これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

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08/24
2020

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“Business Today”動画サイト版スタート

見えるって恥ずかしいけど、この緊張感がいい。
あれも見せちゃうし、これも見えちゃう。
だから動画は観るからに語ってもくれる。

今回のゲスト経営者は自社のコーポレートサイトを背景に
口早に張りのある語りを披露してくれた。

「経営者の先輩であるドトールの鳥羽さんやホリプロの堀さんから
いろいろと学ばしてもらい、応援もされるわけです。

業界に確かな地位を築いたこれら先輩方は、
決して諦めないんです。

創業の志を活かし、どう社会に貢献するかを決め、
それを理念に反映させ、そして揺がぬ意識で突き進んでゆく。
これらを学び、いま実践している途上なわけです」
(うんうん、熱く語るねぇ)

上場は果たしたものの、本来の目標はまだまだとして
情熱ある語りをしてくれたのは蘭の花の取り扱い量では
日本一のアートグリーン株式会社の田中 豊社長。

動画収録第1回目にふさわしく“花”のあるゲストだったということ。
(あっ、話にオチがついちゃった)

インターFMのラジオ番組だったビジネス番組が
月刊CDとなり、そして今回からついに動画配信にも。

これで毎回1,000人以上の経営者が視聴してくれることになるという。

せっかくいい経営者をお呼びして、その経営を学ぶわけだから
より多くの人たちに聴いてもらいたい、観てもらいたいわけだ。

それプラス、“時代のビジネスを斬る”私や山尾さん流の
ちょっとしつこいコーナーもあるわけ。
(ふっふっふっ、私はここが特におすすめ!)

ということで、ついにビジネスシーンにも
“オンライン動画”の時代が到来‼︎
そのプラットフォームとなるパソコンやスマホが行き渡り、
さまざまなブラウザも用意され
デジタル化された“いいコンテンツ”も揃ってきているということ。

ついに私たちの出番!?
(えっ、もっと若い感覚が欲しい!?)
バカ言っちゃいけない。
私たちのビジネスへの好奇心はまだまだミレニアル世代と同等。

ということで、そのいまどきの感性が活きた動画観たいよねぇ。
第1回目配信の動画コンテンツは、
特別に“中島セイジのビジ達 7”で紹介予定。

配信のスタートは10月から。
乞う、ご期待!!

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この緊張感がいい

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配信のスタートは10月から

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第1回目配信に乞うご期待

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シナジースペシャル

08/24
2020

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障がいという個性が輝くスタバ“サイニングストア”

「コーヒーを飲みに来た人も、働いているパートナーも
みんなが自分らしくいられる場所をつくりたい。
ここは、そんな私たちの思いから生まれたお店です。
自分の可能性を信じ、一緒に育んでいきませんか。
Let’s take this journey together.」
この言葉が入り口付近の大きな木目のプレートに書かれていた。
なんかジ~ンとくる。

そして店舗のコンセプトは
“Infinite Possibilities”(無限の可能性)
聴覚に障がいのあるパートナーやお客様にとって
ありのままの自分で居られる場所であり
障がいのある若者にとって夢や未来を
描ける場所。
そしてこの店舗を訪れた誰もが新たな気づきを
得られる場所になればと・・・

ここはスターバックスが展開する聴覚障がい者が運営するお店。
場所は国立。駅を降りると探す間もなく目の前に位置していた。

昨年中目黒にできたリザーブロースタリーは、
毎日行列ができて番号札をとって1時間以上
待たなければ入れないお店。
ここは世界で4番目にできたリザーブロースタリー
の旗艦店。
そして今回の“サイニングストア”も世界で5番目だという。

この“サイニングストア”開店に向けて2018年から
「サイニングアクティビティ」という聴覚障がいのある
パートナーが中心となって実際に店舗運営を
数時間行うプログラムを7回実施し、
その可能性を探ったという。
そしてついに2020年7月にオープンしたのだ。

お客様にも感じてほしいのが“コミュニュケーションの多様性”。
私は今回カプチーノを頼んだのだが、
プレートを指させば、“ドリンク購入”にまつわる
あらゆる情報伝達ができる仕組みとなり、
このプレートがスタッフとお客様をいいカタチでつなぐ
ツールとなっている。

「わたしたちに障がいがあることをわかってください。
でもお客様にはストレスを与えません」
こんな言葉がまるで聞こえてくるようなのだ。

パートナーの人たちは思った以上にイキイキと対応し、
スタッフ同士の手話による
笑顔でのやりとりを垣間見て、本当にいい店作りを
していると感じた。
また店内を彩るアート「おしゃべりな手」も
存在感を示していた。

