
09/24
2024

AI時代のビジネスアジリティ。 AIイノベーション[part 2 ]
米オープンAIが2022年11月に“ChatGPT”を公開して以降、
多くの企業が生成AIに参入し、
互いにより高い可能性を目指してしのぎを削っている。
しかしこれら“生成AI”は、AIの可能性のほんの一面に過ぎない。
そのAIの可能性はあらゆるビジネスに拡がり
幅と奥行きを持って進んでいく。
私たちのビジネスにおける“AIイノベーション”は、
どの業界にも、大手中小関係なくどんどん拡がっている。
ということで“AI時代のビジネスアジリティ”、
AIイノベーション[part 2 ]として、
拡がるAIイノベーションの具体例を紹介しょう。
【存在感を増すAIイノベーションの数々[part 2 ]】
(日経テクノロジー展望2025 「世界を変える100の技術」より)
→前回が“その4”までだったので
その5…◆ 店頭業務支援AI
→ヘッドセットを付けた店員の業務をAIが支援
AIを積極的に活用して、顧客の質問や悩みをその場で分析、
解消し、顧客満足度の向上を促す。
そんな新しい店頭業務支援の展開が登場。
米国の小売業界では、ファースト・パーティー・データを用いて
CX(顧客体験)を向上させる試みが行われている。
その6…◆ 製品デザイン支援AI
→パッケージデザインにかかる時間を半減
パッケージデザイン開発に生成AI(人工知能)を採用。
1週間で40のデザイン案をつくり、
デザインの方向性の決定に貢献。
通常の2分の1というタイトなスケジュールでの開発を実現。
その7…◆ AIメンター
→AIが就活生に助言し、指導する
チャットボットが活躍する領域は、カスタマーサポートや
マーケティング支援にとどまらない。
新卒採用ページの目玉コンテンツとして
AIメンターを導入し、採用支援に役立てる動きが始まっている。
その8…◆ AIコンシェルジュ
→AIが案内し、司会を務める
Webサイトなどで、ユーザーが質問のテキストを入力すると、
その問いかけに応じて自動で回答するチャットボット。
これまでのUI(ユーザーインターフェース)は
テキストベースが基本だった。
それが、複数のユーザーと会話したり、
イベントの司会をしたりといった“AIコンシェルジュ”の
役回りを担うまでに進化を遂げつつある。
その9…◆ エッジAI
→スマホやカメラ、クルマなどがAIを搭載、
ネットを介さず利用可能に
現在の生成AIはクラウドで実行するのが一般的。
しかし、より高速に実行したい情報をクラウドに置きたくない、
あるいはデータセンターの電力を抑えたいといったニーズもある。
こうした点から、スマホやノートPC、自動車、IoT、音響機器
といったエッジ端末でも実行させようとする動きが加速。
↓ ↓ ↓
さて2回に渡って紹介したさまざまな“AIイノベーション”を
理解し想像してくれただろうか。
今回紹介したAIイノベーションはほんの一例に過ぎない。
今後もさまざまな分野でAIの導入が進み、
ビジネスにおける可能性がもっと拡がっていくということ。
AIがもたらす変革に積極的に対応することで、
未来に向けた競争力をより一層高めることにつながるはず。
とにかく、AIを身近な存在とし、そしてAIと仲良くなろう!