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シナジースペシャル

01/21
2013

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清風20年のシナジー

「永年、掃除は次元の低い仕事と思われてきました。
しかし、日本を美しくする会が各地で開催され見方が変わってきています。
掃除の実践を通して、
掃除が次元の高いものとして広がっています。
その広がりの、大きさ速さに驚き、
嬉しく思っています。
世の中には、まだ掃除の仕事を
低く考えておられる方も多いと思います。

この情報誌を、一人でも多くの方に読んでいただき、
勇気を持っていただくことができればこんなに嬉しいことはありません。」

日本を美しくする会が発足して今年で20年。
掃除をテーマにした活動・講演を
全国各地で行う鍵山秀三郎相談役は、
「掃除の意義とは、街をきれいにするだけでなく、
人を育み、社会の秩序をつくっていくことだ」と語る。

そんな“掃除哲学”を、私は定例冊子『清風掃々』から
改めて感じることとなる。

『清風掃々』とは、日本を美しくする会が
会員向けに定期発刊している、
今号で20号目となる小冊子。
冒頭の言葉は、記念すべき1号目に相談役である鍵山氏が語った言葉だ。

本誌の内容は主に掃除活動に関するレポートで、
今号は国内だけにとどまらず海外の掃除大会レポートも掲載されている。
台湾・ブラジル・ニューヨークは、
昨年、掃除を始めてちょうど10周年を迎えた。
(ちなみに私は昨年ルーマニアでの掃除に参加した)

国内のレポートでは、先生の先生による
先生のためのトイレ掃除に学ぶ会、
“便教会”の活動レポートが
数ヶ所から発信されていた。

また、今号の巻頭には、
鍵山相談役のこんな言葉が。

「家は家風、学校は校風、会社は社風。
それぞれの場所にはそれぞれの風があり、
人はその風の影響を受けてゆく。
そしてその人の姿が、その風に対して
影響を及ぼしている。
だからこそみんなが道理に適った
行動をしなければ、
その風は淀んでいくのです。」

まさに、『清風掃々』は“いい風”の
代名詞だと言える。

“便教会”の先生方のレポートを拝見しても、
綴られているのは感謝の気持ち。
この掃除に携わったおかげで
自分たちが多くのことに気付き、
恩恵を受けているのだと言う。

“掃除をしてあげた”なんて気持ちは皆無。
掃除を通して得た産物はまさに“謙虚な心”だろう。

20年を通して、掃除活動は
海外を含め129ヶ所に広がった。
そしてその可能性は相乗効果によって昇華し、
大人から子どもまで、様々な人々に影響を与えるようになった。

私も掃除を通じて多くのことを学び、
自らの生活、
ビジネスを深化させているところだ。
(まだまだだが……)

今、冒頭で紹介した鍵山相談役の言葉を振り返り、改めて思う。
少しでも多くの人に掃除の素晴らしさを
体験していただきたい。
豊かな世の中をつくるために、
“掃除哲学の種”を撒き続けていきたい、と。

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鍵山秀三郎相談役

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今朝は新宿掃除から

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掃除風景ルーマニアにて

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