これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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目からウロコのおすすめ本

08/18
2025

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どのページを開いても、面白い! 『ざんねんないきもの事典』の狙い。

→本はどのページから開かれても面白くなければならない
→子供(読者)と親(購入者)の両方にアピールする
→子供が不完全に覚えても書店で見つけられるタイトルを目指す
(さすがのマーケティング!)

毎日電車に乗っていると、その見かけも行動も
ちょっと“ざんねんな人”と思うことも多いが…
今回は『ざんねんないきもの事典』の話。

【ざんねんなゾウ→大きすぎて毛を失う】

「地上最大の動物であるゾウ。
その巨体で、ライオンも追いはらえます。
でも、そのために多くのものを失いました。

まず毛。
大きいほど体に熱がこもりやすくなります。
そのため体温が上がり過ぎないように、全身つるっぱげです」

先日、あるテレビ番組で『ざんねんないきもの事典』シリーズや
『わけあって絶滅しました。』シリーズなど
ユニークな切り口で話題の書籍を手掛ける編集者
金井弓子さんの話を聴いたのだ。

この人気シリーズ、出版されてからもう10年になるというが、
そのタイトル含め、読者の心を掴む“面白い”を追求し、
本の隅々まで意図を込めて、
理論的に説明できる本づくりをしてきたという。

まさにマーケティングをしっかり考えての
必然的大ヒットだったのだ。
読者の心を掴む“面白い”の追求であり、
本の隅々まで意図を込めての詳細を以下に紹介してみた!


【金井弓子流ヒット本の法則】

その1 ◆どのページも面白くする

→本はどのページから開かれても面白くなければならない
子供は本を真ん中から突然開くことが多いため、
開いたページが面白くないとすぐに興味を失ってしまう。
そのため、どこを切っても同じ絵柄が出る“金太郎飴”のように、
どのページにもインパクトを持たせることが重要。


その2 ◆“面白い”と“ためになる”の両立

→子供(読者)と親(購入者)の両方にアピールする
子供向けの本は、読む子供と購入する親が
異なる特殊なジャンルである。
そのため、子供が“面白そう”と感じる要素と、
親が“子供のためになりそう”と感じる実用的な情報の
両方を盛り込む必要がある。

例えば、子供が惹かれるような面白いタイトルをつけつつ、
帯には“身近ななぜが全部わかる”といった
親向けのコピーを入れるなど、
常に両者の視点を意識してバランスを取っている。


その3 ◆記憶に残るタイトル

→子供が不完全に覚えても書店で見つけられるタイトルを目指す
子供が友達の本を欲しがる際、
正確なタイトルを覚えていないことが多い。

“命の図鑑”や“身の回りの不思議の本”のように、
内容の特徴を捉えた覚えやすいタイトルにすることで、
親が書店で探しやすくなり、販売機会を逃さない。
書店員がキーワードから本を特定できるような
タイトルが理想的である。

↓ ↓ ↓

うんうん、素晴らしい!
顧客のニーズやウォンツはもちろん、
そのプロセスにおける“選ばれる理由”も
もっと徹底して考え抜かなければならないわけだ。

このくらい細やかで戦略的なマーケティングでなければ
他を出し抜いてのヒットは生まれないということ。
令和時代のマーケティングはもっと複雑になりそうだ!

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読者の心を掴む“面白い”を追求

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ファインスピリッツキーワード

08/04
2025

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5億円の負債を抱えないで済んだ、 禍の運。

このところ大谷翔平選手のマンダラチャートを題材に
“運のいい”自分づくりをあれこれ発信しているのだが…
今更思い出した、私の運のよさを物語る“禍(わざわい)の運”。

もちろん“禍”とは、不幸で不運な出来事なわけだが、
その“禍”が5億円の負債を抱えることを
回避してくれたのだ。

まさに“人間万事塞翁が馬”。

【北海道十勝でのワインヴァレー構想は頓挫したのだが…?!】

2015年から始まった北海道十勝での“ワインヴァレー構想”。
もちろん私の出身地でもあり、
私が構想を計画、そして主導しながら展開していたのだが…

ある時、ぶどう生産農家らの
“町のブランディングより目先の収益”を優先する離脱により
2018年秋に構想は頓挫してしまったのだ。

順調に進んでいくと、日本政策金融公庫など金融機関から
合計5億円の融資を受け、2020年春には
構想建屋が竣工オープン予定。
ワイン醸造場はもちろん、レストラン、パン工房、カフェ、
物販の建屋含め竣工するはずだった。

