これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

11/11
2024

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新しい働き方の潮流と “スポットワーク”の可能性

近年、働き方の多様化が進んでおり、
特に“スポットワーク”の人気が高まっている。
“タイミー” “シェアフル”に続き、“メルカリハロ”が参入。
好きな時間に最短1時間から働けるサービスで、
仕事を探す、働く、給与をもらう、
のすべてがスマホで完結する手軽さが特徴。

メルカリによると、サービス開始からわずか1カ月で
250万人以上が登録したという事実は、
急速に進化する労働市場を象徴している。
働き手不足の解消のみならず、
個人のライフスタイルやニーズに合わせた働き方が
求められる現代において、
スポットワークはますます重要な選択肢となるだろう。

そういえば“バイトするならエントリー”で注目の会社
(株式会社エントリー)も「スマジョブ」という
スポットワークサービスを数年前から展開していた。
(その経営者は友人でもあるのだが、早くから取り組んでいた!)

【ライフスタイルに合わせた働き方が求められる】

“パラレルワーク”の普及もあり
複数の仕事を同時に行うスタイルも
今後ますます一般的になるに違いない。
従来の“一つの職場に一つの仕事”という考え方に対し、
個人が複数の収入源を持つことが、
リスク分散や安定性確保の手段として認識されつつある。

さらに、テクノロジーの発展により、
自宅で作業が可能な仕事が増え、
フレキシビリティが向上する中、多くの人々が
自分のライフスタイルに合わせた働き方を求めている。

このような変化は、特に若い世代に顕著であり、
彼らは仕事を選ぶ基準として、報酬だけでなく、
柔軟な働き方や自己実現の機会を重視しているということ。

【働き方はもっと変わる、その理由】

例の中島流消費のキーワード
“モノからコトへ、コトから意味へ”にも通ずることだが、
働くことにも自分なりの“意味”を求めているということ。

その1 ◆個々の生活スタイルの多様化
子育てや介護といった家庭の事情を抱える人々は、
フルタイムの仕事を続けることが難しい場合がある。
そこで、スポットワークやフリーランスの選択肢が
重要な役割を果たすことになる。

その2 ◆経済的な要因
景気の変動が影響を及ぼす中で、
安定した収入源を確保するために、
複数の仕事を持つことが新たな標準となる可能性がある。
また、企業側も必要なときに必要な人材を確保できるため、
柔軟な雇用形態を望む声が増えている。

その3 ◆“コスパからタイパへ”的価値観の変化
現代ではコストパフォーマンスだけでなく
タイムパフォーマンスの観点が重要視される。
限られた時間を有効活用し、
自身の価値を最適に表現できる働き方が求められている。

↓ ↓ ↓
スポットワークの台頭とパラレルワークの普及、
そしてリモートワークビジネスの拡大は、
今後の“働き方”において重要な変化をもたらすことは間違いない。
いまインターネットさえあれば、
どこでも仕事ができる“デジタルノマド”という働き方も
その一例だろう。
この働き方の推移が、私たちのビジネスの今後の在り方にも
大きく影響することになるだろう。

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スポットワークの普及の意味するところは

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選ばれるビジネス

11/11
2024

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このデジタル時代に “イマーシブ体験”が注目される理由。

次のうち、“イマーシブ体験”として該当するものはどれ?
A) バーチャルリアリティ(VR)技術を利用して、
異なる世界に入り込む体験をすること。
B) チームラボのようなデジタルアート空間で、
鑑賞者がアートと相互作用すること。
C) 趣味で好きな音楽を聴きながら、リビングでゆったり過ごすこと。

「イマーシブ」とは、“没入”“没入感のある”と訳される言葉。
ということで、3択のAとBの2つが正解。
とにかく、“イマーシブ”であり、“没入感”という言葉を
たくさん耳にするようになった。

この言葉を耳にして、最初に頭に浮かんだのが
猪子寿之代表が率いる“チームラボ”が創るさまざまな施設。
私が最初に“チームラボ”を体験したのが、
2018年に豊洲に創られた“チームラボプラネッツ”。

