これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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11/25
2019

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どっちが、ビリケンさん!?

ツバキを飛ばしながら関西弁でまくし立てる
“ビリケンさん”こと家田裕光氏。

ほ〜、この人がビリケンさんのモデル!?
と言いたくなるわけだが…
(あくまで私の経営者仲間なのだ)

この人の投げ出した足の裏を撫でてもご利益はないわけだ。

これまで何度も大阪を訪れてはいるが
“ビリケンさん”に注目したのは今回が初めて。

大阪の街を歩いていると、足を投げ出したビリケンさんに
たびたびで出会うのだ。
家田氏によると幸運の神様で、
足の裏を撫でるとご利益があるという。

そこで、記憶ある彫刻家を頭に浮かべてみたが…
高村光太郎でもないし、岡本太郎の作風でもないし。

実はこの“ビリケンさん”の生まれは予想だにしないアメリカ。
そして「BILLIKEN」はなんと100年以上前に
アメリカ人の女性芸術家によって制作された。

「夢の中で見た神様」をモデルとし制作されたというが、
あの愛嬌のある顔はどう見てもアジア人の顔。
(その作家はアジアへの憧れがあったともいう)
とはいえ「幸福の神様」として世界に発信されたのは
間違いないようだ。

1912年に通天閣の遊園地にビリケン像が造られたというから
なんと明治時代の終わりの頃。
そんなに長い間、関西の人たちにとって
身近な福の神として愛されて来たのだ。

ところで“ビリケンさん”にたびたび間違えられるという
まさに関西人気質の家田氏だが、
彼も大阪では名を残しているという。

あのバースの活躍で21年ぶりに阪神が優勝した1985年、
あの戎橋から道頓堀川に最初にダイブしたのが彼だという。
(まぁそれほど自慢できる話ではないが…)

あれから34年、そんな向こう見ずなことはできない年頃となった
家田氏だが、今や経営者としてアジアを駆け巡っている。
ビリケンさんほどでないにしろ、東京、タイのバンコク、
そして地元大阪とアグレッシブに活躍しているのだ。

もしかしたらいつの日か、大阪の福の神として
足の裏を触られるときがやって来るのかもしれない。

家田裕光社長の、これからの活躍次第ってこと!?

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どっちがビリケンさん!?

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大阪といえばビリケンさん

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先取りビジネストレンド

11/25
2019

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「活かすも殺すも、経営者(あなた)次第」というリアリティ

「活かすも殺すも、経営者次第。」
まさに、突きつけるキャッチコピー。
確かに激動の時代であり、その決断が遅れたり、
選択を間違えれば、当然、経営はたちいかなくなるわけだ。

先日、私も企画・運営に携わった東京NBC拡大定例会が
開催され120人もの来場者があった。
結果的に来てくれた方々の評判もよく満足して頂いたのだが、
それというのも“リアリティ”ある話が聞けたからだ。

登壇者は4人のパネラーとモデレーター。

平 将明氏 内閣府副大臣 衆議院議員
経産省関係で法律立案にあたり、
中小企業活性化のために活躍している。

石井 芳明氏 内閣府 科学技術・イノベーション担当企画官
先端技術を活かしながらのビジネス展開を実行支援する
行政官。中小企業経営者との関わりも深く
リアリティある事業を後押ししている。

出雲 充氏 株式会社ユーグレナ 代表取締役社長
「ミドリムシで世界を救う」というキャッチフレーズで
事業展開している。ユニコーン企業を発掘し
その支援にも取り組む。

山崎 恵氏 株式会社カピバラ 代表取締役
働き手が不足する今後に対して、働きたくても
働けないママに対して“ママ職”というマッチング
ビジネスを展開している。

モデレーターは“カイゼン”を提案するマコトインベストメント
社長ブラッド・シュミット氏だ。

そしてディスカッションテーマは、

■現在世界で24位の日本の生産性をどうあげていくか
■労働力不足にどう対処するのか
■AI 、IOTの先端技術競争にどう打ち勝っていくか
■日本ならではの付加価値のあるモノづくり、サービス
 づくりをどう実践していくのか
■国として中小企業に対してどう環境を整え、どう応援
  していくのか

