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04/11
2016

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大沢悠里氏の継続の極意

「後悔はない。やり切った感じ。
これ以上やるとしつこい。あっさりも大事だよ。
30年間、聴いていただきありがとうございました」と。

さすが大沢悠里さんらしい番組最後のあいさつ。

『大沢悠里のゆうゆうワイド』は、4月8日
金曜日が最後の放送だったわけだが、何と丸30年。
1986年4月7日に始まったということだ。

もちろん本人もこれを最後に引退(?)しようと
思っていたようだが…。多くのリスナーから継続
を望む声が寄せられ、結果として“ゆうゆうワイド”
は、土曜日午後15:00~16:50(週1回)に移行という
ことになったという。(私たちの番組『ビジネス・ラボ』
にも継続を望む声は寄せられていたと思うのだが…、
私たちが固辞したことで…、はい)

私が大沢さんと親しくさせていただいて25年以上
になったわけだが、そのパーソナリティとしての
役割であり、責任感はハンパではない。
毎朝、始まる2時間半以上前にTBSに入り、ゲストの
方々に関わる情報の確認はもちろん、4時間半にも
渡るナマ放送の流れも打ち合わせしていたという。

またラジオから流れる声からは、その人の性格であり、
人間性も伝わってくると言われ、その結果がリスナー
からの“継続”を望む大きな声となったのだろう。

ビジネスでも経営において、“継続”の2文字は大切な
キーワードであることは確か。なぜ、大沢さんが30年間
番組を継続し、それでもまた継続を多くの人たちから求
められたのか。そこには何が存在するのか。

ここで中島流の分析。

大沢さんが、番組開始時に呼びかける「仕事をしながら
聴いてくれている方、病気療養中の方も聴いてくれてい
ると…」のフレーズ。そして番組最後の映画のエンドロ
ールのように読み上げる、すべての番組関係者のその役
割と名前。

これらの中に、継続のポイントがあるように思えてなら
ない。通常であれば、放送の表向きだけ大切にして発信
するのだが、大沢さんはさまざまな状況で聴いてくれて
いるリスナー側にも立ち、そして裏方の人たちを大切に
した展開をしていたのだ。

すなわち、表だけでなく「裏をも大切にした発信」である。

私も何度か寄せてもらったことがあるのだが、年に数回、
番組関係のスタッフすべてを招待しての食事会を開催し
ていたのだ。(もちろんすべて大沢さん持ちで…)

私達のビジネスに置き換えると、ビジネスに大切なのは、
つい表のお客様であり、仕事を発注してくれている人と
なるわけだが…、実は“継続”をテーマにしたときから、
“裏の人たち”、すなわち、そのビジネスを支えるスタ
ッフであり、関係者が大切になってくるということなのだ。

表も大切だが、ロングレンジで見ると裏の方がもっと
大切ということ。とにかく、大沢悠里さんの関係者を
大切にする言動はハンパではなかった。

やっぱり先輩方は身をもって大切なことを教えてくれ
るねぇ。私たちの日々でも、思わず“表”ばかり大切
にしがちだが、ここでもう一度“裏”のことも考えて
みようではないか。

さて大沢さんも少しは時間を取れるようになったことだし、
また街の“裏”を楽しみに行こうと誘ってみよ~っと。
(それってどこだ!?)

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“裏”の人たちも大事にし続けた大沢氏

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私も25年来、親しくさせていただいている

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時間も取れるようになったことだし…

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