これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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11/24
2020

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やっぱり“六根清浄”スポット、高尾山!?

また向かってしまった高尾山。
この光はパワースポット高尾山薬王院からの後光なのか!?
それともウルトラマンのスペシューム光線か!?

ハハハハ、そんなわけはないのは分かってはいるのだが
何かこの光が神々しいと思うのは私だけ!?

とにかく、紅葉の季節の高尾山は、
またひときわ気持ちのいいスポットなのである。

もしかしたら、日々の社会生活で俗っぽく染まっていた私たちを
あの自然の中を頂上を目指し一歩一歩前に進むうちに
いつの間にか身も心も清浄にしてくれているのかもしれない。

そういえばあちこちに六根清浄(ろっこんしょうじょう)の文字が
石に彫られていた。

ということで、調べてみると…
そう六根清浄とは…人間に備わった六根を清らかにすること。
五感に加えて、意識の根幹である“意根”も加えている。
眼根、耳根、鼻根、舌根、身根、意根の六つ。

この“認識”の根幹が、日々の生活で我欲などの執着に
次第にまみれていくのだという。
(うんうん、確かに)
そこでパワースポットでもある高尾山は(薬王院?)は
執着を断ち心を清めるスポットなのだと。

そうか、私がいつの間にか高尾山に足が向くのは
そろそろ執着にまみれ俗っぽくなったということの証なのかもしれない。
(結構頻繁に行きたくなるということは…)

これで私たちがこの高尾山であり、そのパワースポットに
なぜ惹かれるかが分かった次第。

私の好きな稲荷コースは特にコンクリートの道もなく、
常に自然と向き合えるコース。
(頂上を前にしての最後の約250段の階段がとにかくきついが…)

このコロナ禍には自然も満喫でき、最高のスポットということ。
登りながら“六根清浄”を念仏のように繰り返し唱えると
より効果があるという。
(本当だろうか!?)

そして稲荷コースは人とすれ違う度に
「こんにちわ」が飛び交うコースでもある。
これが山登りの“袖振り合うも他生の縁”である。

えっ!?“六根清浄”が“どっこいしょ”の語源でもあるって!?
てことは…
よし、次回は“どっこいしょ”を唱えてみよう!

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この光は!?

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また向かってしまった高尾山

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六根清浄”とは?

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はなまるア・ラ・カルト

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2020

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名付けて“ミレニアルパラダイムシフト”

あの中島流“パラダイムシフト75”が出来てから
既に15年経過したということもあり、
今回見直しをして最新版を創った。
“パラダイムシフト75 “「2.0」バージョンとし、
今回のこの大きな転換点を“ミレニアルパラダイムシフト”とした。

“パラダイムシフト75”は、75年周期で価値観の大転換が
発生し、時代が変わってきたことを表したものだ。
今、コロナ禍でもあり、世界がそして時代がさらに大きく変化している。
西暦2000年代となって初めての大きなパラダイムシフトが起きている。
そんなこともあり、
“ミレニアルパラダイムシフト”としたのだ。

そして今回、75年周期のそれぞれの時代について
再ネーミングし、その変化を表現してみた。

寛政の改革から明治維新の間の75年を“攘夷ERA”。
ERAとは“時代”という意味。
黒船がやって来て、外敵を撃ち払おうとした時代で
明治維新に向けて時代が変化していった。

明治維新から太平洋戦争の間の75年を“維新ERA”。
廃藩置県が行われ、世界が覇権争いをしている中で
日本は世界とのつながりが大きく変化した。
日清・日露戦争を経て、太平洋戦争に突入した時代だ。

太平洋戦争敗戦からこの平成・令和維新のミレニアル
までの75年を“昭和ERA”。
『Japan as No.1』という本が表しているように
経済大国に向け歩んだ時代。
経済至上主義となり経済発展の山を登り続け、
経済的に豊かにはなったが、
幸せはその山の頂にはなかったと気づいた時代。

そして太平洋戦争から約75年後の今を
“ミレニアルパラダイムシフト”とし、
次なる75年後に向けてを“ミレニアルERA”と名付けみた。
ここは、ミレニアル世代やZ世代が活躍する時代だ。

これまでは日本国内での価値観の転換だったのだが、
今、まさに起ころうとしているのは、日本だけではなく、
“地球規模での大転換”なのだ。
“メガプラットフォーマーの出現”、“コロナ禍”は
世界の人々の日常を変えていった。
地域や国単位ではなく、地球規模で影響を及ぼす
事象が起こり、最先端技術も世界を瞬く間に駆け巡り
私たちはそれに合わせて一挙に変革を
迫られる時代となったといういうこと。

次なるシンギュラリティ
(コンピューターが人間を超えるとき?)
パラダイムシフトまでの期間のこの“ミレニアルERA”が
ちょうど今、始まったのだ。

そして今こそ、ロングレンジでものごとを
見ていかねばならない時期だと言いたい。
目の前でどんどん変化が起きているからこそ、
そこに惑わされずこれまでを見て、
その先を見据える。
ビジ達では再三発信しているが、改めて、
Think Global, Act Local
Think Long Range, Act Tomorrow
なのだ!

