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08/05
2013

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スモール&グレイトへの道

「山の中の小さな工房」。
そんな価値観をもとにつくられたログハウスが、
三重県の山中にあった。

「手作りで手間暇かけて、
品質のいいものをつくれば売れるだろう」

創業当初は、こんな考えでソーセージやハムを販売していたのだが、
逆に手間がかかる分、大手の商品よりも値段も高く、
どんなに美味しくても売り上げは伸びなかったのだとか。

集客を目的とした交流会を開催してもほとんど効果はなく、
小さな工房は、半年もしないうちに倒産の危機を迎えることに…。

しかし、そんなある日、地元の幼稚園のPTAの方から
1本の電話がかかってきたそうだ。
内容は「自分たちの手でソーセージ作りを体験したい!」というもの。

そこで、幼稚園の子どもたち、親、先生方を含め、
皆でソーセージ作りに挑戦したところ…
これが大反響を呼ぶことに!

自分の手で豚肉に味をつけ、練って、羊の腸の中に詰める。
それだけで、子どもたちはキャーキャー言いながら大騒ぎ。
完成後は拍手喝采だったそうだ。

そのことによりファン獲得のヒントを得た小さな工房は、
すぐに会員制度をつくって組織化。
年会費を徴収して、
より楽しんで農業体験ができるようにしていった。

いまでは、手作りのハムやソーセージ、
野菜などを売るファーマーズマーケットあり、
それを食べるレストランあり、豚さんのショーあり、
なんと遊園地もあるという、
まさに夢の農業テーマパークに成長を遂げたのだ。

…と、そろそろ「小さな工房」ってどこのことだよって
思っている方もいると思うのでご紹介。

「山の中の小さな工房」とは、
「伊賀の里 モクモク手づくりファーム」のことだ
(わかった人はいたかな~?)。

ここで中島流のビジネスポイント!

それは、小さい会社は大手の真似をするのではなく、
大手にできないことをする必要があるということ。
いや、むしろ小さいからこそ
できることがたくさんあるのだ!

今回の例で言うと、それは「お客さまとの関係作り」。
モクモク手づくりファームは、
生活者が本当に求めていること、
すなわちモノよりもコト(「体験」を通した家族との思い出)を
重視することに気づき、そこを狙った展開をすることで成功した。

つまり大手にはできないお客さまとの親しい関係作り、
まさに中島流で言うところの“親化(しんか)”こそが
スモールカンパニーを「グレイトカンパニー」へと
昇華させた道だったということ。

今後継続してお客さまの期待を得るためには、
良い関係作りをすること。
それこそがグレイトカンパニーに近づく第一歩なのだ!

はっはっは!
弊社クオーターバックもそんなグレイトカンパニーを目指すぞ!

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創業25周年の農業テーマパーク!

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人との関係作りには体験型が最高の手法!

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