“Body Immersive”な空間を創り、
私たちを巨大な作品の中に取り込んでしまう。
身体ごと没入することによって、身体と作品との境界を曖昧にし、
自分と世界との間にある境界の認識を揺るがすのだ。
いま思うと、入場口で“素足に”させられるところから
その没入感は始まっていたということ。

猪子氏は言う
「人は都市の中では、
自分は独立して存在できていると錯覚しがちです。
自分と世界との間に境界があるかのようにすら思ってしまう。
しかし本当は、そこに境界はなく、
自分の存在は世界の一部であり、
世界は自分の一部であるのです」と。

【今なぜ“イマーシブ体験”が注目されるのか?!】

こうしたイマーシブ体験が注目される理由の一つは、
その体験がもたらす感情的なインパクト。
没入感が高まることによって、
参加者は現実から乖離した感覚を味わい、
心のリフレッシュや新しいインスピレーションを
得ることができるのだ。
また、デジタル技術の進化により、
よりリアルな体験が可能となり、
今まで想像することすら難しかった世界が
現実のものとなりつつあるということ。

◆イマーシブシアターとは…
2000年代にロンドンで始まった体験型演劇作品。
特徴は、空間全体を舞台とすること。
従来のようにステージから離れて観劇するのではなく、
観客も舞台の構成員として参加する。
作品の世界観に入り込みやすい鑑賞法として注目されている。
“イマーシブ・フォート東京”で楽しめる多くのアトラクションは、
このイマーシブシアターの手法を用いている。

◆イマーシブオーディオとは…
全方向から聴こえるなど臨場感の高い状態で
音を楽しめるコンテンツで、立体音響、3Dサラウンド、
3Dオーディオなどとも呼ばれている。
音を通して映像や音楽作品への没入感を
高められるコンテンツとして映像配信やゲーム、映画館など
幅広いサービスや空間で取り入れられている。

◆イマーシブビューとは…
Googleマップで場所を探索する際に、
実際にその地点にいるような感覚を持てるほど
リアルなシーンを提供する機能。
多数の画像と航空写真を組み合わせ、
デジタルと高度なAI技術を活用し、
バーチャル画面を通して必要とされる情報を表示する展開。

↓ ↓ ↓

とにかく“イマーシブ空間”は、今やあらゆるところに存在する。
今後のエンタメ業界において、
イマーシブな要素を取り入れた企画は、
商品やサービスの付加価値を上げ
熱烈なファンを獲得するカギとなることが期待できる。
“イマーシブ体験”は、エンターテイメントの枠を超えて、
観光産業や教育分野にも広がりを見せている。

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没入感を体験

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豊洲の“チームラボプラネッツ”

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シナジースペシャル

11/05
2024

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スマホが演出する、変革の16年。 その流れは、次なるステージへと!

えっ、忘れ物スマホ…1日600台!!
“紛失した”と持ち主が届け出た携帯電話の数は、21万9761点。
1日あたり600台余りに上るという。
(スゴ~い!)

一方、拾得物として警察に届けられたのは14万2450点。
“落とし主”の元には最終的に、
半数以上の12万222点が戻っているという。
(それもスゴい!)

みなさんもご存知と思うが、
アップルからiPhoneが発売されたのは2007年。
その5カ月前に、多くの記者たちの前で
“スマートフォン革命”のきっかけとなるプレゼンテーションを
あの“スティーブ・ジョブズ”がしてみせた。
(ちなみにスティーブ・ジョブズと私の誕生日は
1カ月しか違わない同年代である)

そして2007年6月29日に初代iPhoneが登場!
ただ残念ながら日本でのiPhoneの発売は翌年の2008年。
その発売から16年経ったわけだが…

1人2台持つ人も多く、とにかく多くのスマホが出回り
そこで1日600台も紛失することになっている。
果たしてこのiPhoneでありスマホの存在により、
私たちの生活は、そしてビジネスはどう変わったのだろう?!


