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08/21
2023

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“街歩き大学”浅草編で気づいた ロケ地巡礼は“意味の消費”!

QB(株式会社クオーターバック)の山田社長が展開する
「街歩き大学」の浅草編。
今回は北野 武の浅草時代のゆかりの地も巡るというもの。
(急遽誘われた私は、浅草街歩きとしか聞いていなかったわけだが…)

今回は例の「モノの消費から、意味の消費へ」の具体的事例の紹介。
私たちは「モノからコトへ、そしてコトから意味へ」と
その消費の仕方がシフトしていっている。
ということで“意味の消費”は、これからのビジネスを考える上では、
重要なキーワードと言いたい。

【浅草“街歩き大学”で、北野 武のゆかりの地も!】
浅草神社に16時に集合し、スタート。
浅草と当時の北野 武を結びつける案内役が必要ということで
“青木さん”という語り部が同行。
(私と同年代ということらしいが、歳以上に少しオジサンぽいが…
青木さんゴメンなさい)

途中からの参加者もあり、結果としては思った以上の
老若男女15〜6人の参加者となった。
中にはタケシが好きで、5回も「浅草キッド」を観たという強者もいたほど。

ということは、この引きの強さもやっぱり
タケシであり「浅草キッド」の引きということなのだろう。
8月初旬の東京はまだまだ太陽は高く、汗を拭きながらの街歩きとなったが
熱中症になる人もなく脱落者もいなかった。
(よかった、よかった)

まずは、笑いと涙の師弟愛を描いた「浅草キッド」のことから。
昭和40年(1965年)代の浅草を舞台に、
ビートたけし誕生秘話を描いた「浅草キッド」。
みなさんもすでにスクリーンを通して当時の浅草を楽しんだと思うが…

東京オリンピックが1964年だから、まさに日本が経済成長の真っ最中であり
一般市民にもその経済効果が少しずつ行き渡り始めたころ。
(私はまだ北海道で小学生を演じていた)

この「浅草キッド」は当初からNetflixでしか観られなかったので、
仕方なくアカウント登録した記憶が。
タケシの「浅草キッド」ということで、
そのくらいメディアでのPRもスゴかったわけだ。

タケシ役は柳楽優弥氏。
私からすると、タケシ役が柳楽優弥氏で、あそこまで徹底してタケシを
演じてくれたことが、北野 武自身もよしとしてくれたような。
そしてタケシの師匠の浅草芸人 深見千三郎役はなんと大泉洋氏。
内容はともかく、少し大泉洋的師匠になってしまっている気もするが…

ある番組で「浅草キッド」のことを聞かれた北野 武は、
一言「あの通りだ」とコメント。
よくできているということも含めて語っていた。
(よかった、よかった)

【ロケ地巡礼は、意味の消費!】
さて、街歩きに話しを戻すが…
当然、浅草寺を中心に仲見世、ホッピー通り、六区ブロードウェイ、
浅草ひさご通り、言問通りを練り歩く。  
浅草は歴史もあり見どころ満載。
そして北野 武のゆかりの地も…

→この仲見世の裏通りは、師匠とタケシが…
→ここはタケシがタップダンスを稽古したという通り
→ここがタケシが住んでいたアパートの跡地で、あの銭湯が…
→このアーケード通りで久々に師匠と会い5軒ハシゴしたという
→やっぱり“捕鯨船”は映画の中でも取り上げられ、
多くの芸人達が語り合っていたという。

とはいえ、毎日のように飲んでいた店はフランス座から少し離れた
このお店だったと…

“浅草街歩き大学”の参加者は、北野 武の当時と、
映画のシーンを思い出し、そこに価値を感じているわけだ。
これぞ“意味を消費している”ということ。
「モノの消費から、意味の消費へ」という
中島流のキーワードを思い出して欲しい。

「浅草キッド」を5回も観た人もそうなのだが、
結果、ロケ地へと足を運び、“コトの消費”にとどまらず
“意味の消費”へと進んで行く。
このところの「推し」への消費も、
“意味の消費”の仲間ということなのだろう。

すでに“モノの消費”時代は終わり、“コトの消費”へ移り、
そして“意味の消費”時代に入ったということ。
改めて私たちのビジネスにおける“意味の消費とは”を考えてみたい。

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北野 武のゆかりの地を歩く

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中島龍“意味の消費”時代

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