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これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

12/03
2012

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捨てても、残るもの

“No.262”と“33年”。

これは、私にとってとても大切な数字だ…いや、「だった」というべきか。
“No.262”は私が今使っているメモ帳のナンバー、
そして、“33年”は手帳を貯め続けてきた年数だ。

先日私の会社では、クリーンプロジェクトと題した社内の大改装を決行。
デスクや椅子を一新すると同時に、
様々な不要と思われる資料や什器、備品を捨てた。
そこで私の手帳やメモ帳も処分することに。

改めて掘り返すと、一番古い手帳はなんと
1979年(33年前!)で、
メモ帳は262冊分。
この量を一冊もなくさずに保管して
きたのだから、我ながらスゴイ!

特に262冊のメモ帳は、日常での気になる出来事や、
浮かんだアイデアがたくさん詰まっている。
…しかし、昔の手帳やメモ帳を見返す機会なんてそうあるわけもないので、
ここは思い切ってゴミ箱へ。

すると、愛着があったモノを捨てたというのに、なんだか気分が良い…
そう、捨ててはじめて、自分が物に執着していたことを知ったのだ。

同時に、「モノを捨てた後に何が自分に残るのか?」という発想も湧いてきた。
大切にしなければならないのは、
そこで捨てても残るもの…
いや、残さなければいけないものとして次の5つが思い浮かんだ。

1.記憶(記憶がないと何も活用していけない)
2.スキルやノウハウ(学んできた自分の能力を発揮)
3.健全な体(やっぱり体が資本!)
4.人的ネットワーク(人とのキズナは
自分を助けてくれる)
5.人間性(人として誠実に生きるため)

特に、最後の2つ、人的ネットワークと人間性は深い関わりがある。
人間性が深ければ人的ネットワークが広がるし、
その人達のおかげで自分がもっと磨かれることもあるのだ。

人は最終的にモノや財産も捨て、地位も捨てても“何が残るか”なのだ。
様々なモノを捨てた時、本当の自分の価値が見えてくるかもしれない。

30年も前からの手帳やメモ帳、そして写真なども捨てたわけだし…
さて、次は何を捨ててみようかな?

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33年分をゴミ袋へ…

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多くのアイデアを生んだメモ帳たち

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歩んできた道のりを感じる

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会社を立ち上げるより前!

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