01/14
2020
才色兼備の令和の経営者!
“佰食屋”中村朱美代表曰く、
「内部留保は経営者の心の弱さと比例しているんです」
げげっ、なぜか耳に痛い。
何かあったら怖いからと内部留保するわけだが…
その額は増える一方になる。
そのため従業員をどんどん働かせることに。
もちろん、その先の読めない時代であり、
自然災害も多く、何があるかわからない時代である。
中村代表も“3カ月分くらいのプールはあってもいい”と。
それ以上の内部留保は
経営者の自信のなさや能力の低さだと指摘する。
(ん~、これまでこんなに明確に“内部留保”に対して
指摘された記憶はない)
それで予想もしない事が起きた場合は
従業員と共に問題解決に当たればいい。
“従業員ファースト”の経営をしていれば
有事の際には必ずや助けてくれるとも。
確かにそう考えると経営者は完璧でなくていいわけで、
ラクな気持ちで経営にも取り組めるわけだ。
この“内部留保は経営者の心の弱さと比例している”
を中村流に経営に反映させたのが“佰食屋”ということ。
経営のための目標でありノルマを“100食”としたのだ。
経営者の心の弱さや、自己満足のために
従業員を働かせることに問題を感じての考え方である。
“100食”というノルマを達成すれば経営的にも十分だし、
従業員は労働に比例する対価も貰え、場合によっては
早く帰れるというインセンティブもついてくるわけだ。
売上至上主義はもう通用しない時代だという。
とはいえ…
ランチだけで”100食”は簡単に達成できる数ではない。
まさに繁盛店でないと達成できない数字。
そのために“美味しい”には妥協しないという。
だから広告宣伝にはお金をかけず、“食材”にお金をかけるとも。
(ふむふむ、しっかりやることはやっている。素晴らしい!)
中村朱美代表、35歳。
お店を20代でオープンしてから7年と数カ月。
今回は京都に出向いての取材となったわけだが、
まさに才色兼備のミレニアル世代である。
(出向いた甲斐のある素晴らしい経営者だった!)
えっ、年に200冊の本を読むって!?
(スゴ~)
令和の時代に輝きを放つ、
ミレニアル世代ならではの経営者であることは間違いない。