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04/08
2019

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木村秋則さんの“アゲインストとの闘い”

『私はいままで耐えてきたリンゴの木に謝ろうと思い、
夕方、手伝いの家族が帰った後、
1本1本お詫びしながら話しかけて歩いた。
「すごい頑張ったなぁ」。
リンゴの木に触れながら自分の気持ちを伝えた。

隣接している畑の人たちがこうした姿を見て
「木村はとうとう気がふれた」と思ったらしい。
私は4つの畑にある800本あまりの木に接しながら話しかけた。

しかし、周りの人たちの声に恥ずかしくなって
言葉をかけなかった隣の畑に接する82本のリンゴの木が
枯れてしまった。
その木の枯れ方がどれもみな同じ枯れ方だった。

枯れた木を見ていると、リンゴの木は話せはしないが、
みんな心があるんじゃないかと思うようになっていった。
だから死んだ木を見て、「申し訳ない」と思った』

これは「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏の話。

今回、“木村秋則自然栽培に学ぶ会”のイベントで
久々にナマでの話を聴くことができた。
病気と闘っていたことは聞いていたが、
ここまでしっかり木村流の話が
できるように元気になったのは嬉しい限りだ。
(何度も私の主宰する集まりで登場してもらっているだけに…)

やっぱり、実践してきた人の話には説得力がある。

無肥料、無農薬を試みたために
リンゴの木の樹勢が衰えて次々枯れていった。
それを見て木村さんは「花も実もつけてくれなくていいから
枯れないで耐えてくれ、お願いだから頑張って」と
ワラにもすがる思いで、
一本一本に声をかけて歩いたというのだ。

実はリンゴの木を苦しませたのは私で、
自分も苦しいけど、リンゴの木は私以上に苦しんで、
この数年じっと耐えて頑張ってきたのではないかと…

通常の人は木村さんのようなこんな発想にはならない。
私がリンゴの木に声をかけるとしたら…
「こんなに犠牲を払って耐えているのになぜ応えてくれない!
あと何をしたらリンゴの実をつけてくれるんだ⁈」
てな感じだろう。

こんな木村秋則さんもガンと戦い…
がん細胞にも声をかけているという。
私が死んだらあなたも一緒に死ななくちゃならなくなる。
だから本当に死ななければならない時まで、一緒に頑張ろうと。

木村さんらしい発想であり、
がん細胞もこの投げかけに応えてくれるような気がするのだ。
そして、木村さんがここで不在になっては、
ここまで拡がった“自然栽培の輪”がその勢いをなくしてしまう。

“革新”を起こす人は常にアゲインストと
闘い続けなければならないわけで、
その風ですら味方につける術をも持っているということ。
必要なのは“戦い続ける勇気”と
鍵山相談役が語る“情”ということなのだろう。

とにかく毎週どこかに出向けば、
そこには常に刺激と気づきがある。嬉しい限りである。

さて、この刺激と気づきをこれからにどう活かすか…だ⁈

mobamain

木村さんの著書

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“革新”を起こす人は常にアゲインストと闘い続ける

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奇跡のリンゴの木村氏

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