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はなまるア・ラ・カルト

02/03
2014

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五代目当主、生き方の真髄

「夏場は4時起き、
冬場も5時に起きてうなぎを割いている。
やらないと腕が落ちる怖さがあって…」

江戸時代に創業した
老舗うなぎ屋・野田岩の五代目当主である
金本兼次郎(かねもとかねじろう)氏は、
なんと86歳!

先にも紹介したように、
当主として常にそのワザを保つために、
毎朝5時に起きて仕込みをしている。

そして、野田岩ならではの味を保つために、
未だに自らうなぎを焼いているという。

今から40年前には既にパリへ出向き、
フランスの伝統文化に触れ、
和食の店としてはどこよりも早く
ワインとうなぎとのコラボレーションを実現。

車もオースチンやオペルなど、
左ハンドルの車にしか乗らないという。

趣味である登山では、
80歳の時にヒマラヤの高峰に登頂し、
昨年末にも2度目の登頂に挑戦したのだ。

また時々、
「寒くないんですか?」と、

信号待ちをしていると、
見知らぬ人にこう声をかけられるそうだが、
それもそのはず。

足元は、冬場も裸足に雪駄ばきなのだ。
そんな質問に、金本氏は「顔と同じだよ」
なんて江戸っ子らしい粋な返しをするという。

私たちが想像するいわゆる
老舗の当主“だんな衆”とは、
かなり違うタイプの金本氏。
しかし、それが長年愛され続ける
「野田岩」として成長させてきた
秘訣なのではないだろうか。

それにしても予想を上回る
元気でハイカラな86歳。
この金本氏の仕事以外への行動力と追求心が、
野田岩の「幅」と「奥行き」に
つながっているということだ。

まさに、
ここに金本氏の生き方の真髄がある。

様々なことにチャレンジし、
冒険し、追求する。
多くの方から選ばれる
野田岩の味やサービスの根本は、
実はそんな当主の生き方に
あるのかもしれない。

「人生をどう楽しく生きるか。
楽しむためには遊ばないとわからない。
遊ぶと何かがついてくる。
何かに気づくことができる。」

このように語る86歳の
金本氏の目は輝いているのだ。
いわゆる遊びも仕事も、
お店や己を保つために日頃から鍛錬を続ける。
それが、金本氏が70年を超える
職人生活の中で到達した
答えなのかもしれない。

2/9、16は、
そんな金本氏の粋な話に
是非とも耳を傾けてほしい。

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InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝 6時から好評放送中!
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守り続けられた伝統の味

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野田岩の選ばれる秘訣とは!?

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