【スマホによるトランスフォーメーション!】

2007年の登場以降、その普及速度と技術の進歩は
目覚ましいものがあり、
日本国内では全世帯の80%以上がスマートフォンを保有。
コミュニケーションや情報収集、
ビジネスのスタイルまでも刷新している。

今日、スマホを使えば、いつでもどこでも瞬時に
情報にアクセス可能。
この利便性であり効率化の追求は、
今も私たちの行動様式を改革し続けている。

まさにスマホによる“トランスフォーメーション”?!
いや、“パラダイムシフト”なのかもしれない!


その1 ◆スマホの普及と影響

スマホの爆発的な普及は、
私たちの生活やビジネスプロセスを変革することに。
その持ち運び可能なデバイスは、
一昔前には考えられなかった速さで情報にアクセスし、
通信手段としての役割を果たしている。


その2 ◆デジタル化とコミュニケーションの進化

デジタル化の進展により、映像、音楽、書籍などの
提供の仕方も、売り方も大きく変わることに。
この変化に伴い、ソーシャルメディアの普及も急速に進行し、
コミュニケーションの枠組みが大きく変わることに。


その3 ◆新たな決済方法とクラウドの役割

電子決済の普及により、
スマホは支払い手段としても地位を確立。
キャッシュレス化の進展とクラウド技術の進化は、
私たちの生活をさらに便利で快適なものに導いている。
クラウドはデータ管理の負担を軽減し、
柔軟なビジネスモデルをも可能にしている。


とにかく、私たちのライフスタイルもビジネスも
大きく変えたのは間違いない。
しかし、この便利さは一方で新たな課題も生み出している。
匿名性により誹謗中傷が増え、
さまざまなトラブルであり事件も起きているのだ。
便利なもの、効率の良いものは、
易学で言うところの“陰と陽”の関係ということだろうか?!

次なる便利さ、効率化を生み出してくれる注目の“AI“も
メリット・デメリットを合わせ持っている。
私たちがそれを踏まえてどう活かすかということなのだろう。
(この“陰と陽”については、改めてこの“ビジ達”で語ることに!)

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スマホによる変革とは

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はなまるア・ラ・カルト

11/05
2024

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『ハンギョドンの“老子” 穏やかに過ごす道しるべ 』から学ぶ。 [ビジ達by kiko]

今回からスタートする“Z世代のよもやま話”。
ということで私“Z世代のkiko”が発信するわけだが…

第1回目のテーマは
『ハンギョドンの“老子”穏やかに過ごす道しるべ』
という本の紹介。

私は"ハンギョドン"が好きで
沢山の"ハンギョドン"をコレクションしている。
知らない人も多いと思うので紹介すると…

“ハンギョドン"とは、ハローキティでおなじみ
“Sanrio"のキャラクターの1つ。
公式サイトによると中国生まれの半魚人だとか。

私がこの本を手にしたのは、
“ハンギョドン"のファンであることはもちろんだが
本の帯に「穏やかに過ごす道しるべ」と書いてあったから
落ち込んだ時に読みたいと思ったのだ。


【中国儒教とSanrioキャラクターとの連携】

本の中には、『老子』の考えを基にした前向きな言葉と
"ハンギョドン"のイラストが沢山掲載されていた。

『老子』はご存知と思うが、古くから伝わる中国の思想書。
その内容は"競争社会で生きる人々の心を
軽くしてくれるような考え方"を発信してくれている。

この“Sanrioキャラクター"と
"歴史上の思想"を併せた本はシリーズ化されていて
『ハローキティのニーチェ』『マイメロディの論語』など
他にもいくつもの種類があるという。


【道に同じくするものは、道もまたこれを得る】

私がこの本を読んで一番印象に残ったのは
「人のいいところを見つけて、自分から好きになれば
相手からも好かれやすい」
というフレーズだ。

↓ ↓ ↓

「道に同じくするものは、道も亦(ま)た之(これ)を得るを楽しみ、
徳に同じくする者は、徳も亦(ま)た之(これ)を得るを楽しみ」
という『老子』上篇(道経)の一部分を
現代の私たちが参考にしやすい言葉に訳したもの。

