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11/12
2018

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サン・セバスチャンに倣って “オープンソース化”

先日、北海道は十勝で
美味しいラーメンが食べたくなりラーメン屋に入った。
事務所に行く途中にあり、
前々から店構えが気になっていたお店。
ネットで調べたところ評判もまあまあ。
そこで、「ら~めん炙亭ぼたん」の
暖簾をくぐったのだ。

十勝地方は養豚が盛んで、
独特な飼育法で育てられたホエー豚がいる。
私が注文した「雪味噌らーめん」にも、
ホエー豚のチャーシューが直火で炙られ
大胆に2枚乗せられていた。

やはり北海道の味噌ラーメンは美味い!
ラーメンの余韻に浸りながら、
ふと北海道ラーメンを検索してみた。

すると札幌ラーメン横丁のお店以外にも、
耳にしたことがあるような店名がズラリ!
星の数ほど、という言葉がふさわしいほどだ。

そこで考えたのは、北海道のラーメンが
こうも支持されている理由だ。
それは“競合しているから”ではないだろうか。

競合することは、切磋琢磨する理由となる。
すると個々のレベルアップにつながり、
地域の注目の商品に。
そして、多くの人たちが訪れ来店することへ。
それがさらなるレベルアップへと…。
(そう、競合レベルアップサイクルへと…)

ここで思い出したのが、海外研修ツアーで
訪れたサン・セバスチャンのこと。
ここを訪れた理由は、高城剛氏の著書
「人口18万の街がなぜ美食世界一に
なれたのか」を読んだことにある。

実際に見てみて導き出したひとつの結論は、
“競合するから”である。

サン・セバスチャンでは、
20世紀の末にかけて多くの若手料理人が
伝統料理の改革にチャレンジしている。
そう、新しいカジュアルなバスク地方ならではの
料理を競合しながら、研究開発していったのだ。

そしてここで肝となっているのが、
“レシピの公開”だ。
競合しながらもその先を見据え、
レシピ公開をルールとしたというのだ。
いわゆるレシピの“オープンソース化”である。
これが美食世界一になれたもうひとつの結論。

料理人たちは、人気店などのレシピを参考に
さらなる高みを目指し挑戦し続ける。
それが競争力を高め、街自体を美食の街へ。
そして世界から人が集まり…。

これは北海道も同様ではないだろうか。
北海道はラーメンだけではなく、
海や山の幸という絶好の資源を有している。

もっと多くの料理人が集まり、
“オープンソース化”をすることによって、
競争力が高まり自然とレベルが上がっていく。
それは、集客だけではなく
素材そのものに付加価値を生むことにも
つながるのではないだろうか。
すなわち、地域ブランディングにもなり、
多くの人が集まることで雇用も生まれていく。
(すばらしい展開!)

サン・セバスチャン、そして北海道。
これからの地域活性化の
最重要キーワードのひとつは
“オープンソース化”だ。

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これが「雪味噌らーめん」

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ら~めん炙亭ぼたんののれん

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高城剛氏の著書 「人口18万の街がなぜ美食世界一に なれたのか」

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