10/07
2019
デジタルキーピングという前始末
「ライフシフト」の本にもあったように人生100年の
時代に入ってきた。
100年も生きるのか・・・?
とはいえ、私は100年も生きたいと思っているわけ
ではない。
私もお年頃でもあり、思いもかけない突然の病気に備え、
“未病治療”をしてみた。また、ジムで筋トレ・ランニングを
して常に健康状態を保とうと “身体の前始末” を心がけている。
さて、もうひとつの “前始末” として”デジタルの前始末”
をおすすめしたい。
人生100年時代ではあるが、いつその時が来るかわからない
わけで、“もしもの時”のためにもあらかじめの備えが必要
なのである。
スマホでモバイルスイカを使用し、クレジットカードから
チャージもし、小銭も要らず買い物も楽になった。
モバイルバンキングもできる。
JALのマイルもスマホチェックできるし、株の管理もスマホ
でしている。
このように個人情報のデジタル管理が進むと、その人の情報は
あまりにパーソナル過ぎて、本人以外は一切触れられない状態
となる。
いわゆるリアリティある“パーソナル化”が進んでいるということだ。
指紋認証や顔認証も行われているのだが、どうしても
最終的に必要なのはパスワードだ。
ただしパスワードは困ったことに時として忘れてしまう。
こんな時に出てきたサービスがデジタルキーピングという
サービス。
これは日々進化するデジタルサービスを安全に正しく使うための
情報提供もあるのだが、“デジタル終活”にも役に立つ。
終活で個人の意思を書き留めておくものとして、まずは、アナログな
エンディングノートがある。
ただし、災害時の紛失、また誰かに見られる可能性もあるわけだ。
だからこそエンディングノートに書かれている内容や個人財産
の継承についてもデジタル環境内にて管理をしようとする。
すなわち、さまざまな “個人情報をデジタルの中で一括管理して、
もしもの時の“前始末” をしておこうというのだ。
(もちろん、その処理の仕方は、弁護士、税理士にあらかじめ相談
しとかないとね。)
パーソナル化が進めば進むほどデジタルの中の重要な
個人情報、個人財産をどのように継承していくのか、
始末するのか。これは誰もが考えておかねばならない課題だ。
“もしもの時”に残されたスマホ、パソコン、デジタル資産や
遺品の継承についての相談もしてくれるデジタルキーピング
サービス!
何事につけても前始末!
デジタル化が進んだ今、“デジタルの前始末” という観点も
必ずや必要だ。
※ネット検索すれば“デジタルキーピング”は出てくる。