自分が相手を尊敬し、人として好いていると
それは表情や態度から、相手に伝わるものだと思っている。
反対に、相手のことを知ろうともせずに
嫌ったり、相手に対してイライラしていると
それも伝わってしまうもの。
そして、どちらも自分に返ってくるパターンが多いはず。


【『老子』から学ぶことは、今の時代にも通用する】

例えば…
挨拶を返してくれないから挨拶をしない
→返してもらいたいならまずは自分がする

相手が無愛想な人だから自分も話す気が失せる
→自分は笑顔で楽しそうに話してみる

話が通じないから怒る
→まずは相手の話を聞いてみる

嫌な部分を見つけた
→好きな部分を探してみる

このように改善してみるだけで
相手の考えに気がついたり、意外にも明るく返ってきたり
好循環が生まれるのではないだろうか。

「人のいいところを見つけて自分から好きになれば、
相手からも好かれやすい」

このフレーズを思い出して
良いコミュニケーションの循環を作っていきたい。

現代は…現代の若者は…現代社会は…
と区別されることも多いが、コミュニケーションの根本は
儒教の時代も、今の時代も変わらないということ。

Z世代の私が手に取る
『ハンギョドンの“老子”』からこんなに学べるとは?!

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Sanrioキャラクターと老子のコラボ

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選ばれるビジネス

10/28
2024

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人気の“寿司チェーン店”から学ぶ これからの効率化と新サービス

先日もある“回転寿司店”で、
寿司だけでなくさまざまな料理とお酒を
美味しくいただいたわけだが…

その注文の仕方がどんどん進化していることに驚いた。
あのiPadのようなものからの注文だけでなく、
商品レーンの下に、メニュー紹介のようなカタチで
常に動いているデジタルサイネージの帯があり、
そのメニュー商品をタッチしても注文ができたのだ。
(おースゴ〜い!これでも注文できるんだ!)

このところの“回り寿司店”は、どんどん進化している。
寿司店だったのに、天ぷらありラーメンあり、デザートもある。
そしてあれこれ起きた事件により、
寿司はもう皿に乗って回らない状況になってしまい
店の人も皿の枚数を数えないでよくなっていたのだ。

もしかしたらどの業界よりも早くから
DX化に取り組み、そして進化してきたのかもしれない。

このお寿司屋さんのDX化は、1958年からだという。
大阪で創業された“元禄寿司”が、回り寿司のパイオニア。
当時は、より多くの人々に手軽に
寿司を楽しんでもらうための発明だったのだ。

そしてその回り寿司文化は、
60余年の間に紆余曲折しながらも時代の流れと共に進化し、
日本中に存在する文化となったのだ。
(あれっ、今は海外でも回っている?!)

【寿司チェーン店上位は、過去最高を達成!】

飲食店市場に逆風が吹き荒れるなか、
寿司チェーンの上位数社は、過去最高を達成したという。
人手不足の解消などを目的に開発してきた
DXによる超効率化策が、
非接触が求められるwithコロナ時代に実を結んだといえる。

2024年7月の寿司チェーン店の店舗数はなんと4164店。
もちろんこれら寿司チェーン店は
もう回ってないところも多いわけだが…
上位はみなさんもお馴染みの
「スシロー」で「くら寿司」で「はま寿司」。

DX化の流れも伴って、もっと美味しく
そしてスマートに進化した姿となり、
多くの人々に受け入れられるようになった。
(先日も店の前のエレベーターホールには、多くの人垣が…)
いまどき“寿司”というと、日本ではDX化された
この寿司チェーン店が当たり前になろうとしている。
そのくらい美味しくもあり、寿司だけでなく
さまざまな料理を効率的に食べることができるということ。

↓ ↓ ↓
寿司チェーン業界は、他の業界に先んじてDX化を進め、
その過程で競争と革新が相まって
新しいサービスを取り入れた飲食店として進化した。
この人手不足の到来と新たなサービスへの需要を考えると
この寿司チェーン業界の進化は、
私たちが見習うべきところがたくさんあるのかも?!

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にぎわう店内

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DX化が進む

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