これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

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02/22
2021

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これが“令和新山”時代のおはぎ専門店!?

えっ!?こんな路地裏にお店が…
おーなぜか、おはぎ専門店。
こだわりのおはぎがずら~っと並ぶ。

つぶあん、きなこ、ごま、抹茶、ほうじ茶、くるみ…
さすがおはぎ専門店の品揃えだ。
(うんうん、関西風おはぎ!?で美味しかった)

この1月31日にオープンしたばかりだというが、
それでもインスタでの紹介から開店時にはお客様が並ぶという。

なんで神楽坂の裏通り、それも人通りのない住宅街でオープン!?
店主曰く「このコロナ禍もあり、
裏通りでひっそりと始めたかったのだという」

でも、若い人たちがSNSで注目してくれているのだ。
これが今どきのお店のオープンのし方!?

実は神楽坂には路地裏の人気専門店があちこちにある。
このお店から3分歩くと、こだわりのドーナツ専門店が。
そして早稲田通りの反対側に向けて3分ほど歩くと
こだわりのプリン専門店が。

そこからまた3分歩くと計り売りのこだわりのチーズの専門店が。
あっちにはこだわりのビストロが住宅街に…

これが“令和新山”時代のお店の出しかたなのかもしれない。
専門店、こだわり、裏路地、SNSでインスタ映え…

もう、表通りに高い家賃を払ってお店を出さなくていい。
高い広告費を払って宣伝しなくてもいいのだ。
そう、時代は“昭和”のマーケティングから大きくシフトしてきている。

その発信する情報は地球規模で発信されるということ。
あ~巷ではアメリカから来た“clubhouse”が一挙に拡がろうとしている。
(思わず登録はしてしまったが…その活かし方が分からない)
もう新しい時代に入ったことは間違いないだろう。

もちろん、お店の出し方だけではない。
私たちの社会生活もビジネスも、すでに次なるステージに移っている。

そして今、昭和のシンボルとして注目された“昭和新山”は下山のとき。
そして次に登る山は“令和新山”ということ。
(→詳しくは来週のビジ達“令和新山”の話を見てね)

とにかく、新しい山に登るということは、
新しい価値観と新しいルールがあり、新しい登り方があるということ。
話題の“前・森会長”のようにならないためにも、
まずは、昭和の山を降りよう。

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えっ!?こんな路地裏にお店が…

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つぶあん、きなこ、ごま、抹茶、ほうじ茶、くるみ…

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今どきのお店のオープンのし方!?

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はなまるア・ラ・カルト

02/22
2021

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宮田運輸の“こどもミュージアムプロジェクト”とは!?

子どもが一生懸命描いたものは、真っ直ぐに心に届く。
子どもたちのメッセージをポスターにして、
絵をトラックにラッピング。
なんとかして危険運転・交通事故をなくしたい。
こんなトラック運転手の願いから生まれたのがこの
“こどもミュージアムプロジェクト”。

先日Business Todayのゲストで登場してもらったのが
このプロジェクトを起ち上げた
株式会社宮田運輸の代表取締役社長宮田博文氏。
宮田社長は、子どもの頃から、トラック運転席の隣に
座るのが大好きだったという。

そんなトラック大好きな宮田社長の会社の
トラックがある日、死亡事故を起こしてしまった。
“大好きなドタックが人を不幸にした”と
絶望しながら、もがいていた宮田社長。
先輩の経営者が、
「おまえ、トラック好きなんやろ?
だったら、トラックを活かす道を考えろ」と言った。
その頃、売上を伸ばそうと必死になっていたが、
この一言で、数字に追われて見えなくなっていた自分に気がついたのだ。
「そうだ、トラックが大好きだったあの頃の
“子どもの心”で、会社をやってみよう」と思ったという。

そこで、ある運転手がダッシュボードに子どもからの
メッセージを入れて運転していたことからヒントを得て、
トラックのボディに子どもたちからのメッセージや絵を
ラッピングするプロジェクトに行きついたという。

宮田運輸がこの、こどもミュージアムプロジェクトを実施した結果、
危険運転・交通事故の圧縮、安全運転、社員の幸福、社会の幸福、
そして世界の幸福につながったという。
このプロジェクトは業界を超え、
中国へも広がり、宮田社長も中国へ招かれたという。
さらに、「宮田運輸ドキュメンタリー映画」までもできて
2019年11月に公開された。
テーマ曲は日本センチュリー交響楽団が協力。
映画制作に関して、多くの支援者が参画してくれた。

