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11/12
2018

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マリリン流“パラダイムシフト”

LS北見。
ピンときた方も多いのではないだろうか。

そう、平昌五輪で日本代表として
銅メダルを獲得したカーリングチーム
「ロコ・ソラーレ北見」のことだ。
その代表理事を務めるのが、
“マリリン”こと本橋麻里さんである。
(収録取材でお会いしたというわけ)

30代の前半でありながら、
チームを先導するリーダーかつ経営者。
今回は、そんな本橋さんの仕事道だ。

さて、ロコ・ソラーレ北見といえば、
前述したように平昌五輪でメダルを獲得し
一躍日本中で注目を浴びた。
だが、その歴史は存外長いというのは
ご存知だろうか。

北見の常呂町といえば、
カーリングの聖地として知る人ぞ知る存在。
1988年、今からおよそ30年前から
専用の屋内カーリングホールがあり、
地域をあげてカーリング選手の
育成を行っていた。

これまで、18人もの日本代表選手を輩出しているが、
いかんせんこの地域のチームは保有していなかった。

そこで、2010年のバンクーバー冬季五輪後に
本橋さんが一大決心をして
結成したのが「ロコ・ソラーレ北見」だ。
そのわずか8年ののちに、平昌五輪でメダルを
獲得するに至ったのだ。

私などから見ると、結成から8年でこれだけの
快挙を成し遂げたのだから
「目標が達成できたのでは…」と思ったのだが、
本橋さんは平然とこう言った
「これは私たちにとって通過点です」。

そう、彼女たちにとっては、
ここが通過点であり転換点なのである。
すなわちパラダイムシフトのときであって、終着点ではない。
チャレンジをくり返してきたことによって、
さらなるチャンスを得たに過ぎないのだ。

メダルを獲得したことで、
チームとしても地域としても活性化した。
しかし、本橋さんも選手たちも
「自分たちの力は
まだまだこんなものじゃない!」と
考えているのだという。

チャンスを得ることはできた。
次は関わる人たちや、
日本中のカーリングファンの
意識を変えていく。
それが、「世界のロコ・ソラーレ」へ
つながる道なのだという。

本橋さんは、まだまだ現役でも
一流のプレイヤーだ。
だが、彼女は平昌五輪でも選手登録は
していたものの、プレイには参加していない。

それは“次”を見据えているからだという。
もはや、プレイをするだけが仕事ではない。
チームの内側から、よい意味での
プレッシャーをかけて意識を変革していく。

これが、“マリリン流”の仕事道であり
“パラダイムシフト”なのだ。
(すばらしい…!)

★そんな本橋さんが、月刊CD Business Today 2月号に登場。
 興味のある方は、こちらから!
 http://bt.q-b.co.jp/business_today/

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カーリングで銅メダルを獲得!

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“マリリン”こと本橋麻里さん

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