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目からウロコのおすすめ本

04/12
2021

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『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』大野萌子(もえこ)著

いかに私達が余計なひと言を発しているか・・・。
この本にはそんな事例がたくさん掲載されていた。
反省するばかりだったことも含め紹介する。

その前に触れておきたい本が、佐々木圭一著の『伝え方が9割』。
この本は、なんと発行部数が112万部突破している。(スゴイ!)
例えば、好きな人をデートに誘う時、
「デートしてください」では断られる確率が高いが、
「驚くほど旨いパスタの店があるんだけど、いかない?」
と伝えると“行ってもいいかも”と思う確率がグーンと高くなると。
すなわち、伝え方次第で結果はだいぶ違うということなのだ。
佐々木氏はコピーラーターで、普段からいろんな言いかえを
訓練しているクリエイター。
同じところにたどり着くには、様々な方法があるが、
より多くの人が思わずそこに行きたくなる発想をすべきとのことだ。

さて、今回のおすすめ本、
『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』
の事例を紹介する。

1.“ちゃんと”、“しっかり”、“徹底的に”
→「この作業はここまでやってください」に。
曖昧な表現を避け、受け手側がわかりやすい
具体的な数字などを入れると伝わる。

2.「ご存じないと思いますが・・・」
→「ご存じかもしれませんが・・・」に。
つい言ってしまう表現。私は情報通だから知っているかのような
態度が見えてしまう失礼な表現。

3.「若いのに、しっかりしているね」
→「しっかりしているね」
「若いのに」をつけてはダメ。
若いから経験も知識もなくうまくいかないはず
と言っていることに。年齢に関する発言は差別にもなる。
17歳でデビューしたDoul(ダウル)は、
“15歳なのにうまいね”と言われてムッとした言っていた。

4.「要するに何が言いたいの?」
→「いちばん言いたいことは何?」とか。
 「私にもわかるように説明してください」などに。
ついイライラして言ってしまいがちだが、
受け手は相談を拒否された気分にもなり、
ハラスメント扱いされる場合もある。

5.「世の中そんなに甘くないから・・・」
→「あなたの考えをきかせてくれる?」
  親が子に、上司が部下に発してしまいがちだが、
これらは“地雷ワード”だ。

6.「やっぱりダメだったね」
→「よくがんばったのに残念だったね」
 相手にマイナス評価をしていたことが明らかになる失礼な言葉。

紹介したものは実際私もつい発言していると思う。
言い方ひとつで相手の気持ちは大きく変化する。
これからは、感情任せの発言は控え、
直前に、“ほんの一瞬”止まり、
その場の状況や相手の事を考え、
言葉を選ばなければならないと感じた。
人間関係をよくするためにも、言い方を考えていきましょう!


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いかに私達が余計なひと言を発しているか・・・。

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