この話を聴きながら、大きなトラブルや事故がきっかけで、
経営者が発憤して、その後の経営に反映される事例に思い当たった。
ビジ達でおなじみの大里綜合管理も数十年前に
作業中に事故をおこし、若者の命が奪われた。
この事故を機に野老社長が行き着いたのが
「経営理念の見直し」「地域、社会貢献」だ。
そして“ちょっとした小さな油断”をも起こさないために、
“徹底した掃除”へとつながった。
石坂産業も1999年のニュースステーションの思わぬ風評被害による
アゲインストな状況から、今の石坂産業に行き着いている。

宮田社長も、野老社長も石坂社長も、
何かとんでもないことが起きたことをきっかけに、
自分達の理念を見直し、“存在理由”を再確認したことが
その後に活かされているということ。
トラブルが起きた時、それをどう経営に
結びつけていくか・・・
あなたはその時、その危機を活かせるのか!?

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ビジネストゥデイのゲスト

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宮田運輸の代表取締役社長宮田博文氏

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選ばれる仕事道

02/22
2021

sgt

ミレニアル時代に求められる佐藤可士和的思考とは!?

『世界のエリートはなぜ“美意識”を鍛えるのか?』
~経営における「アート」と「サイエンス」~
『13歳からのアート思考』
『感性思考』
これらは以前ビジ達で紹介した本だ。

論理的思考を代表する「左脳的思考」を持つMBA人材よりも
デザインスクールが提供するMFA(Master of Fine Arts=美術学修士)
人材の方がビジネス上での価値が高まっていると・・・。
強烈な差別化を持ち、インパクトを与えられるのは
この“感性思考”から生まれる。ということなのだ。

“必要(ニーズ)からくる課題解決の時代”は終わり、
“欲求(ウォンツ)からくる課題解決の時代”とも発信した。
そうなると論理的発想でたどりつけるところは限られてくる。
一方、アート思考、感性思考は、まさにウォンツでり
感性に響く提案ができるという話なのだ。
これから求められる新商品開発、ブランディングのためには
感性思考、アート思考からのアプローチが大切なのだ。

先週のモバイルでも書いたが、佐藤可士和氏の展覧会に行ってきた。
そこで「佐藤氏はブランドマークを綺麗にデザインするデザイナーという
わけではない。
その企業の可能性をブランドに反映し、
ブランディングの時間軸をもデザインしている」と書いたが、
このことを展覧会で目の当たりにしてきたのだ。

中島流で付け加えると、
「佐藤氏はクライアントの理念を共有し、
次なるビジョンを引き出し、言語化し、それを的確に表現しながらの
佐藤可士和流のアウトプットを実践している。」

これまでの主な佐藤氏の仕事は・・・、
“SMAPプロジェクト”を解散するまでの17年間担当。
ユニクロは2006年のニューヨーク、ソーホー地区の
旗艦店発進から既に15年経過。
楽天は2003年から17年経過。
楽天はゴールデンイーグルスのマーク、
“FCバルセロナ”とのパートナーシップもしている関係で
カンプノウのサッカー場にはあの楽天のマークがあり世界中で
見られている。
TSUTAYAのTカードは2003年からだ。

これら多くの名のある企業が次なるビジョンを
展開しようとする時に佐藤氏を採用する理由は
数年先をも見据えていることだ。
佐藤氏はクライアント(経営者)としっかり
コミュニュケーションをとり、
お互いのキャチボールから可能性をさらに広げ、
次なる展開までをも導く。
すなわち、その企業の時間軸をもデザイン
しているということ。

今、時代が求めているのは、アート思考、感性思考だ。
その意味で、まさに佐藤可士和的ブランディングは誰もが欲しいところ。
佐藤可士和の仕事道・・・おわかりいただけただろうか?

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佐藤可士和氏の展覧会に行ってきた

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時代が求めているのは、アート思考、感性思考

佐藤可士和の仕事道

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インパクトは “感性思考”から生まれる

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モバイルショット

02/15
2021

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必勝請負人、佐藤可士和氏って!?

先日、あるラジオ番組に佐藤可士和氏が登場していて、
「佐藤可士和展」を知り、さっそく国立新美術館に足を運んでみた。
祝日だったこともあってか、驚くほどの大盛況。

え~、一般の人が佐藤可士和氏の展覧会にこんなに来る!?
このコロナ禍でも、この六本木にみなさん足を運んでいたのだ。

佐藤氏は自分が“国立新美術館”のシンボルマークを創ったこともあり、
今回の展覧会開催の話にはワクワクしながら望んだという。

私もまさに同じ業界にいたわけだが、佐藤可士和氏の
その“仕事ぶり”には感心させられる。
ユニクロ、楽天、日清食品、セブン-イレブンなど
有名どころをやっているからというわけではない。

