これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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09/14
2020

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“仮面ライダー”にもストーリーがある

→それでは問題です。
この行列のできる東京駅一番街の“仮面ライダーストア”と
豊島区南長崎の“トキワ荘”とは深い関係があるのですが…
さて、その関係とは?

「え~、トキワ荘ってあの手塚治虫さんを筆頭に
その昔活躍された赤塚不二夫さんとか、ドラえもんの
藤子・F・不二雄さんとかが住んでいたところですよね」

→その通りですが、それでどんな関係なんですか!?
(なんで重要な人を飛ばして話してるんだろう)

「仮面ライダーは今も日曜日の朝方、テレ朝系で
放映されてますよね。
そう考えると永く続いてますよねぇ~。
あれぇ~初代の仮面ライダーは1971年だから、何と半世紀だ」

→仮面ライダーのことをよくご存知のようですが
ここでの問題は、その仮面ライダーと“トキワ荘”との関係です。
それではお答えください。

「はい、分かりました。初代仮面ライダーの藤岡 弘氏が、
友人だった石ノ森章太郎氏を訪ねトキワ荘に遊びに行っていた!?」

→ブー、ブー、ブ~~~です。
ぼ~としてんじゃねぇ~よ!
そんな関係は聞いたことがありません。
これで次の回答権は無くなりました。
(分かっていてはぐらかす最低の回答者でした)

ということで、この流れは“ちゃんちゃん”となるわけだが…

そうなんだよねぇ、50年も続いてくると
誰が原作者か分からなくなってしまうわけ。
テレビ放映も、何度も間が空いての再スタートが多かったしねぇ。

この“仮面ライダーストア”に並ぶ人たちは
誰も原作者“石ノ森章太郎”のことを知らないのではと思ってしまう。

今から約50年前、東映の関係者と石ノ森章太郎氏とで
スタートさせたのがこの特撮作品『仮面ライダー』。
『サイボーグ009』もカッコよかったし、石ノ森章太郎さんは
手塚治虫氏から学んだ漫画家の中でも
スタイリッシュなマンガを描ける人だったからねぇ。

だからこそ、仮面ライダーはそのスタイリッシュさから
次なる世代にも選ばれているということなのだろう。
まぁ、仮面ライダー俳優がイケメン揃いということもあるけど…

ということで、このカッコいい等身大の仮面ライダーは
もともとはこの“トキワ荘”から生まれたということなのだ。

私たちのこのどんどん変化するビジネスも
理由がなく変化するわけではない。
必ずそこには変化するためのストーリーがあるということ。

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東京駅一番街の“仮面ライダーストア”

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トキワ荘の関係は…!?

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仮面ライダーが生まれたのは、トキワ荘

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シナジースペシャル

09/14
2020

syn

“プール冷えてます”は感性思考シナジー

8月31日で“としまえん”が閉園となった。
1926年からの営業で94年目にしての閉園だ。
名残を惜しむ多くの人が最終日に訪れたとニュースになっていた。

私にとっての“としまえん”といえば、1986年の
「プール冷えてます」のポスターが印象深い。
その頃、広告制作会社を創業して間もない私は
このポスターに大きな刺激を受けた。
(正直なところ、こんな仕事をしたいものだと思ったのだ)
このポスターは、文字がやたら目立ち、
浮き輪をつけたペンギンが右側に小さくいるだけ。
デザイナーは大貫卓也氏。
まだ20歳代の時にとしまえんのポスター制作の
担当となり、上司から、
「ポスターを見た人が思わず豊島園に行きたくなるような
ものを創るように」と何度も念押しされたという。

「プール冷えてます」というキャッチコピーも含め
インパクトがあり、上司の思い通りの出来に仕上がっている。
だが、大貫氏は大きな文字と、存在感の薄い
ペンギンのデザインが“ダサイ”と思った。
このポスターを世にだしたら、“ダサイデザイナー”として
レッテルが貼られてしまうのではと。

しかしながら、このポスターは大きな反響を生み、
大貫氏にとってはターニングポイントになる仕事となった。
この広告を機に、“カッコよさ”を捨て、“本来の目的を伝えることを重視”
する“機能する広告創り”を決意したのだ。
実際、このポスターにより、豊島園には多くの人が訪れ、
ブランディングにも貢献したわけだ。

