時間は11時から14時半までの
わずか3時間半。

「従業員が働きやすい会社」と
「会社として成り立つ経営」の両立を目指している。

だから1日100食と売り上げの上限を決めたように、
自分たちの収入にも上限を設けたのだ。

中村さんは
「事業成長には興味はありません。
それよりももっと、穏やかな幸せ、
穏やかな成功を求めています」と。

さてここで…

お店を経営する中村さんは今年で35歳。
まさにバリバリ(この表現はないかも)のミレニアル世代であり、
その発想も“ニュータイプ”といえる価値観。

「もう“頑張れ”なんて言いたくない。
“仕組み”で幸せにしたい」という。
経済至上主義の時代の経営者たちとも違うし、
私の知っている経営者たちともかなり違う。

人の価値観は生まれ育った時代背景から育まれてゆき、
その“ニュータイプ”の人たちの試行錯誤により、
次なる新しい時代を創っていくということ。
(だからパラダイムシフトが起きるわけ)

まずは京都に行きその「佰食屋」を体感して来なければ。

時代の変わり目はお店では見えないだろうが、
何か新しさを感じられるはず。
10月のビジ達でのレポートをお楽しみに!

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10月のビジ達でのレポートをお楽しみに!

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ファインスピリッツキーワード

09/17
2019

synmain

“スマ際”を制するものはビジネスを制す

実はサブタイトルとして
「スマ際ADVANTAGEの法則」としてみた。

ところで、“スマ際”ってなんなんだ?となるだろうか。
これは、水が流れているスレスレを表す“水際”という
言葉があるように“スマホの際”ってこと。
相変わらず、いい言葉を造るよね~

実はあの懐かしいPPAP。
ペン・パイナップル・アッポーペン。
YouTubeで1億3千万回超えととんでもない
視聴回数となったピコ太郎はテレビ・CMにと
引っ張りだこになった。
その後、古坂大魔もテレビに出演し続けている。

前回も紹介した「みんなで筋肉体操」の腕立て伏せ
だけでもYouTubeで500万回超えの再生数。
これにより、俳優の武田真治は今やドラマ・バラエティにて
大活躍中だ。そして同僚のスェーデン出身の庭師も弁護士も
注目されている。

“YouTubeを制するモノはビジネスを制する”とも言われた
わけだが、YouTubeだけに限らずスマホの廻りを自分たちの
ビジネスにどうつなげて行くのかがポイントなのだ。

先日αクラブセミナーに登場してもらったDDTプロレスリング。
DDTプロレスはツイッター含めSNSを駆使してレスラー自身も
ファンとのコミュニュケーションをとっている。
これを密にすることにより興業の時の自分への声援へと
つなげている。

そしてプロレスファンが注目する
“ライブストリーミング”。ここにも。スマホ視聴を意識した
「サブスク」展開等が重要となってくる。

将来5G通信時代になればよりリアルタイムでの動画配信が
拡がっていき、その視聴に合わせたプロレスイベントの
作り方、見せ方も重要となってくるだろう。

そう! 今、注目のZOZOTOWNも表現の仕方、
写真の撮り方見せ方もスマホでの視聴を意識して
展開していることで、あそこまで売上げを伸ばした
ということ。

さらに今考えてみればアマゾンの倉庫、在庫管理、
決済、配送、カスタマーサービスという“フルフィルメント・
バイ・アマゾン(FBA)“もスマ際を意識したものだった。

すなわち、スマホを介してどういうモノを売っていき、
どう表現して、どう値決めをすれば、多くの人たちがボタン
ひとつで買ってくれるようになるのか。これらを全部ひっ
くるめて“スマ際”をしっかり意識して日々試行錯誤し
ビジネスに落とし込でいるのが注目のプラットフォーマー
といえるだろう。

ほらほら・・・わかってくれました?
“スマ際”を制するモノはビジネスを制する ってことを!








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個性豊かなレスラーたち!

