これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

先取りビジネストレンド

04/24
2017

tremain

いまカンボジアが“テイクオフ”

“テイクオフ”をご存じだろうか!?
もちろん、飛行機が離陸するときのこと。
ところが今回の意味はちょっと違う。
経済用語の“テイクオフ”なのだ。
これは、アメリカの経済学者が提唱した、
国が本格的な経済成長をむかえ、
経済的に大きく飛躍していく段階を示した言葉。

先日、いままさにこの“テイクオフ”をむかえている
カンボジアのプノンペンへ初めて行ってきたのだ。
プノンペンの道路を入り乱れて行き交う
車、バイク、トゥクトゥクに、経済成長への可能性を
非常に感じたんだよねえ~!

海外へ行くと必ず早朝ランニングをする私。
今回もランニングをしていたのだが、
まあ~プノンペンのドライバーは信号を守らない!
1分間信号待ちをしていると、その間に
10台ほどのバイクが信号無視をして走り抜けていく。

当然、事故もあちこちで起こっているそうだが、
このプノンペンの交通事情と行きかう人たちの顔つきから、
私はカンボジアにみなぎる若いエネルギーを感じたのだ。

ポル・ポト政権の残した傷跡が未だ癒えないカンボジア。
それでも少しずつ政治が安定し、教育にも力を入れ、
経済産業の基盤も固まりつつあると言えるだろう。
そして、インフラが整備され流通が確立されるとともに
産業による需要が産まれはじめ、税収が上がり、
その税収でインフラを整備して…と、
この成長循環が徐々に回りはじめているということ。

そう、まさに今のカンボジアは経済成長が次なる経済成長を促す
自己増幅的なプロセス、つまり“テイクオフ”の段階へ
入っているといっていいだろう!

ところで日本の“テイクオフ”はいつだったかというと、
1945年の終戦からおよそ約20年後の1960年代中頃。
その25年後、世界第二位の経済大国へ大躍進したわけで、
まさにそのときが日本の“テイクオフ”だったと私は考えている。
そしていま、カンボジアは日本の1960年代のような状況へ突入しているのだ。

この成長がカンボジアをあっという間に
変えていくのだろうねぇ…。
私たちの国、日本がかつて体験したことが、
いま世界のあちこちで起こっている。
世界に向かって大きく“テイクオフ”しようとしているカンボジア。
今後に期待するとともに、また訪れたいと思ったのだった!

tre1

先日、カンボジアのプノンペンへ初めて行ってきた

tre2

若いエネルギーをひしひしと感じた!

tre3

この成長がカンボジアを変えていくのだろう。また訪れたい…!

BACKNUMBER

ページTOPへ