これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

09/28
2015

syn3

ぶどうの“機”は熟した

今年の4月に、関東農政局が
『日本ワインとその可能性』という
ワイナリーフォーラムを主催したことがあった。

定員300人のところ、なんと500人以上の応募があり、
400人もの人々を入場させたという。
この盛況ぶりからもわかるように、
今やこんなにも大勢の人が
ワイナリーやぶどう農園に注目しているようなのだ。

北海道を例に挙げても、
日高山脈を境にした西側の地域は
既に20軒以上のワイナリーが展開している。
(東側は寒さのせいで十勝ワインしかないのだが…
私も出身地である東側にワイナリーをつくる予定だ!)

そして先日、例のワイナリー構想のために
出身地を訪れたのだが、その際
ちょっとユニークな試みをしている畜産農家の方に出会った。

なんとこの方の農場の真ん中には、
おしゃれなカフェが存在しているのだ。
実はこの農場の社長は、
既に私達のワイナリー構想を知っており、
かなり興味を持っていたという。

また、人気の手作りチーズを生産する社長にも
お会いすることができた。

この方は定年退職後に
この地でチーズ作りにチャレンジしたのだが、
ここ15年で工場のフル生産を上回る程の
流通が出来上がったそう。

こちらの社長も私達のワイナリー構想に期待を抱き、
話を聞いてくださったのだ。

このような出会いや社会の変化があると、
物事には“機が熟す”タイミングがある!
と思えて仕方がない。

さらに、藻谷浩介氏著の
『里山資本主義』が40万部以上売れたように、
今や都会の人々は“里山”の必要性を感じ、
自分も何らかの関係を持ちたいと思っている。

都会に住む人たちも自らの出身地を顧みて、
地域活性化にはどうすればいいのか?
と考えるようになった。

まさに今、色んな方々が新たなビジネスや農業の意識を持ち、
チャレンジを始める機運がやって来ているようなのだ。

そんな背景があるものだから、
生産・加工・販売までを行う6次産業化である
私のワイナリー構想は、新たな農業の可能性を
発信するものとして多くの人たちから期待されている。

さらに言えば、経済一辺倒の価値観からの脱却期であり、
75年毎に大きな変化が起こることを指す
「パラダイムシフト75」の
転換期としてもいいタイミングといえるのだ。
うんうん、まさに“機は熟した”ということだろう。

これはビジネスにおいても同じで、
“機が熟す”タイミングは確実にある。

社会が新たな価値観のサービスを求めたり、
業界が次の段階へ歩を進める時であったり、
生活者が新たなものを欲したり…。

そういった変化を見極めなければ、
どんなビジネスであっても上手くいかない。
同時に、会社が提供するサービス、スタッフ、
会社の規模が求められているレベルに達した時、
“機が熟した”ということになる。

私の周りにも、長野や仙台で新たなワイナリーに
チャレンジする仲間が出てきているし、
様々なワインやワイナリーの情報が集約されてきたと言える。

そんなわけで、私のワイナリー構想も機が熟した…
いや、まさにぶどうの“機”が熟したのだ。

今後のご報告に、乞うご期待である!

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豊かに実ってるね~

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いつか私達のワイナリーも…

syn3

大きく育て!

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