これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

12/19
2022

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コスパからタイパへ! そして、ビジネスライフにおけるタイパへ!?

日経MJの2022年のヒット商品番付の横綱には
「コスパ&タイパ」があげられていた。
そしてその記事には、「このところの物価高騰により、
家庭防衛意識が高まる中、費用対効果や時間効率を   
求める消費が加速した」と書かれ、このことを対象にした
商品やサービスが掲載されていた。

確かにその通りだが、コスパはずっと求められていたことで、
実際の流れは“コスパ(コストパフォーマンス)から
タイパ(タイムパフォーマンス)へ”
とした方がいいのでは?と思った次第。

というのは最近の注目は“タイパ”だからだ。
若い人たちは、動画や音声コンテンツを
“1.5倍速”や“2倍速”で視聴しているという。
再生速度を上げることで視聴時間を短縮でき、
より短時間で多くの情報を仕入れることができる。
(私もこのところは“1.25倍”でYouTubeを視聴することも…)

タイパ重視とは、“可処分時間”、すなわち
“仕事や家事以外で、自分が自由に使える時間”
をより多くしたいとすると理解し易いはず。
その“可処分時間”を多くするための展開とは?
→“自由に使える時間“を増やす
→“必ずしも必要でないことに費やしていた時間”を減らす
→“時間あたりの密度”を濃くする
具体的サービスには、本の要約を発信する音声サービスや、
行動履歴に合わせてレコメンドするTikTokやAmazonのサービス、
遊園地等のファストパスやエクスプレスパスも
これにあたる。

このタイパ重視の傾向は、
若い世代の意識の変化もあるが、情報化社会による
さまざまなテクノロジーの進化によっても演出されている。
ありふれた“安くて良いモノ”よりも、
“多少高くても質の良いモノ、時間価値を上げてくれるもの“に
支持が集まる傾向になってきているということ。

さて、中島流の“タイパ”はここで終わらないところがポイント。
本当に“効率化と快適化”を高めるだけでいいのだろうか。
私が注目したいのは“人生におけるタイパ”。
これは“ビジネスの達人”なわけだから
“ビジネス人生”におけるタイパと言った方がいいかもしれない。

すなわち、24時間におけるタイパも大切ではあるが、
ロングレンジでみた“ビジネスライフ”
におけるタイパをどう演出するか。
自分のかけがえのない時間を
ロングレンジで捉え、”いつごろ、何に、どう投資するか”。
これにより“自分の存在意義”をどう高めるかで、
自社のビジネスへの貢献や社会貢献にもつながるわけだ。

これこそが本来の“タイパ”といえるのではないか?!
“日常のタイパ”より、“ロングレンジでのタイパ”を優先したい。
私たちに与えられている、長いようで短い
かけがえのない時間を、
どう活かすかということにつきるのでは?!

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“ロングレンジでのタイパ”を優先させよう!

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