これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

02/20
2023

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M&Aをどう捉え、どう活かすか。 あなたの会社もその対象となるはず!?

M&A(エムアンドエー)とは“Mergers(合併) and Acquisitions(買収)”の略で、
文字通り“企業の合併・買収”のこと。
先日も東京NBCでは300人もの動員を図り、M&Aをテーマに
4時間半にも及ぶ勉強会のようなイベントを開催していた。
私たち経営者にとって、“M&A”はこのところかなり
重要なキーワードであることは間違いない。

【M&Aが注目されてから、どのくらい経つだろうか?】
お友達の経営者もM&A事業に取り組んでいて、
彼が会社を起こしたのが2005年。
ということはM&Aが本当に注目されるようになったのは、
ここ20年というとこだろう。
そのお友達が経営するM&A事業会社は、
あのライオン顔の経営者が登場しCM展開する
“M&Aキャピタルパートナーズ”。
日本の中堅・中小企業を対象とした独立系M&A仲介会社である。
(このビジ達でも少し前に中村社長について語った)
M&Aという手法は、中小企業が大半を占める日本の企業において
今後かなり重要な施策と言っていいだろう。
日本におけるM&A件数は増加傾向にあり、
その背景には、中小企業の後継者問題や人手不足がある。
ここ数年、私が親しく付き合っている経営者の会社も
5~6社がM&Aにより会社や事業を譲渡・買収しているので
その例を紹介しよう。

《私の親しい経営者仲間のM&Aの実績》
【事例1】
人材派遣を中心とする中小企業。
名古屋に本社を置く上場企業にグループ会社として譲渡。
そのネットワークが広がったこともあり、
譲渡された会社の売上は伸びたという。
創業者はM&A後も約5年間社長業を継続していたが、
ついに昨年代表を退いた。
今は、“いいM&A事例”として、あちこちのメディアでも
取り上げられている。

【事例2】
こだわりのラーメン店を南埼玉地区で3店舗経営していたが、
このコロナ禍前にお店ごと全て譲渡。
とにかく、その譲渡契約のタイミングが絶妙で、
2020年1月だったと記憶している。

【事例3】
川崎市にある駅近のパチンコ店2店舗。
ここは、不動産物件は売らずに2店舗の事業譲渡を実行。
今後は不動産物件を管理して行く会社として存続していくという。

【事例4】
福生市の石川酒造(石川家) が地元“大多摩ハム”をM&A。
こだわりのハムを製造している大多摩ハムが、経営難もあり
譲渡先を模索中と聞く。
地元福生からこだわりの“ものづくり企業”がなくなることを危惧した
石川家が手を挙げた。酒造りとの相乗効果も狙っての買収だった。

この他にも経営者仲間である“庭のホテル”を展開する事業会社も
M&Aにより会社ごと譲渡していた。

《次代に向けて、早めの対策が重要》
ちなみに、私がファウンダーの株式会社クオーターバックも
8年ほど前(創業32年頃)に経営を若いスタッフに任せた。
私としては自分の創業した会社を、オーナーとして関わりながら
そばで成長を見ていたかったのでM&Aを選択はしなかったわけだ。

時代が急激に変化する今、昭和の経営者がいつまでも指揮をとっていては
あらゆる面で遅れをとり事業としても従業員にとっても
いい環境は創り出せない。
次代に向けての早めの対策が鍵となり、
それがいい結果に結びつくだろう。

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“M&A”の注目すべき事例をご紹介

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