生産農家にぶどうの苗を供給し、育成指導もしていた会社側は、
当然、訴訟に踏み切ることになったのだが…
竣工予定だった2020年春、
まさかの新型コロナウイルスが出現。

ご存知のように2020年から約4年間に渡り
人々の移動・集合が制限されたわけだ。
そのワインヴァレー構想にそのトラブルがなければ…
借入金の5億円が重くのしかかっていたということ。

なんという“運の良さ”!
この構想を頓挫させる地域の生産農家の出現が、
金融機関からの5億円の借入を阻んでくれたのだ。

【禍がもたらす意外な幸運“人間万事塞翁が馬”の意味?!】

改めて“人間万事塞翁が馬”を思う。

古くから伝わる中国の故事、“人間万事塞翁が馬”は、
幸運と不運の移り変わりを表す物語として知られている。

故事は中国の辺境地域に住む老人、塞翁の話から始まる。
ある日、彼の馬が逃げてしまう。
しかし、塞翁はそれを不運と悲しまず、
“幸運の兆しだ”と言い放つ。
やがて、逃げた馬は他の馬を連れて帰ってきて、
彼の持つ馬の数は増えることになったという。
それを見た周囲の人々は、彼を祝うが、
塞翁は再び“これは不運の兆しかもしれない”と言う。

その後、彼の息子がその新しい馬に乗って落馬し、
足を折ることに周囲は再び残念がるのだが、
塞翁は“これが幸運に繋がる”と言って動じない。
そして、戦が勃発し若者が徴兵される中、
息子が怪我をしていたために徴兵を免れ、
命を取り留めることになったという。

このように、幸運と思える出来事も不運になりうるし、
その逆もまた然りであるというメッセージが“人間万事塞翁が馬”。

当時、構想の主導者としては、生産農家たちの
身勝手な解釈と行動には怒り心頭。
東京に戻ってきても、怒りで眠れないこともしばしばだった。
まさかこのトラブルによる頓挫が、
この北海道のワインヴァレー構想も忘れて
安心して眠れる2025年の今を演出してくれるとは?!

ちなみに、“人間万事塞翁が馬”の繰り返しは、どこまで続くのか?!

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あのまま進んでいたらどうなっていたか…

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先取りビジネストレンド

08/04
2025

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“AIボイスレコーダー”を活かす! 使わなきゃ、“令和の効率”は獲得できない!

“PLAUD NOTE”をついに使い始めた。
その存在を知ってから、もう半年以上は経ったのかもしれない。
やっとECサイトから注文し、使い始めたところ。
(うんうん、こいつは使えるかも?!)

すでに何人かの仲間が使っていて、
その使い出の良さについて語っていたのだ。

◆ある整体師さんの事例

患者さんとの施術中のやり取りも含め録音しておいて、
後でお客様ごとにまとめたり、同じ症状の人ごとにまとめる。
(あえて症状やその処置について口に出しているという)
そして目的ごとにAI処理することで、
担当してない整体師さんでも
これまでを踏まえてのお客様対応が可能に。
そして各症状に対してのより効果的な施術を共有できることに。

→この使い方は素晴らしい!
人気の整体院や整骨院は、お客様が次から次へと。
これらを目的ごとにAIにまとめてもらうことは、
これまでは難しいと諦めていた施術の質の向上も可能に!

