これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

07/28
2014

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“馬を水辺に導く”役

You can take a horse to the water,
but you cannot make him drink.

「馬を水辺に導くことはできるが、
 馬に水を飲ませることはできない」
というこのことわざは、もともとは英国でできたもの。
馬にその気がない限り、無理矢理水を
飲ませることはできないという意味だ。

いや~深いねぇ。
ビジネスにしろ何にしろ、
興味がなければ一生懸命取り組むことはできないだろう。
「好きだから」「覚えたいから」という
モチベーションがない限り、
真剣に何かと対峙するのはなかなか難しい。

私がセミナーやコンサルティングを始めた理由は、
経営者の方々に自分の価値観で
何かを発信したかったから。

そのためにいいゲストスピーカーを呼んで
自らも勉強していこうと考えたのが、
αクラブ立ち上げの経緯だ。
モチベーションが十分にあったからこそ、
自分で水辺をつくり仲間も自分も水を飲んでいたのだ
(お陰様で20年間たくさん勉強させていただきました)。

振り返ってみると創業からの私の32年間は、
お客さまの要望を聞いて
企画を立ててプレゼンテーションをし、
決定したものを進行管理して仕上げ、
効果を上げてお客さまを喜ばせる…
という一連の流れのためにフル回転していた。

企画の仕事が大好きであり、
そこに喜びを見出していたのだ。

ところがある時気がついた!
仕事が好きなあまり、
すべてを自分でやろうとしてしまい
スタッフを育てようと
していなかったのだ(今になって反省!)。

本当は馬に水を飲ませなければいけないところを、
自分がほとんど飲んでいたというわけ(ありゃありゃ)。
もちろん、これではいけない。

今の私の役割は人を育てること。
自社でもそうだが、
定期開催しているリーダーズセミナーは、
企業の2代目や管理職など、
これからリーダーを担う人たちに学んでもらう場だ。

まずはビジネスを好きになってもらう。
そして自分の役割を理解し、
人を育てることを好きになってもらう。

大切なのは、自分の役割を理解し課題を明確にすること。
そして上司や部下の課題にまで手を出して、
人の成長を邪魔してはいけない。

経営者の役割はあくまでも、
水辺に導きモチベーションを引き出すこと。
本人がどう成長するかは、
その水辺で水をどう飲み、
味をどうとらえるか次第なのだ。

9月1日から私は晴れて会長職に就き、
新社長として山田が就任する。
さて、新社長は水の飲み方や味を
どうとらえるのだろうか!?

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馬を導くことはできても…

ara (2)

やりたくないことはさせられない!

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深いねぇ…とMr.セイージもしみじみ

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