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12/10
2012

ohgonhi

“黄金比ビジネス”を求めて

時代によって流行はあれど、誰もが美しいと感じ、
自然の摂理にかなった比率は不変らしい。
その比率は1:1.618。“黄金比”という。

バルセロナ研修で見たハビエル・マリスカル氏のデザインは、
ポスターから椅子まで、すべてが美しいカタチと
気持ちいいバランスでできていた。

国や地域、時代をも超えた
美しいクリエイティビティは確かに存在するのだ。

今回ビジ達で取り上げた「鬼ごっこ」も、
時代や地域を超えて人々に愛されるものの1つ。
非常に身近であり、老若男女を問わず包括できる遊びだ。
まさに黄金比というフレーズが似合う。

では、ビジネスにおける“黄金比”とは
一体なんだろう。

そのヒントは、石田梅岩が語っていた
「実(まこと)に子孫を愛せば、道を学びて栄うることを致すべし」
という言葉。

商人道の意義を説いた言葉だが、
これは私の語る“仕事道”にも通じるだろう。

サステナブルなビジネスを展開するためには、
さまざまな要素のバランスを
保つことが大切なはずだ。
目先の利益や自分の欲望を優先していては、
長く継続していくことはできない。

近年、効率性や経済性ばかりが優先されてきたが、
本当に必要なのは時代の変化にも左右されない根幹を築くこと。

利益だけではなく、人を育てることや地域への貢献を心がけて
理念を持ったビジネス(経営)を徹底していけば、
相乗効果がうまくめぐって時代への対応力も身についてくる。

いつしかその姿勢は志に変わり、使命になり、
結果的にサステナブルなビジネスへと繋がっていくのだ。

時代を超えても変わらない、人々に愛されるビジネス。
それこそが“黄金比ビジネス”であり、
不変の美しさを持つ“仕事道”ということ
(今から300年も前に石田梅岩も語っていたくらいだしね)。

もちろん時代によって美の基準は
変化していくだろうが、
その本質は不変だ。事業や人は変わったとしても、
“黄金比ビジネス”を追い求めていけば
時代に対応しながら道を切り拓いていけるだろう。

私の使命は“黄金比ビジネス”を
追求していくことだと、再確認!

ohgonhi

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ハビエル・マリスカル氏の クリエイティブも黄金比!

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