◆営業支援会社の事例
営業スタッフ全員に1台ずつ持たせ、
追加の有料課金も会社が負担しているという。
“営業の仕事”だからなのだろうが、
お客さまとのやり取りでありそのコンピテンシー(行動特性)を
その後の営業であり、共有のためにも活かしているという。

→そのくらい“営業の仕事”には、このAIボイスレコーダーが
活躍してくれるということ。
60人くらいの中小企業だが、このAIレコーダーの活躍により、
事務員を雇用するコストを削減し、スタッフはより価値の高い
業務に集中できるようになったという。

【PLAUD NOTEは、録音から文字起こしそして要約まで!】

“PLAUD NOTE”は、会議や打ち合わせの録音から文字起こし、
そして要約までをAIに任せることができる
革新的なAIボイスレコーダー→27,500円。

Microsoft AzureのAI技術を採用し、
高い精度とスピーディな文字起こしを実現。
さらに、最新のGPTやClaude 3.5 Sonnetを用いた
AIによる要約も大きな魅力。
対応可能なシーンも多彩で、会議や打ち合わせだけでなく、
講義やインタビュー、医療現場の記録にも適用可能。

テンプレートは30種類以上用意されており、
用途に合った要約スタイルを選べる点も便利。
また、コンパクトな設計により持ち運びも簡単。
通話録音にも対応しているため、
ビジネスシーンの多様なニーズにも応えてくれる。
Ask AI機能や提案機能も搭載されており、
AIが業務をアシストしてくれるのも大きなメリットなのだ。

いま“PLAUD NOTE”は、単なる録音デバイスを超えた、
AIによる効率化ツールとして注目されている。

↓ ↓ ↓

えっ、この解説ってまるで“PLAUD NOTE”のPRみたい?
え〜なんか片棒を担いでいるみたいにも思えてきた。

この令和の時代は、これら登場するAIツールに
どんどんチャレンジして、
自分のビジネスにどう活かせるのかを試行錯誤しないことには、
次なるAIステージにも行けないように思えてならないのだ。

さて、私はまずzoom会議の議事録づくりと、
コラムづくりとセミナー構成に活かそう

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“PLAUD NOTE”を活用していきたい

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選ばれるビジネス

07/28
2025

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“不適切にもほどがある!” 世界平均30.6歳、日本平均49.9歳!

時代遅れの価値観による混迷は避けたい。

この参議院選挙での結果は、
歴史の浅い党であり、若手候補者が多い党が躍進した。
もしかしたら党に関係なく、若い人であり
若い価値観の人に投票しているということなのかもしれない。

議員の高齢化に伴うさまざまな問題であり不満が
ついに顕在化したということ。
もう“令和の時代に不適切な年寄り”には、
退いてもらいたいわけだ。

先にも紹介したが…
世界の81億人の平均年齢も年々上昇が続いているが、
2024年の世界全体の平均年齢(中央値)は30.6歳。
日本の平均年齢は何と49.9歳で先進国の中では最高齢。
なんとその差、19.3歳である。
(この約20歳の差は、このデジタル化の時代には大きい!)

すなわち世界は、ミレニアル世代でありZ世代を中心に
その社会が構成され動いているというのに、
日本はその平均年齢が約50歳ということで、
まだ団塊ジュニア世代を中心に
社会も政治も動かされているということ。
(政治はもっと高齢者中心かも?!)

この19.3歳の差は、すべてが加速する時代には
さまざまな場面において後手を踏む可能性が大きい。
ビジネスであろうが政治であろうが、
その発想も展開も決断も、
すべてが遅れ気味になる可能性が大ということ。


【若い世代も、任せれば未来を見据え活躍してくれる!】

そして…先日紹介したNYC株式会社。
構成メンバーの平均年齢は、なんと32歳。
社長の中塚氏は37歳。
2025年3月で創業3周年を迎え、
累計資金調達額が50億円超、
グループ売上が80億円に達し、投資先企業が18社に。

今後も事業承継問題の解決に向けて
さらに投資を加速させることを目指してくれている。
若くてもしっかり社会課題と向き合って
事業展開しているわけだ。

そして“10年前に経営を丸投げした”我が社renの後継社長。
その山田社長もミレニアル世代の43歳で、
社名変更もしたこともあり、
俄然経営者としてヤル気になっているのだ。


