04/22
2013
商魂は負のスパイラル
東京ディズニーランド・祝30周年!
1983年といえば…弊社クオーターバックが
創業1年目を迎えた頃だったなぁ~。
東のテーマパークがディズニーランドならば、
西はあのユニバーサルスタジオジャパン(USJ)!
2001年の開園だから、今年は12年目ということだ。
さて、テーマパークは非日常的な世界を
体験できるという点において、
十分な存在理由があると私は考えている。
しかしその未来に陰りが出るとすれば、
原因はきっと“商魂の行き過ぎ”ではないだろうか。
先日、甥の家族とUSJへ遊びに行った時のこと。
丁度春休みということもあり園内はとにかく混雑。
どこへ行っても人・人・人! アトラクションを体験するには
120分待ちが当たり前という有様だ。
混雑するとはわかっていても、思わず辟易してしまう。
ジョーズのアトラクションの入り口前では、
大きく口を開けたジョーズのオブジェが
撮影スポットとして親しまれている。
その日も記念撮影の順番待ちをする人々の行列があった。
しかし、写真をプリントしてくれる
サービスもお願いすると…えっ撮影料1,000円?
ジョーズのところだけではない。
スパイダーマンもハローキティも、
はたまたフェイスペインティングのブースでも(試してないけど)。
アトラクションは長蛇の列で体験できないのに、
記念の写真を撮るにもお金が!? と正直驚いた
(大阪だから商魂たくましいの!? な~んて…)。
6千数百円の入場料を払い、ついでに写真も何枚か撮ったら、
えっ! 1人1万円を超えてしまう。
テーマパークならではのスポットで
記念写真を撮る人が多いというのはもちろんわかる。
しかし、せっかく楽しんでいても、
商魂が見えすぎてエンターテインメント気分が
興醒めしてしまう!
お客さまに楽しんでもらう場所なのに、
なんだか“足元を見る”商売に
なりつつあるのでは? と感じたのだ
(かごかきが旅人の足元が弱っているのを見て、
料金をつり上げるというあの“足元を見る”展開)。
「せっかく来たのだから思い出を残したい!」
という気持ちをまんまと利用されている気がしてならない。
USJが全部だめと言っているわけではないが、
ああも商魂が目についてしまうと
心の底から純粋に楽しむことは難しい。
たくさんのキャストがお客さまの笑顔のために
精一杯サービスすることは素晴らしいと思うのだが…。
やっぱり儲けだけが先立つと、お客さまには
心の底から楽しんでもらえないのではないだろうか。
テーマパークの未来を占うのは商魂次第?