
10/20
2025


“箱根駅伝”予選会の熱きドラマ。学生アスリートの夢も総力戦で決まる!
年始開催の箱根駅伝は、毎年楽しみにしているが、
前年10月開催の箱根駅伝予選会にも熱きドラマが…
この予選会は、本大会に出れなかった大学及び
出場したがシード10校に残れなかった大学が参加し、
上位10校だけが選ばれ本大会に出場できる。
この10月18日(土)、立川駐屯地の滑走路に設けられた
スタートラインでは、42チーム約500人の選手が
大学ごとに分かれて縦一列で並び、
号砲とともに一斉に走り出した。
今年もエナジーいっぱいの競争が展開され
勝ち抜いた10校だけが歓喜した。
そして参加大学の多くが、来年の予選会に向け舵を切ることに!
(四年生にとっては次はないのだが…)
【ハーフマラソン(約20Km)×10人の合計時間の順位で決まる!】
今年の予選会の10位、すなわちラストに滑り込んだ大学は
10時間36分56秒で立教大学。
この10番目に校名を呼ばれた立教大学のメンバーは
もちろん大きな声を発し歓喜に沸いていた。
箱根への参加をかろうじて実現した10位がいれば、
参加を断念せざるを得なかった11位がいるわけで、
10時間37分13秒の法政大学となった。
その差17秒で参加断念となったわけだ。
10時間以上走って17秒差ということだから、ほんのわずか?!
この予選会、メンバー10人がハーフマラソン(21.0975km)を
走った合計時間で争うのだ。
ということは、このハーフマラソンで
法政大学の参加メンバーが、1人2秒縮めれば
立教大学を抜いて箱根駅伝に出場できたということ。
この1秒2秒の違い、そのニュアンスが伝わっただろうか?!
【昨年1秒に泣いた東京農大は、6位で予選突破!】
昨年の予選会10位は、順天堂大学で走破時間11時間1分25秒。
11位の東京農大は11時間1分26秒。
その差わずか1秒で東京農大は、毎年恒例の“大根踊り”応援を
箱根駅伝で披露することはできなかったのだ。
この悔しい経験をした東京農大は、
今年は6位で予選突破した。
昨年の悔しさを、参加メンバーの走りに反映したわけだ。
箱根駅伝に78年連続出場の日本体育大学は、
10キロ地点では19位で危ぶまれたが、
後半順位を上げて9位で通過し歴史をつないだ。
とにかく、そこにはさまざまな物語があるということ。
【予選会5位から15位までの11校の差は、わずか6分35秒】
5位 東海大学 10時間34分07秒
6位 東京農業大学 10時間34分59秒
7位 神奈川大学 10時間36分07秒
8位 大東文化大学 10時間36分12秒
9位 日本体育大学 10時間36分14秒
10位 立教大学 10時間36分56秒
ーーー以上、本戦出場ーーー
11位 法政大学 10時間37分13秒
12位 明治大学 10時間38分54秒
13位 専修大学 10時間39分06秒
14位 日本薬科大学 10時間40分25秒
15位 駿河台大学 10時間40分42秒
↓ ↓ ↓
この総力戦、私たちのビジネスにも似てないだろうか?!
誰かがやってくれるのではなく、一人ひとりが
その気で取り組むこと…なのだ。