今まさに、変化は地球規模で大きなうねりとなり、
パラダイムがシフトしていく大転換点ということ!

パラダイムシフト75もアップデート!

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名付けて“ミレニアルパラダイムシフト”

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目からウロコのおすすめ本

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2020

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『ザッポス伝説2.0』ハピネスドリブンカンパニー トニー・シェイ著

“ザッポス”をご存知だろうか?
日本ではまだ販売されていないが、靴のオンライン販売の会社だ。
著者のトニー・シェイ氏はこの“ザッポス”のCEO。
今注目されている企業で2冊目の本だ。

この本を開くと1ページ目に
“ザッポスの目的”とあり、
「顧客と社員とコミュニティーと取引先と株主の
すべてに向けて、長期的かつ持続可能な方法で
ハピネスを提供できることを証明し、
世界をインスパイアすること」とある。
要するに、「WOW(ワオ)を体現して提供することだね」
とトニー・シェイ氏は口語調で書いている。

ザッポスの驚愕の企業文化は、その組織にも現れている。
通常のヒエラルキー的組織ではなく、
社員一人一人の自律的な振る舞いの結果として秩序を持つ
大きな組織を作ることを目指している。
小さな会社であれば、一人一人が何らかの責任をもって
対応することは可能だが、この会社は年商1000億円超企業。
大きな企業での“自己組織化”の実現は、
ティール型組織を大規模会社でもやっていけるという
ことを証明したということ。

そしてアマゾンがこのザッポスを800億円で
買収したことでも注目された。
アマゾンは、将来脅威となる可能性のある企業を
まだ企業規模が小さいうちにM&Aし、 
グループに入れるという戦略をとる。
しかし、アマゾンはザッポスに対して、
傘下のeコマース企業でありながら
独立した経営をトニー・シェイ氏に約束している。

“ザッポス”の10のコア・バリューを紹介する。
1.サービスを通じてWOW(驚愕)を届ける
2.変化を受け入れ、その原動力となれ
3.楽しさと、ちょっと変わったことをクリエイトせよ
4.間違いを恐れず、創造的でオープンマインドであれ
5.成長と学びを追求せよ
6.コミュニケーションを通じて、オープンで正直な人間関係を構築せよ
7.チーム・家族精神を育てよ
8.限りあるところから、より大きな成果を生み出せ
9.情熱と強い意思を持て
10. 謙虚であれ

アマゾンは、IT技術を駆使することでCSを実現しようとしている。
一方、ザッポスは、ITを使用するが、従来から存在した
“人を思う気持ち”と、“人と人の繋がり”を大切にしてCSを
追求しようとしているのだ。
これぞまさに私が小阪祐司氏との対談の時に
つくった言葉、“ヒューマンドリブン”だ!
オンラインではあるが、実際にはオフラインに近い体験が出来る
のがザッポスの目指すところ。
もしかすると、アマゾンは“ザッポスの企業文化”に
興味を持って買収したと言ってもいいのかもしれない。

この本にはいかに一人一人の裁量が日々のビジネスに
活かされているか、
“WOWな対応”の事例がたくさん掲載されている。
新しい企業文化を創り、新たな“ヒューマンドリブン”を
実現する企業・・・やっぱり出てくるんですね!

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ザッポスをご存知だろうか

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まず~い。もう一杯!

あの「まず~い。もう一杯‼︎」は
CM制作側からの台詞ではなく、
悪役商会・八名(やな)信夫さんの現場でのひらめきだという。

今思えば、若い人たちも八名さんを知っている理由は
役者としての八名さんではなく、
あの「まず~い。もう一杯‼︎」の青汁のオジさんなのだ。

今回の講演会に現れた八名さんは、背丈もあり、
その姿勢も出立ちもカッコよく、その年齢には到底見えなかった。
(なんと、85歳だという)

話は戻るが…(広告業界の者として)
確かにクライアントへの提案で、いくら“青汁”といえども
「まず~い!」の絵コンテはさすがに提案しにくい。

もしかしたらその広告代理店はその案のプレゼン一発で
出入り禁止となるかもしれないのだ。

また、撮影現場で、あの八名さんがあの顔で
「だから…青汁なんだから“美味しい”なんて言うより、
”まず~い”って言っちゃった方がインパクトあるけどなぁ~」
なんていうと誰も“いや”とは言えないかもしれない。
(これは私の勝手な想像だが…)