その後大貫氏は、ペプシマンやカップヌードルの
“hungry?”のCMも世に出して話題になった。

その後も毎年の豊島園の広告は注目を浴び続け、
“ウォータースライダーハイドロポリス”
というアトラクションの広告では、
“流しウーメン”というコピーが話題になった。
(ウォータースライダーを滑り降りるビキニの
お姉さんとの兼ね合いが絶妙だったからだが・・・)
豊島園が100年弱も続いたのは、
このような広告によるブランディングがあってこそだったのだろう。

こんなことをとしまえんの閉園で思い出し、
あらためて、“プール冷えてます”は
“感性思考シナジー”であると!思ったのだ。
感性思考で“流れるプール”をつくり、それを感性思考でアピールする。
これが相乗効果につながったということ。
人の感性に作用し刺激を与え、本来の広告の目的である
行動につなげゆくのだ。

今、左脳思考から右脳思考の時代と言われている。
左脳思考では正解がでにくい時代にあって、
右脳思考の方が効果敵に機能するわけだ。
ロジカルで積み重ねて答えが出るのではなく
2,3段思い切って飛び上がるような発想をしないと
思った以上の相乗効果は得られない。
感性思考から生み出された商品と広告が
うまく作用してこそ相乗効果が生まれるというわけ。

さぁ、感性思考を意識しよう!
自分の頭をやわらかくして発想していこう!・・・
ではないか。

syn

プール、冷えてます!

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はなまるア・ラ・カルト

09/14
2020

ara

鍵山流“慣性の法則”と名付けよう

いつものように勝手に私が“鍵山流慣性の法則”と
名付けてみた。
“慣性の法則”は小学校で習いましたよね?
「現在の速度を保ったままの運動を
続けようとする性質」のこと。
静止している物体は、そのまま静止し続けるという性質のこと。
地球上のほとんどのものがこの“慣性の法則”に従って
存在している。

この理論の応用として、先日のビジ達で紹介した
「チーズはどこへ消えた」。
ヘムとホーがいて、ヘムはチーズが消えても、
いつか戻ってくると信じ、動かなかった。
この“動かないこと”になじんでしまったのも
“慣性の法則”なのかもしれない。

さて、慣性の法則に“鍵山流”と冠をつけた訳は・・・、

鍵山秀三郎「一日一話」の中に、
『習慣が人格を形成する』というのがある。
「自分の人生を急によくしようとしても
よくなるものではありません。
一つひとつ、よい習慣を身につける以外に
方法がないと思います。
よい習慣に裏うちされたその人の行動が
全人格として表れます。
商売をしている人はお店の雰囲気に表れます。
物を作っている人は物づくりに表れます。
習慣が人格を形成します」とある。

ついつい自分の功績を自慢げに話す経営者に
ときどき出会う。
一部上場企業にしたこと。
株価を上げ、社員のボーナスも上げた
ことなどを語るわけだ。

私は“日本を美しくする会”で鍵山さんの近くに
いさせてもらったわけだが、
鍵山さんが自分の功績について
“自慢げに話したこと”を聞いたことがない。
話の内容は主に、
「自分が厳しい立場にあった時に、どう思考し
どんな葛藤があり、どう決断したか」だ。
私たちが学べる話に終始しているのも、“鍵山流の習慣”なのだ。

鍵山相談役が“徹底した掃除”をするようになったのも
自分にできることは“掃除”だとし、それを習慣づける
ことで周りの人が少づつ変化し、環境が変わっていったのだ。

習慣づいた行動はやがて、“慣性の法則”で継続されていく。
するとその行いが人格となって表れるということ。
“良き習慣”が継続していくことで“良き人格形成”につながる
ということは間違いないようだ。
ということで鍵山流“慣性の法則”と名付けたわけ。

さて、私の習慣は、週1本のビジ達7,結果YouTube配信は
既に30コンテンツを超えた。
週3本の“ビジネスの達人”も今号が888回目で18年目に突入。
月刊CD“ビジネスイノベーション”は先日200号で17年目。
そして毎週の腕立て伏せとランニングを継続し体重60キロをキープ。
体脂肪率は17%。
(ふっふっふっ・・・)
実は、・・・街の街頭清掃はコロナと暑さでさぼっていたのだ。
今後復活するけど、・・・果たして私の人格形成は!?
まだよい結果につながってないのかもしれない。
精進しなければ・・・


ara

“鍵山流慣性の法則”とは?

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