これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

06/01
2020

aramain

“The BIG ISSUE”の存在理由

皆さん、『The BIG ISSUE』という雑誌をご存知
でしょうか。
ビジ達モバイルでも紹介したことがあるのですが・・・。

“ISSUE”とは、「議論されるべき問題」という意味。
すなわちこの雑誌は“地球規模で議論されるべき、大きな問題”を
取り上げている雑誌。
1991年、ロンドンで第一号が発行され、
日本では2003年9月からなので今年で17年目。

“The BIG ISSUE”の存在理由を2つあげると・・・

1つ目は“働く場”を作ること。
ホームレス問題の解決を目指しての雑誌販売。
ホームレスの人たちは、住所を持たないと職につけない。
そこで、彼らがこの雑誌を販売することで、“住所を得る”手がかりとする
ことを目的としている。
価格は450円で、雑誌1冊につき230円が収入になる。
(この4月から値上がりしたという)
多く販売することで、ホームレスからの脱却を図るのだ。
現在、東京では102人が登録されていて
ここで働いて得たお金をもとにし、住所を得た人が
既に200人以上いる。

もう1つの存在理由は、記事の世界観とクォリティだ。
政治・環境・エコロジー・自由・人権・平和・国際事情など
をテーマとして扱っている。
4月号の表紙はグレタ・トゥーンベリ。
そして5月号の特集は、
“コロナ補償とベーシックインカム(BI)”。
 (BIとは国が全ての国民に対して最低限の生活をおくるのに
必要とされる現金を支給する制度)
これは、コロナ禍ゆえの記事であり、
日本のニュースだけみていたらわからないことを
地球規模で、しかもマクロ的視点で編集されている。

私はこの記事で、BIが世界的に注目されていると知った。
“ただでお金をもらえると誰も仕事しなくなるのでは?”
という疑問に対し、BIの実証実験しているリーダーは、
“BIが導入されたら、働かなくなりますか?”との質問に
実に90%の人が“仕事を続ける”と答えたとあった。
そして「なぜなら仕事にはお金意外の意味があり、私達は仕事により
承認され、成長し、社会的なつながりを持つのです」と。
このように奥深い記事が掲載されているのだ。

私は時々、飯田橋の交差点で赤いベストを着たオジさんから
この雑誌を買う。
このオジさんの首には、顔写真と販売者番号が
明記されている身分証明書がぶら下がっている。
販売の心得の一つとしてこんな内容がある。
「売り場を大切にしています。売り場のゴミ拾いや
周辺で仕事をする人たちとのいい関係づくりをし
必要に応じた道案内も、身体の不自由な人の手助けを
するなどまちを心地よくするよう努力します」

社会問題解決、クォリティの高い記事、そしてしっかりした
販売員の行動規範が設定されている“The BIG ISSUE“は
存在理由がある雑誌なのだ!

aramain

BIG ISSUEをご存知?

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存在理由がある雑誌なのだ!

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“The BIG ISSUE”の存在理由とは…

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06/01
2020

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大棟耕介流“日日是好日”

2週間前に、リーダーズセミナーでパフォーマンス。
そして、今回はアルファCLUBで“パフォーマンスセミナー”
となったわけだが…

時節柄、どちらもzoomによるパフォーマンスなのだが、
クラウンKこと大棟耕介はとにかく進化していた。
そのワザはもちろんだが、zoomで届けられる映像も
かなりキレイになっていたのだ。

今回のセミナーのディスカッションでメンバーから
マイク&スピーカーのいいアイテムの紹介があると
それもすでに取り寄せ対応したという。

さすが、大棟耕介!!

今回のコロナ禍で、3月ににはホスピタルクラウンとして
子供たちのところへいけない旨のポスター展開を皮切りに、
zoomやYouTubeを使ってのパフォーマンスのお届けや
“NO密”野外パフォーマンスなどを矢継ぎ早に展開。

多くのメディアも注目してくれるわけだが、
そのパフォーマンス内容もどんどん進化していくわけだ。
次なる大棟耕介に期待大となる。

↓ ↓ ↓

今回のコロナショックは、ショックを受けて途方に暮れているか、
“であれば、できることは何!?”と頭をひねり
その先に一歩を踏み出すかが大きな違いとなってくる。

実は一歩を踏み出してみると、
それまでの見えていた景色とかなり違う景色だというのだ。

これを機にリモートワークを当たり前の仕事の仕方
とするところも多くなるだろう。
テイクアウトの料理にチカラを入れるお店も多くなるだろう。

みんなの買い物の仕方も変わってくるし、
お金の使い方バランスも変わってくることになるのだろう。

私たちのビジネスもこれらの変化を取り込んで変革しないことには
その先には進んで行けないということ。
すなわちこのパラダイム転換後の「ニューノーマル」を
どう捉えて対応していくかということだ。

禅語に“日日是好日”という言葉があるが、
これも、取り方によっては“日日是好日”ってことか!?