そんなスタバでカプチーノを飲みながら、
今まで私が発信してきたことは全て健常者に向けての
ものだったと改めて反省した。
多様性の時代にあった企画、さまざまな角度から
障がい者のいることを理解しての発信が
求められる時代だと感じた。

スタバ“サイニングストア”が発信する“多様性”はカッコよく
シナジーのある存在だった。
そして私たちは多様性の中で生きているということ
を実感させてもらった。

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スターバックスのサイニングストア

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入り口付近の大きな木目のプレートに染みる言葉が

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選ばれる仕事道

08/24
2020

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木村周一郎氏の“ブリュクロ”的仕事道

私のラジオ番組にも月刊CDにも出演していただいた
木村周一郎氏はエリックカイザージャポンの社長で、
バゲットの美味しいパンのお店“メゾンカイザー”を
全国へと展開している。

緊急事態宣言のおり、店舗の半分以上が営業停止となり、
売り上げも70%以上のダウン。
その最中に、客足が戻るのを待つのではなく
“お客様のところに突っ込んで行く!”精神で
コロナ禍を生き抜くためにチャンレンジしていた。

コロナ禍にあたり、
① 数値を活かし論理的に次なる市場を分析し
チャレンジする
② アート志向、感性思考、デザイン志向を活かし
次なるチャレンジをする
③ “絶対にあきらめない”精神で進む

この3つのパターンがあるとすると、木村氏は③のパターンだ。

この“あきらめない”精神で開発したのが
タイトルにある新商品の“ブリュクロ”。
そして美味しいパン屋がつくる他店とはちょっと違う
テイクアウト用商品としてのピザ。

チラシ配りもする。
創業時、他店よりも美味しいとしても高額なバゲットは売れなかった。
そこで、パンの試供品を携え、近くの交差点で配り歩いた。
それでも来店客数はなかなか多くならなかったのだが、
半年経過後のクリスマスを境に急に売れるようになったのだ。
この原体験から“あきらめない”の気持ちで
今回も街角でチラシ配りをしたのだろう。

そんな木村氏が「カンブリア宮殿」の“コロナ禍特集”で
「不屈の男の奮闘記」というテーマで紹介されていた。
番組中、今回のタイトルにある“ブリュクロ”の
商品開発のプロセスが放送されていて、
実際にしばらくして店頭の大きなパネルとともに
商品となって店頭に並んだのだ。
“ブリュクロ”とは、クロワッサン生地にバニラ風味の
クリームを詰めて表面をキャラメリゼしている商品。
値段は1個270円なので、
ケーキよりは安いが、パンにしたら高い。
パンだけどケーキという商品なのだ。
私も食べてみて、あちこちにお土産で配るのだが好評だ。

必ずコロナ禍があける時が来る。
冬の時期は必ず終わり、春はやってくる。
そのための準備をするわけだ。
机上で計算するのではなく、いろいろチャレンジするなかで
新しいアイデアが出てきて、新しい売り方も工夫し
お客様の笑顔も見えてくる。
これが木村流の“仕事道”なのだ。

木村氏の“絶対にあきらめない”は、
鍵山相談役の言葉(元は白隠禅師)
「動中の工夫は、静中の工夫に勝ること幾千億倍」に共通する。
木村流の“あきらめない心”と“動中の工夫”が
コロナ禍が明けたあと、次なるステージへと押し上げてくれるのだ!


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木村周一郎氏の“ブリュクロ”

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08/17
2020

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Apple、Amazon、そしてStarbucks

私にとっての3大ブランドはというと
Apple、Amazon、Starbucksとなる。

私が“カスタマーエクスペリエンス”をこのビジ達で語っていると、
そろそろStarbucksのカスタマーエクスペリエンスを
語る頃と言わんばかりに仕掛けてくる。

「スタバ日本初のサイニングストアのオープン!」という発信。

昨年の春から今頃にかけては中目黒の
スターバックス・リザーブロースタリーにリーダーズセミナーの
視察を兼ねても足を運んでいたのだが…
そこからも早1年。

今回は聴覚に障がいのあるパートナー(従業員)を中心に運営する
“サイニングストア”のオープンということで
Starbucksが展開するとどんなお店になるのかと
思わず国立駅へ向かってしまった。

改札を出ると目の前にあの人魚マークも見えるのだが
店頭のサインには、すでに手話文字が並ぶ。

店舗のコンセプトは“Infinite Possibilities(無限の可能性)”
(さすが、カッコいいコンセプトだこと)
さて、通常のスタバと何が違うのか!?