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スマートフォンの活用が必須だ

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先取りビジネストレンド

09/17
2019

tremain

シュリンク時代の“ジャパニーズアップサイクル論”

先日紹介したジャパニーズアップサイクル論。
リユースでもリサイクルでもなく、“アップサイクル”?
アップサイクルとは既存のものに新たな価値を付与して
もっと使える、必要とされるものに変えていくという
概念。これからの日本はこの価値観がないといよいよ
その先が見えなくなってくると感じているのだ。

そしてシュリンクとは「縮小」という意味があるのだが、
シュリンク時代とは、日本の人口減少、少子高齢化におい
て、市場の縮小化が起きる時代だということ。例えば全国
のコンビニ数、マクドナルドや牛丼の吉野家の店舗数も
少なくなっていくはず。

国内だけでなく、世界的にも先進国が横並び状態となり
成熟市場に入ってゆく。
日本では少し前までは欧米を目標にし、追いつき追い越す
ための課題が明確だった。そこで問題解決型能力が重宝
されたわけだが、成熟時代を迎え課題が少なくなってきて、
何を目指すかが不透明な時代。これもシュリンク時代と
言える状況だ。

こんな時に大手プラットフォーマーによる市場の寡占化が
起きている。GAFAとマイクロソフトを足すグローバル
メガプレイヤーが世界市場を席巻しているこんな時代、
どう対応していけばいいのか。そこでパラダイムシフト
の今、注目のキーワードからひもといてみると・・・。

*働き方改革からの「ワークシフト」
*人生100年時代の「ライフシフト」
*グローバルメガプレイヤー達の市場の寡占化
*生産現場で使われるRPA(ロボティクス・プロセス・
 オートメーション)
*フィンテック
*AI、ICT
*シャアリングエコノミー
*サブスク2.0
*ビジュアルストーリーテリングの動画2.0
*キャシュレス社会

シュリンク時代、つまり課題が見えない時代にあって、
自分達を“アップサイクル“させるために、これらのキー
ワードをうまく活用していけば・・・
そう!アップサイクルの種になっていくということ。

そして#アップサイクル“とは生産性を上げるだけではなく
人々の働くモチベーションをあげていき、あるいは自分達の
存在理由を感じ展開していくことも含まれる。
結果的に、高付加価値化、高所得経済化を目指す!
というのが私的、“UP-CYCLE”の発想。

しつこく言う!!
シュリンク時代のキーワードそのものがアップサイクル
の「種」になるということ。
そして日本が次なるステージに行くためにもこの
“ジャパニーズアップサイクル”が必要なのだ!

tremain

ユースでもリサイクルでもなく、“アップサイクル”

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09/09
2019

moba

あなたは「オールドタイプ」、それとも「ニュータイプ」!?

え~、こう言われて「オールドタイプ」でいいやと思う人は少ないはず。
当然、「ニュータイプ」に入りたいわけだが…
とはいえ、ミレニアル世代の発想でありその価値観との違いは
このところ十分理解しつつあるわけだ。

先日、紀伊國屋書店で手に取り読み始め、
ショックを受け続けている『ニュータイプの時代』。
とにかく昭和の時代に会社を立ち上げた経営者としては
突きつけられることばかり。

さて、このコラムを読んでくれているあなたも
「オールドタイプ」であることを分かって欲しい。
(ははっ、決めつけてしまったが…)

この20世紀の後半まではずっと
「問題が過剰で解決策が希少」という時代だったので、
学ぶ目的は「問題解決能力の向上」に置かれていた。
ところが、少し前から「問題が希少で解決策が過剰」
という時代に突入しつつあるという。

だからこれまで論理的で、勤勉で、責任感も強く
“優秀な人材”とされてきた「問題解決型のオールドタイプ」は
急速に価値を失っていくというのだ。

相まって、自由で、直感的で、わがままで、
好奇心の強い人材「ニュータイプ」が
今後は大きな価値を生み出し、評価されることになるだろうと。

20世紀の後半から21世紀の前半まで、
50年ほどの間「望ましい」とされてきた
思考・行動様式の多くは急速に時代遅れのものになりつつある。
すなわちこれら旧態依然とした思考・行動様式こそが
「オールドタイプ」だという。

あのセグウェイを事例として取り上げ…

世紀の大発明と言われ鳴り物入りで登場したにもかかわらず
“セグウェイ”はなぜ売れなかったのか!?
セグウェイの登場のタイミングとして
「何の課題を解決するのかはっきりしない製品だった」ということ。

それだけ「ソリューションによって解消したい課題」が
希少になりつつある今、問題解決能力を保持する
「オールドタイプ」の活躍の場は少なくなってきているというのだ。

読めば読むほど、突きつけられる「オールドタイプ」。

ほ~、ふ~ん。
「オールドタイプ」ねぇ~。

ところで著者の山口 周さんは
なぜ逃げ道のない「ニュータイプとオールドタイプ」
なんていうネーミングにしたんだろう!?

何か悔しい気分だが…
もしかしたら、今からでも「ニュータイプ」に
切り換えられるって言いたかったのかもしれない。

ふっふっふっ…諦めない。
え~、このしつこさがオールドタイプだって(^◇^;)

moba

はたして、あなたはどちらだろうか⁉

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