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進化するパフォーマンス!

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リーダーズセミナーでパフォーマンス

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選ばれるビジネス

06/01
2020

bijimain

オンラインセミナー“Challenge&動中の工夫”が選ばれる

先日、東京NBCの委員会の企画でZOOMによる
オンラインセミナーを開催した。
テーマは「革新企業はどんなしくじりをしてきたのか?」
パン・アキモトの秋元義彦社長とアイワ広告の小山雅明社長の
お二人がゲスト。
私がモデレーターをさせていただいた。

セミナー参加者は50数名で、東京NBCから半分、
残りの半分は全国のNBCから参加してくれた。
オンラインセミナーは開催時間に通信機器さえあれば、
全世界、どこにいても参加できる。
これからは、顔をあわせてのオフラインセミナーだけではなく
このようなオンラインセミナーがニューノーマルとなっていく
のは間違いないだろう。

ゲストのお二人とも社長歴30年以上。
ベンチャー企業ではあるが、ベテラン社長だ。
セミナーでは、
長年の経営の中であった“しくじり”から学ぶべきことを
具体的に掘り下げる予定だったのだが・・・。
結果的に、チャレンジと“しくじり”を繰り返すことで今につながっている
ことがわかったセミナーとなった。

パン・アキモトさんは備蓄用の美味しいパンの缶詰を
世界の飢餓地域に送るビジネスモデルで有名だ。
災害が発生すると、被災地に行き支援をする。
このコロナ禍でも、地元の病院に無償でパンを届け、
それがメディアにも取り上げられ、一層注目されている。
本当に有事の時に強い会社だ。

アイワ広告は、看板に特化した広告会社だったのだが・・・
最近、2店舗目となる食パン専門店、「マチダベッカリー」を
開店し行列のできる繁盛店として、
「嵐にしやがれ」にも紹介された。
さすがに看板屋さんだけあって、
「パン以上、ケーキ未満。」という大きな店頭看板の
効果は大きいようだ。
パン屋を開店するきっかけは、
社員の食事事情を知った小山社長が、社員の健康を考え、
社員食堂を設けたことから。
すると社員の実家から様々な食材が手に入り、たまたま自社ビルの
1階店舗が開いたのを機にパン屋を開店することにしたという。
思い切ってやってみたことでいい結果につながっているのだ。

今回、ゲストでお招きしたお二人は
たまたま“パン”という共通項があったのだが、
いろいろ話を聴いてみると、一番の共通項は
“どんどんチャレンジする”ことだった。
壁にあたりながら、動中の工夫をしながら、
チャレンジを繰り返しすることで、
世界へパンが届く会社へ、そして行列のできるパン屋さんに、
なっていったということ。

“しくじり”も当然たくさん繰り返されるわけだが、
あきらめなければ、
“動中の工夫は静中の工夫に勝ること幾千億倍”なのであろう。
選ばれるビジネスには必ず理由があるということですよね。


bijimain

“動中の工夫は静中の工夫に勝る”

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05/25
2020

moba0525

まさに「終わりの、始まり」!?

→米高級百貨店の“ニーマン・マーカス”が破綻‼︎
昨春、念願NYマンハッタンに上陸したばかりなのに…
→米老舗百貨店“JCペニー”も連邦破産法申請‼︎

→英“ローラ アシュレイ”が経営破綻、
新型コロナが業績悪化に追い討ち‼︎
→“キャスキッドソン”の英国内60店舗すべて閉店‼︎
心配していた日本法人も破産に‼︎

↓ ↓ ↓

私が初めてアメリカ大陸に上陸した1990年代、
コンサルタントの先輩に連れられて“ニーマンマーカス“も“JCペニー”も
あるショッピングモールで入店し、
「これがアメリカの百貨店かぁ!?」と見上げた記憶が。