というわけで、ご存知のようにあのCMは話題となり、
“キューサイ青汁”も八名信夫氏も改めて
注目されることになるわけだ。

この事例からも分かることだが、
八名さんはその物語りにおける“悪役”の役割をしっかりと理解し
プロとしての追求があるからこそ、世間の人たちが自分を
どうポジショニングしているかも分かっているわけだ。

“この顔”が悪役の代名詞となったのも
八名さんの“悪役”としての徹底追求の証ということ。

こんなエピソードも話してくれた。
実はあくまで悪役ではあるが、俳優として認められ、
ロケ地でもひと部屋与えてもらえるようになったとき
嬉しくて早速母親に報告の電話をしたという。

すると、母が言ったことは、
「そんなことより、人様に自慢できる配役に
早くなって欲しい」と。

例えば…「今、主役の方に斬られて大きくもんどり打ったのが
うちの息子なんですの…」
(うんうん、家族の気持ちも分かる)

とにかく悪役であり、斬られ役、撃たれ役は、
物語において、その命は短く存在も薄い。
それでも物語における存在理由は大きいのだが…

八名さんは悪役を中心に61年間俳優をやってきたという。
素晴らしいことである。

どの業界でも、例え“悪役”業界でも、
「もっとも強い者が生き残るのではなく、
もっとも賢い者が生き延びるのでもなく、
唯一生き残るのは…その役割を追求し続けてきた者だけが生き残るのだ」

どっかで聞いたことがあるフレーズだが…
八名信夫さんに捧げたい。
セイジ・ダーウィンより

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悪役商会・八名(やな)信夫さん

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まず~い。もう一杯‼︎

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“悪役”を徹底追求

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熟ジュクア・ラ・カルト

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2020

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伝えられてきた「てんでんこ」の教え

2011年3月11日から早10年になる。
今回、大里綜合管理の野老会長他2名の合計4名で
東日本大震災の被災地と原子力災害地を視察してきた。
車で常磐道を北上し、茨城県を越し、福島県に入り
原子力災害地に立ち寄り、さらに北上して三陸海岸の町々を
訪問したのだ。

まず、福島県に入ると、マイクロシーベルト数値を示す
掲示板があちこちに据えられていた。
大熊町(おおくままち)、双葉町(ふたばまち)、
浪江町(なみえまち)、南相馬市と通ったのだが、
その数値は町により違いが大きく、原子力発電所のあった
大熊町の数値はやはり高かった。
もとは田んぼだったはずのところは、セイタカアワダチソウと
ススキが生い茂り、田んぼも畑もその跡形すらなくなっていた。
除染作業がいまだに続いていて、クレーン、トラックが
あちこちで行き来している。
各住宅に入る道にはフェンスが設けられていて、まるで、
その家主含め“誰も入ってはならない!”と強調しているようだ。

そして宮城県に入り、
名取市、仙台市を通り、石巻市へと入った。
ここから三陸海岸となるのだが、石巻市には
あの“大川小学校”の震災遺構がある。
全校児童108名中、74名が犠牲となり、
教職員も10名が津波で命を奪われた。
大川小学校の
「大川小にお越しの皆様へ」という
A4三つ折りのパンフレットには
「失われた輝きを伝えるのは、時間が経つほどに
難しくなりますがとても大切なことでもあります。
慰霊も検証も防災もそこが始まりです。
伝え続けることで、思い出も命も輝き続けると思います」
とあった。
このメッセージが心に刺さる。

さらに、三陸海岸を北上して行ったのだが・・・、
とにかく、海が見えない。
新たに築かれた7~10メートルに及ぶコンクリートの
防波堤により、町に降りても海が見えないのだ。
あの三陸海岸の町は美しいリアス式海岸が
ウリだったはずなのだが・・・。

そしてタイトルにある“てんでんこ”とは、
“各自で”という意味。
津波被害を何度も受けてきた三陸海岸には、
“津波てんでんこ”という災害教訓があるという。
この意味は、“津波が来たら、周りも気にせずに
てんでんばらばらにそれぞれが逃げなさい“ということ。
昔から繰り返し伝えられている言葉だという。
そのお陰で岩手県では多くの命が犠牲にならずに
済んだのだと。
           
この教えを、“津波の時だけはてんでんこ”と
中島流に解釈してみた。
自分の命の危機には、とにかく自分の命を守りなさい。
でもそれ以外は、人のこと、みんなのこと、をしっかり
考えなさいと解釈。
すなわち、大きな危機以外は、
人は地域や社会のための貢献を考え、
“企業は社会の公器”となるべき“だと。
震災地を訪問し、私たちにできることは何か。
大震災から何を学びどう未来に反映させていくのかを
投げかけられたわけだ。
“震災から10年”、是非この機会にみなさんも被災地を訪問し、
その現状を見てもらいたい。
どう受け止め、どうアクションするかは貴方次第!

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被災地を視察してきた

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とにかく、海が見えない

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私たちにできることは何か

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