行政官は、事業の目的・意義、そしてその経営者の
意識の高さにより“行政も依怙贔屓する”と言っていたのだ。
(うんうん。面白い!)
皆が一律に平等なのではなく、社会課題、環境課題
などへの取り組みとなるビジネスで、経営者としてのやる気や
姿勢を見て判断しているということ。

そして、この時勢、やっぱり経営者次第。
つまりあなたの決断、あなたの行動力が
如実にこれからの経営に直接的に影響がおよぶ
いうことが浮彫になった。。。

ビジネス環境が大きく変化する激動の時代、
あらゆる局面で、会社を活かすも殺すもまさに
経営者としての手腕がより問われるようになってきたということ。

今回のパネルディスカッションでは、中小企業の現場に精通し、
社会課題に対して政治家として、行政官として、経営者として
実際に実践している4人のパネリストとモデレーターということで
本当に“リアリティ”ある話の応酬(?)だった。
そこに“リアリティ”があれば、人は耳を貸すということ。
だからこそ参加者にとって有意義な時間となったのだ。

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「活かすも殺すも、経営者次第。」

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ファインスピリッツキーワード

11/25
2019

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求められる経営への“美意識”

山口周氏著の『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』には、
「分析、論理、理性に軸足をおいた経営、いわば
サイエンス重視の意思決定では、今のように複雑で不安定な
世界においてビジネスの舵取りをすることはできない」
と書かれている。

「論理的・理性的な情報処理スキルの限界」とも書かれているのだ。
論理性・科学的なことはAIやITの進化により
誰でもができるようになってきたわけで。。。
すなわち、どこが作っても、だれが作っても似たような
ものとなってくるということ。

この先、差別化をする上でのキーワードとなるのが“美意識”だと。

実は私も同じように感じていたのだ。
私の創業した会社は、
論理的で理性的な情報処理だけではなく、
クリエイティビティ、つまりアート的感覚が必要な業界だ。
そして、私の今の役割は“経営のデザイン”をアドバイスすること。
ということで、これまでも経営への美意識は大切にしてきたわけだ。

山口氏の本に加えるならば、
今のミレニアム世代、Z世代も含め、若い人達はモノが
あふれ、成熟化した社会で生まれ育った。
ということは、いい音楽を聴く環境も、いいデザインのものを観る
環境も整っていたということ
すでにいいものを選ぶ感性も身につけているというわけだ。

不自由なく、何でも手に入る若い人たちが、これから先
何を求めるかというと、それは「マズローの欲求の5段階」の最上階、
すなわち“自己実現欲求”なのだ。
だからこそこの人たちに満足してもらえる提案が
できる企業になる必要がある。

すなわちこれからの経営には、論理的で理性的な発想だけではなく、
直感的・感性的なスキル、「真・善・美」を意識した
クリエイティビティ、すなわち“美意識”が必要になってきた。

先日リーダーズセミナーでおじゃました石坂産業。
企業コンセプトは「自然と美しく生きる」なわけだが、
ここは建屋や風景が美しいだけではなく、経営にも、
「真・善・美」の直感的・感性的なエッセンスが盛り込まれている。
まさに“美意識”のある経営をしているのだ。

また大里総合管理も地域の課題に果敢に取り組み
地域を大切にしている。
経営の“美意識”をしっかり持っているということ。

拙著「儲けないがいい」にも登場した半兵衛麩さんも
“先義後利”を家訓にしているのだが、ここも企業としての
生き方「真・善・美」を意識している会社と言えるだろう。

これからの混沌として複雑で不安定な世界において、
企業がブランド力をあげ差別化をしていくための
キーワードとなるのが”美意識“ということ。
“美意識”がないと、これから先の経営は難しくなって
いくのだ!

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山口氏の『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』

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石坂社長も美意識のひとだ!

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