そこでショッピングする経験も大切と教えられ、
いろいろ物色するわけだが、残念ながら私が買うものは一切なかった。

そして話は英国に移るが、“ローラアシュレイ”の商品イメージは
大体頭に浮かべられるが、残念なら“キャスキッドソン”の花柄プリントとの差を
言葉にするのは難しい。
(私からすると、遠くにある存在ってこと)
とはいえ、人気のブランドであったことは分かる。

とにかく、新聞やオンラインニュースには
連日このような見出しが発信されている。
日本ではご存知のようにレナウンが民事再生手続きをしたばかり。

確かにアパレルブランドと百貨店はこの“コロナ危機”がなくても
厳しい背景にあったわけで、まさに追い討ちをかけられた状況だ。

私にとってはファッション業界についても企業の破綻情報も
得意な分野ではないのだが…
ある情報誌紙には、今回のレナウンはアパレル業界の
「終わりの、始まり」とあったのだ。

おーまさに「終わりの、始まり」。

アパレル業界だけでなく、全ての産業構造の変革期でもあり、
そのタイミングでのこの“コロナ危機”。
ということで、これら“終わり”のニュースは
あくまでプロローグと捉えた方がいい。

このコロナ危機は地球規模のグローバル経済下において
広さ、深さ、長さのどれをとっても強い破壊性を持った存在なのだ。

ならば、コーポレートアーキテクチューを根こそぎ転換して
新たなステージに進もう。

これが私が提唱する「コロナ・トランスフォーメーション」というわけ。
「ビジ達 7」で熱く語ってます。
https://www.youtube.com/watch?v=IzaXinJatGY

moba0525

変わるなら今!

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05/25
2020

keymain

“Coronaトランスフォーメーション”の実践!

先週も“Chance to Challenge”と題し、
今こそ“Nextステージ派”になるべきと発信した。

私は、“パラダイムシフト75”として、
グローバル経済化、デジタル化の促進により、
価値観が転換する時と以前から発信していた。
そしてデジタル革命による“破壊的イノベーション”が起き
産業構造の大転換期だと目されていた、まさにこのタイミングで
コロナショックが起きたのだ。

コロナによる影響が出始めたのが2月からだとすると
まだ3ヶ月しか経過していないのに、“広さ・深さ・長さ”
において既に過去の危機を上回る“破壊的危機”
となるのは間違いない。

アフターコロナでは以前に戻るのかというと・・・、

旅行について・・・
海外からのインバンド需要はコロナが収束したとしても
簡単には戻らない。一度ボーダーが出来てしまったので、
しばらくは海外への旅行を控えるだろう。
国内旅行は徐々に増えて行くだろうが、完全に戻るには
数年の歳月がかかる。

外食産業について・・・
オンラインをベースにしたデリバリー需要が大きくなっていく
のは間違いない。
実際、都心では、ウーバーイーツや出前館のバイクを
頻繁に見かける。
(店需要が以前のように復活することはないだろう)

働き方改革について・・・
私の会社でもほとんどのスタッフは自宅で仕事をし
ほんの数名だけが出社している状態。
テレワークが浸透すると、スタッフ全員が集まることは
特別なとき以外ないだろう。
それは、時間の節約、交通費の節約、賃料の節約にもつながる。
その上、都心への人口の集中は地震や災害を考えると
リスクが大きく避けるべきだと多くが気づき始めた。

この3点をとってももう以前と同じにはならないことが明白だ。
そこで、私は声高く“コロナ・トランスフォーメーション“の実践!
と発信したい。
トランスフォーメーションとは、“大きな改革”という意味。
すなわちコロナ禍により、より速く、より大きく、より確かに
変革しなければならなくなったわけだからだ。

それは、
1.日本社会における Japaneseトランスフォーメーション。
 足踏みしていた日本の産業構造も含めた社会構造の大変革ととき。
 少し前までは Japanese up-cycleと発信していたが、
 もはや、up-cycleでは不十分となったがゆえの
 トランスフォーメーションなのだ。

2.Corporateトランスフォーメーション。
 会社の中での組織、評価基準、デジタル化、働き方等を
 ドラスティックに変えていく。

そして、この2つのトランスフォーメーションを進めていく上で
大切なことはミレニアム世代へ委ねていくことだ。
これからの時代をつくるミレニアム世代が
この難局に対応することで、新たな価値観がビジネスに反映されて
いくということなのだ。
さぁ、この期に、私達の世代交代も進めていこうではないか。

keymain

今が変化のとき!

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