【もうビジネスも政治も、ミレニアル世代Z世代中心の時代!】

日本は高齢化に伴う“不適切な価値観のリーダー”課題を捉え、
政治もビジネスもその中心となるリーダーは、
若い価値観の世代へバトンタッチを急ぐ必要がある。
十分若くても、選ぶ人さえ間違わなければ
経営も政治もいい方向に進めてくれるはず。

あのトランプ大統領も、時代錯誤の不適切な価値観の
政治家ということなのだろう。
世界はミレニアル世代やZ世代が主導し、
急速に変化するデジタル時代に対応している。
この世代こそが、来るべき次なる未来に近く、
より責任を持ってくれる世代ということだ。

政治においても、若い世代の声を反映させ、
新しい価値観を取り入れることで、
迅速な意思決定と政策の実行が可能になるのだろう。
変革によって、日本全体が持続的な成長を遂げ、
国際的な競争力を取り戻すことが期待される。

今後の選挙における60歳以上の1票は、
半票換算でもいいのかもしれない!?

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若い世代に未来を任せよう

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シナジースペシャル

07/28
2025

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「社名変更した後継社長、された創業者!」 山田社長vs中島ファウンダー

お~3日で240人視聴!
ん~やっぱり、タイトルなんだね~。
このタイトルなら、視聴者は反応するわけだ。

先日、「7月1日、株式会社renへのリブランディング!
“co-create good relations”」
というタイトルで“ビジ達”で発信したのだが…
(それほどの反響もなく…)

その後のYouTubeチャンネル“ビジ達7”では、
「社名変更した後継社長、された創業者!」として
対談形式で発信すると
すぐ200人を超える人たちが視聴してくれた。

◆まだ視聴してない方は ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=UAnBlhI5UEc
〈ビジ達7 vol.264〉社名変更した後継社長、そしてされた創業社長
その少し前にも「約10年前に、経営を“丸投げ”してみた?!」
をタイトルにしてYouTube発信すると
1〜2日で150人が視聴してくれたのだ。

私のYouTubeチャンネル“ビジ達7”の登録者数は1220人。
この登録者の人たちは、そのタイトルでありサムネのインパクトで
視聴するかどうかを決めているということ。

発信する内容ももちろん重要だが、
この視聴への“興味誘導ハードル”をクリアしないことには
見てもらえないわけだ。

“ビジネスの達人”を20数年発信し、
YouTube“ビジ達7”を5年やってきてやっと確信した。
この令和の情報過多の時代は、
どんなに役立つ内容であっても、その後に重要な発信であっても
手元に届き、読み、そして観てもらわないことには
本来の目的は達成できないということ。


【タイトルでありサムネにどう表現し、発信するか?!】

特にYouTubeでは、視聴者は限られた時間の中で
コンテンツを選ぶため、タイトルのインパクトが絶大。
タイトル自体が物語を示唆し、感情に訴える要素を持つことで、
視聴者のクリック率は一気に高まるという。
動画コンテンツの内容そのものも重要だが、
それをどのようにして視聴者へアプローチするかがポイント。

ということで、今回の学び。

その1 ◆感情に訴える:

タイトルに感情的な要素を入れると、視聴者は興味を引く。
対立や変化を示唆する言葉を使うことで、
感情的な反応を呼び起こす。


その2 ◆物語性を持たせる

短いフレーズでもストーリーを感じさせること。
“後継社長”vs“創業者”の対話がどのように展開するのか
ここが興味を掻き立てることに。


その3 ◆トレンドを意識する

時代の風潮やトレンドに合わせた内容を組み込むことで
視聴者が今知りたい情報として訴求力が増すことに。


今回の参議院選挙もそうだったが、
SNSをどう取り込み日々の活動に活かすかが
大きな差になっていたような…
このすべてが加速する時代において、存在感を持って
活躍するためには、視聴者の心を捉える戦略は必須。


視聴者を揺さぶる創造的なタイトルとサムネイルによって、
視聴者に最初の一歩を踏み出させることができれば、
コンテンツの価値はさらに高まり、
あなたの発信はより多くの共感と信頼を得ることができるはず。

ふっふっふっ、自分に言い聞かせているみたい?!

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サムネのインパクトは大事

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