もちろん私は手話はできないので…
カプチーノを指差し、店内かテイクアウトか、
サイズとホットかアイスを指差せば、これで注文はOK。
そして、金額も表示される。
(なんのストレスも感じないでスムーズに)

もちろん目の前のスタッフが障がいを持っていることは
分かっているのだが、とにかくニコニコキビキビ対応してくれる。
(この笑顔には私も笑顔で応えてしまう)

また、店内を彩る手話をモチーフにしたアートがいい。
アートのタイトルは“Talkative hands(おしゃべりな手)”。
(聴覚障がいのある両親をもつ作家のアートだという)

やっぱり…障がいを持った人たちが働くところだとしても
Starbucksが展開するとこうなるわけだ。

Starbucksとして、“サードプレイス”を強調していた
ハワード・シュルツ氏。
自宅でもない、職場でもない、サードプレイスは
気づきもくれて、自分らしさを取り戻せる第三の居場所なわけだ。

このサイニングストアもStarbucksが提供する
“カスタマーエクスペリエンス”の一つということ。
このエクスペリエンスの繰り返しが、ブランドを創っていくのだ。

ブランドづくりには時間はかかるし、でも壊れる時は一瞬だし…
とにかくブランドづくりは奥が深い。

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スターバックスのサイニングストア

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実際に行ってみたのだ

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スタバならではの顧客体験とは

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先取りビジネストレンド

08/17
2020

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世界のディファクトスタンダードへ“サクラマス降海”理論

先週のモバイルでも紹介したヤマメとサクラマスの関係。
私の故郷、北海道十勝を流れる美生川には
イワナ・ヤマメがいた。そして彼らの一部は
川を下り、太平洋に出て、オホーツク海へと巡り
1年経過(?)したころ、自分が生まれた美生川を遡ってくるのだ。
(美生川の場合はある事情で戻れないんだけど・・・)
その時には体長60センチくらい、約3キロの重さとなり、
“サクラマス”となって戻ってくる!!
太平洋に出る時にはおよそ10数cmほどなので
いかに大きくなるかがおわかりだろう。

イワナ・ヤマメがまさに大海に出ようとする時、
海に入る手前の河口付近にて、スモルト(銀毛化)、
すなわち海に適応するための海水生活準備をするという。
淡水で生活していた彼らが、海水で生活するわけだから
当然あれこれと準備が必要なわけだ。

さて、私のことだが・・・、1982年に広告制作事務所を創業し、
すでに38年となるのだが、今思うと、大海に出ず十勝の美生川(十勝川)
にずっといるヤマメと同じようにローカルで
通用するビジネスをしてきたと改めて感じるのだ。
もちろん、その仕事は多分野に渡り、その規模も次第に
大きくもなっているわけだが・・・。
すなわちあくまで日本でしか通用しない、
日本という土壌でしか通用しない、
ローカルビジネスということ。

最近、ZOOMビデオ・コミュニケーションズから
毎月支払い明細書が届く。
Appleのストレージの請求や、先日も紹介したように
Amazonからの返金もあった。
これらのことに触れていると、いかに自分たちがローカルな
ところで仕事をしているか分かったのだ。

まさに今、コロナ禍もあり、
ビジネスの地球規模でのディファクトスタンダードが
だんだんと構築されようとしているのが分かる。
ビジネスのマナーもルールもグローバル化していき
それが次第に標準となってゆくのだ。
デジタル化、オンライン化が進み、
さらにAI化、RPA化、働き方改革、5Gと
技術革新が進み、“世界で通用する
ビジネス“が見えつつあるということ。

つまり、ローカルビジネスから
グローバルビジネスへと展開せねば、
その先はないし、もっと存在理由のあるビジネスには
なっていけないと思うのだ。

体長10数cmほどのヤマメは十勝川から
大海原へと移動し、体長60cmの“サクラマス”に
となり自らを生息させているのと同様に
大海に出て行き、荒波に揉まれ、存在感ある
ビジネスにして行こうではないか!というお話。
(私はローカルでいいや!という選択肢はないかも!?)
ということで、“サクラマスが海へと
降りてゆく“という意味で「サクラマス降海」理論と名付けた。

今までのローカル中心にビジネス展開してきた皆さん、
Withコロナの今だからこそ、大海に泳いでいくための
準備段階の期間、つまり銀毛化(スモルト)期間として、
ディファクトスタンダードへと向かっていく時なのですよ~!


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“サクラマス降海”理論

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