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12/12
2016

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坐禅には、警策の刺激が欲しい

「残念ながら、心は鏡に映すことはできません。
その心の状態を映すのが坐禅です。」
ふむふむ、わかり易いお話。
(中山宗祐和尚、ありがとうございます!)

こんな風に自分と向き合うことが、
不断なかなかできないわけで、この試み(坐禅)が
本来の自分を取り戻すことにつながるということ。
さすがにさまざまな時代を越えて伝えられてきたもの
には、奥行きと説得力があるねぇ~。

坐禅は、調身、調息、調心が基本だという。
“調身”は身を調える。すなわち姿勢を調えてから…、
そして“調息”は呼吸を調えること。
“調心”は心、すなわち精神を調える。
ということは理解できるが、なかなか…心が調えられない。

頭の中には様々な思い、考えが駆け巡る。
あの和尚は、何歳くらいだろうか?
なぜ、お坊さんになったのだろうか?
生臭坊主になっていないのかな?
(すみません…6^_^;))

坐禅は何も考えない、考えない。
そう、坐禅は“何も考えないことを考える”なんて
言っていた人もいたなぁ~。なんて考えていると…、
おっ、和尚が警策(けいさく)を持って動き始めた。

いよいよだねぇ。
さて、だれが打たれるか。(いや、与えられるかなぁ~)
ここはやっぱり警策の1打をいただかないと、
体験にならないし…、なんて頭の中は
まだまだあれこれと走り回る始末。

そのうちに足音が近づいてくると、
思わず、警策をいただく仕草をしてしまう自分。
そして、パシッ、パシッと左肩2 回。
次は右肩をさし出し、パシッ、パシッと2 回。

お~いい音。ちょっと凝った肩には、いい按配の警策…
なんて思っていると、頭も心も動きっぱなしの坐禅
となってしまった。

実は、1年くらい前に曹洞宗の坐禅は体験していたのだ。
ところが今回は、臨済宗のお寺であり、
そのしきたりの違いにはけっこう驚いた次第。
曹洞宗は、壁に向って座るし、警策も1打だけ。
今回のは警策4打。そのお陰で警策のありがたみが
十分伝わった気分だった。

それはともかくも、この坐禅を日常のものにしようか
とも思ったりする。

私たちは、日々のビジネスや生活の中で、
ついつい目先を追い、優先順位を間違えて
しまっているのが実際なのだ。
そこで日々の中に、この心の鏡となる坐禅を活用し、
“自分”を整理整頓しながら本来の自分のあり方を
模索する。

いいねぇ。
そして、その“あり方”に向け、自分を集中投資する…。
ふむふむ、これはかなり意味ある坐禅となるかもしれない。

ところで、いろいろな迷いが出たとき、
誰が警策を与えてくれるのだろう。
私にとっては、あの警策の刺激はかなり魅力的に思えるのだ。
なぜか坐禅をやるなら、あの警策の刺激も欲しいと
思ってしまうのは…、私だけ?

いやいや、趣味の問題で言ってるわけではないよ…。

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坐禅体験をさせていただいた臨済宗妙心寺派東京禅センター

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調身、調息、調心のお話しをしてくださった中山宗祐和尚

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私も警策をいただいた

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合間に足をほぐし…会社の皆にとっても貴重な体験となった

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