実は、私も関わりを持った立川市の“ふじようちえん”で
その“仕事ぶり”を実感したからなのだ。
そう、佐藤氏は幼稚園づくりにもそのクリエイティビティを発揮している。

“ふじようちえん”の加藤園長からその当時の佐藤氏とのやり取りであり、
進め方等いろいろお聴きした。

てっきり平面のデザインをお手伝いするのかと思いきや、
設計士と組んで注目の楕円形の幼稚園建屋を創造することに。
なんと園舎全体が巨大な遊具となっているのだ。

この“ふじようちえん”はその造りがユニークなだけでなく、
園児はもちろん父兄にも人気で、存在理由のある幼稚園となり、
常に入園希望者で溢れる幼稚園となっている。

その“ふじようちえん”に経営者たち数十人をお連れして、
園内視察や園長の話はもちろん、
園の給食まで体験させさせてもらった記憶が…

とにかく、こどもたちの顔つきも含め、
それまでの幼稚園の概念と大きく違っていたのだ。

さすがの必勝請負人の佐藤可士和氏である。

佐藤氏はブランドマークを綺麗にデザインするデザイナー
というわけではない。
その企業の可能性をブランドに反映し、
ブランドディングの時間軸をもデザインしているということ。
(同じ業界にいた者として、ちょっと嫉妬心も湧いてくるが…)

佐藤可士和氏は有名どころのリーダーが依頼したくなる
“意味あるアウトプット”であり、実績までも創ってくれるということ。

今やそれらのブランドたちは、私たちが訪れる世界の大都市でも
その存在感をアピールしながらビジョンを発信してくれている。

今、盛んに“美意識が求められる時代”とよく耳にするが、
佐藤可士和展を観てその理由が分かったような気がするのは
私だけだろうか!?

この“美意識”にヒントをくれる展覧会は
5月まで開催しているという‼︎

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「佐藤可士和展」に行ってきた

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驚くほどの大盛況

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5月まで開催している

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02/15
2021

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“アジリティ”が求められるから「時間を買う!」

ビジネス用語として使われることが多くなった
“アジリティ”とはスピード、素早さ、機敏性という意味。
今のビジネス界、“先手必勝”で“早い者勝ち”だ。
新しい先端技術が次から次へと開発されてきている。
それらを取り込み、いかにスピーディに次なるステージへ
あがるかが求められているということなのだ。

何故、DX(デジタルトランソフォーメーション)
が求められのか。
何故、クラウドファンディングやVC(ベンチャーキャピタル)
が注目されるのか。
などを探っていくと・・・、

1.DXに投資することとは・・・
ロボットを使い、AIを活用してデジタル化を進めることは、
人より早く、コストをかけずに効率よくパフォーマンスを
あげることにつながる。
→ 結果的に“時間を買う”ことに通ず。

2.クラウドファンディングもVCも・・・
多くの企業家がVC相手にプレゼンテーションをし、投資を促す。
通常であれば、なかなか融資を得ることも難しいテーマも、
クラウドファンディングにて先に資金調達を可能にすることができる。
→ 結果的に“時間を買う”ことに通ず。

3.M&Aも
先日も紹介したM&Aも“時間を買う”ことに通ず。

4.私が定期的に開催していた海外研修ツアーも・・・
海外の事例を日本ではまだ見えないうちに見ることで
自分達のビジネスに早く活かしていけるというわけ。
→ 結果的に“時間を買う”ことに通ず。

5.経営者の会への入会
 東京NBCという経営者の会に入会してみると
 多くの経営者との交流により、
 気づかされることもたくさんある。
経験を重ねている先達たちの知見を聞くことで
自分達のビジネスにより早く活かせるわけだ。
会費も経費もそれなりにかかるのだが・・・。
→ 結果的に“時間を買う”ことに通ず。

そして、セミナーや講演会に行くことも時間を買うことに通じている。
楽天の三木谷CEOも、鎌倉新書の清水社長もある時期
1日60万円もするセミナーに参加したという。
このセミナーからヒントを得て起業をし、
その後、“楽天”になり、“鎌倉新書”
になったという。
これも“時間を買う”ことにつながっているのだ。
すなわち、手間ヒマかけて試行錯誤する前にヒントをもらうということ。

例えば、新型コロナウィルスのワクチン開発も
世界の企業が“我先に”と開発をし、使ってもらおうと、
スピードを競い合っているのが最たる例なのだ。
これが今求められているビジネスアジリティ。

これからは「時間を買う!」という企業戦略が意味をなす時代。
それはビジネスに“アジリティ”が求められるようになったからなのだ。
“時間を買う”発想を常に意識しておこう。
淘汰される側にならないためにも!?


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“時間を買う”発想を常に意識しておこう

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