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2018
ミレニアル世代とデジタルネイティブ世代
ミレニアル世代という言葉をご存知だろうか。
もともとはアメリカで作られたカテゴリーで、
2000年代の初頭に成人期を迎えた世代。
一般的には1981~1996年に生まれた
人たちを指す。
私としては、もう少し広義に
だいたい25歳~30代後半くらいと捉えている。
このミレニアル世代だが、
以下のようなことが特徴とされている。
1. 自分で食事を作らず、テイクアウトをしがち
2. ビールより、ワインやスピリッツを好む
3. 学校の講義に出席するより、オンライン学習を好む
4. 結婚してから一緒に住むのでなく、先に一緒に住み始める
5. 育児に関する相談を、家族や友人にせずにインターネットで検索する
6. デパートで買い物をせずに、いわゆるファストファッションに身を包む
私たち昭和脳の人間からすると、
型破りな世代に見えなくもない。
しかし、ビジネス界でもミレニアル世代が
活躍しているのも事実なのだ。
たとえば、ユーグレナの出雲社長は38歳だし、
エアークローゼットの天沼社長も38歳だ。
ちなみに、クオーターバックの山田社長は
36歳だったりする。
このミレニアル世代より、さらに若い世代は
デジタルネイティブ世代と呼ばれる。
10代後半から20代半ばくらいとされるが、
これらのカテゴライズは、年齢ではなく
育った環境によってされるのだ。
デジタルネイティブ世代の定義とは、
物心がついたころにはPCやインターネットが当たり前のものとして
普及していたということにある。
先進テクノロジーの実業家として有名な
落合陽一氏などは、
30歳ではあるがデジタルネイティブ世代と
呼べるだろう。
つまり、さまざまな世代が存在すること
それ自体ではなく、
それらの世代の持つ価値観がどう社会に(ビジネス)
反映するかが大切。
「三つ子の魂、百までライフスタイル」
という概念を私はよく口にするが、
物心がつくまで(10代の後半まで)に体験したことは、
その後の価値観に大きく影響するということ。
ミレニアル世代の特徴にも理由がある。
金融危機や格差の拡大など、
不安定な社会情勢の中で育ったからこそ、
時代に応じた経済感覚が備わったということ。
だからこそ、ミレニアル世代なればこその
社会感覚がこれからのビジネスに大きく反映する。
そして、デジタルネイティブ世代も
その背景が反映した価値観で物事をとらえ
判断することってことだ。
だからこそ、私たちとしては、
「今」だけではなく、育った環境つまり
「三つ子の魂が形成された時代」も
理解してビジネスを展開して
いかなければ今後の良い展開はつくれない。