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04/15
2019

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TBM社山崎社長の「動中の工夫」

100年続く事業の条件とは何か?
きっとそれは、利益だけでなく、社会に求められる事業だろう。
ではそれを生み出すための「工夫」とは?

今回お話したいのは、まさに「100年続く事業を」
との想いで会社を興した山崎氏について。
彼は、『TBM』という会社の創業者なのだが、
設立は2011年だと言うからまだ8年目。
この会社の主な事業は「LIMEX(ライメックス)」という
革命的新素材の製造・販売と普及だ。

このLIMEX、
「目的に応じて紙にもプラスチックにもなる新素材」
と言えばいいだろうか。

まず紙のように書き込み・印刷できるが、
濡れても滲まず破れない。
使った後は、包装容器などにアップサイクルできるという。

角度を変えて言うと、クリアファイルやお皿などで、
プラスチック素材の代わりを果たすことができる。
耐水性が高いので、屋外や水周りにあっても劣化しない。

従来の紙素材生産にはパルプ材・水資源が大量に必要で、
一般的なプラスチック素材は廃棄の際に
自然界へ悪影響を及ぼすことが大きくクローズアップされている。
それらを考えると、まさに「革命的」新素材と言えるだろう。

こうした可能性と環境への優しさから、
今最も注目を集めている素材と言っても過言ではないのだ。

しかし、山崎社長はもとから素材開発の仕事をしていたわけではない。
最終学歴はなんと中卒。そして20歳で中古車販売業を興し、
その後も複数の事業を手がけたが、
「これは自分が目指す事業なのだろうか?」
という思いが消えなかったという。

そんなとき台湾で偶然出会ったのが、「ストーンペーパー」。
これは石灰石が原料なのでパルプ不要。
さらに水も不要なので、水資源が少ない国でも生産できる。
これだ!という直感に打たれ、
改良を重ねてLIMEXに至ったというのだ。

とはいえ、初めは資金がなかったので小さな工場から
商品開発をくり返し、
実績を積み重ねて少しずつ事業を拡大していき、
今では40億もの資金調達が可能になっている。
さらにこの素材の可能性を広げるために
今も走り回っているのだから、まさに「動中の工夫」!

鍵山相談役がよく仰ることだが、
物事全てに納得がいき、
準備を整えてからでないと動けない人がいる。
行動する前に分かったつもりになってしまい、
やはり動けない人もいる。
だがやはり、行動しながら考えればこそ、
生きた知恵が生まれてくる…これが「動中の工夫」なのだ。

山崎社長のこれまでのチャレンジを伺って、
私が深く感心したのもそこのところ。
まず行動するからこそ、次の課題も明確になり、
そして、試行錯誤を繰り返すから、次なる展開も見えてくるというもの。
100年続く事業立ち上げのポイントとは、
「動中の工夫」にあると言えるだろう。

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新素材のLIMEX

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そんなLIMEXの会合に行ってきた

山崎社長も道中の工夫を行ってきたのだ

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