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08/17
2015

1

「正直」・「勤勉」・「倹約」

♪貴男はもう忘れたかしら
赤い手ぬぐいマフラーにして
二人で行った横丁の風呂屋
一緒にでようねって言ったのに…

まさに40数年前そんなこともあったし、
歌も歌っていた…

数十年振りに近所の銭湯へ。
お~~富士山だぁ~。
やっぱり、銭湯は富士山の絵でなきゃねぇ。

新宿区の還暦以上の住民へのサービスで、
月に4回は無料で銭湯にいけるという。
そのサービスに乗っかって銭湯に来てみたのだ。

おっ!電気風呂まである。
ビリビリビリビリ…うっ、効く~。
よくじいさんたち
これで心臓止まらないねぇ~。

それにしても毎日のように入っていた
40年前を思い出す。
そうそう、この真ん中の洗い場で
向かい合って洗っていた。

鏡の下が20センチ程
開いていてとにかく驚いた記憶が…

私は鏡を見ながらヒゲを剃っていて、
次第に目線は下へ。
“えっ!オレのってあんなんじゃなかった!”

なんのことはない、向かい側のオジさんの
股間だったのだ(・・;)

気づくまで、わずか1秒にも
満たない驚きだったが、
20歳の頃の私には“驚愕”と
言ってもいい程の驚きだった。
(そんな話は置いといて…)

その頃の料金は48円?55円?
くらいだった記憶が…
そして今は450円。
約10倍になったのだ。

この40年間にもちろん物価も上がったが、
さまざまな変化が…
この銭湯の周りはたくさんのビルやマンションが
立ち並び、街は大きく変化した。
住民の数も、間違いなく数倍になっているはず。

そして、その頃とは比べものにならない程、
街にはモノが溢れているし、
さまざまなサービスが用意されている。

お金さえ出せば、モノもサービスも
手に入れることができるのだ。

ところで私たちは、それらのモノが
必要なのか、不要なのか。
このサービスは必要不可欠なのか、
それともあると“いいなぁ”のサービスなのか、
判断できているのだろうか。

自由経済により、多くのモノやサービスが
必要以上に溢れているが、
必要か否かについて私たちは
しっかりした判断ができる程、
人として成長しているのだろうか。

本当にいま必要なものは何なのか、
時間の使い方の優先順位はこれでいいのか、
私たちは、しっかりした裏づけを
持って行動しているのだろうか。

銭湯の富士山は40年経った今も
一見変わっていないように見えるが、
日本のまちは大きくかわり、
その富士山を見ている私たちは、
時代に対応した変わり方であり、
成長をしてきたのだろうか。

40年の変化に私たちがついて
行けていない気がしてならないのだ。

こんなに混沌とする日本のいまだからこそ、
しっかりした自分の理念を持って行動し
なければならないのでは!?

そこで、“ビジ達”からの提案。
まだ、明確な理念に至っていない人は、
まずは、石田梅岩の語る
「正直」・「勤勉」・「倹約」を
意識して日々を送れば間違いないだろう。

自分に正直ではなく、世の中の道理に
合った「正直」を実践し、まずは
目の前の与えられた役割に一生懸命で臨み、
そして、自分のためだけでなく、
多くの人のためにも「倹約」の意識である。
(さすが、石田梅岩先生!)

私も、もっぱらこれを実践しようと心がけている。

何はともあれ、たまには銭湯に行って
全てを脱ぎ裸でいろいろなものを体験し、
人と比べることは自分を知る上でもいいのかもしれない。

ちょっとくらい驚くことになったとしても…

1

銭湯~

2

これが効くんだなぁ~

3

銭湯といえば!これだ!

4

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