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はなまるア・ラ・カルト

06/16
2014

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“THE BEATLESの貢献”

イギリス視察ツアーで訪れた
ビートルズファンの聖地“リヴァプール”。
そこで私たちが宿泊したのは
“Hard Days Night Hotel”だった。
そう、ビートルズの名曲から名前を取ったホテルだ。

ホテル壁面にはメンバー像が設置され、
内装もビートルズ一色。
さらに、なんとその近くにはビートルズが
デビュー前から(? )演奏をしていたという
The CAVERN CLUBが!
そしてビートルズが292回もの公演を重ねた
というこのクラブで、私は実に印象的な光景を目にした。

ステージ上で30代(たぶん…)の
ミュージシャンがビートルズの曲を演奏すると、
世界各国からやって来たと思しき
ビートルズファンがお酒を片手に、
リズムをとって歌い踊るのだ。

もっとも、
青春時代にビートルズファンだった彼らの
多くが今は60代後半で、
頭も薄くなっていたりお腹も出ていたり…。
しかし、心から音楽を楽しんでいることはよく分った。
また今回は、ビートルズの歴史を辿れる
ビートルズミュージアムも訪れたのだが、
そこでもやはり世界中の熱心なファンが
イヤホンガイドを耳にし展示に見入っていた。
それも、平日にも関わらず結構な数の人が!

僅か7年半(これには驚いたが、
1962年10月から1970年の4月までしか
メジャーグループとしては活動していないのだ)の
活動期間にも関わらず、
これほど熱心なファンを生んでしまうとは。
私はミーハーなファンに過ぎないかもしれないが、
昨年11月のポールマッカートニーの
東京ドームでの来日公演を聴きに行った時には、
彼の素晴らしい歌声とエネルギーに感動したものだ。

ビートルズは素晴らしいロックバンドだ、
いや彼らのはロックじゃない、
ポップ・ミュージックだとか、
いろいろと評価して言う人はいる。
しかし、世界中でこれだけ多くの「音楽好き」を
生み出すことに貢献したグループなのだから、
ロックでもポップでもいいじゃないか
と思うのは私だけじゃないはず。

きっとビートルズに熱狂した世界中の若者たちは、
やがてビートルズを入り口に
他の音楽も好きになっていったに違いない。
どれだけ世界の多くの人を音楽好きにさせたか、
それを感じただけでも
リヴァプールに行った価値はあったと思う。
ビートルズがいかに偉大な
「きっかけメーカー」だったかを
知ることができたのだから。

そして、多くの人にとっての
良い「きっかけ」を作っていくこと、
これも“仕事道”なのだな、と実感した。

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ホテル外壁に立つメンバー像!

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これが聖地The CAVERN CLUB

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名曲を演奏するミュージシャン

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クラブでは、お酒片手にくつろげる

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ホテルのウインドーもビートルズ!

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もちろんフロントにもビートルズ!

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