これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

09/19
2023

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稲刈り体験で出会った虫たちが、木村秋則さん“自然栽培”を思い出させてくれた!

カマキリ、バッタ、コオロギ、カエル、蜘蛛、
他さまざまな虫たちが、その住み家への突然の“敵の襲来”に驚き移動。
カマキリなどは、私たちの襲来に自分のカマを突き立て威嚇したりもする。
その“敵の襲来”とは、私たちの“稲刈り”のこと。

そりゃ驚くだろう。
田んぼからの立ち退き請求の連絡もなく、突然に9月のとある土曜日に、
“稲刈り”と称して多くの人間たちが田んぼに踏み込んでくるわけだ。
その突然の襲来に虫たちは、最初は驚きのまま数歩は逃げ進むのだが、
突如立ち止まり、何が起きようとしてるのかを確かめようとする。
この姿を見ていると、私たち人間にも似ているような…
(いや、ウクライナへのロシア侵攻を言っているわけではないのだが…)

私たちが稲を刈り進めていくと、多くの虫たちは次々に移動し
最後に残った数本の畝(うね)に集中する。
このとき私たちは、あまりにも多くの虫たちの存在に驚くのだ。

この稲刈り体験は、千葉県習志野市での日本企画株式会社の
稲刈りイベントに参加させてもらっての話。
(利社長、いつもありがとうございます)

【多くの虫たちが集う、無農薬栽培の田んぼの意味?!】
私は北海道十勝の農家で育ったこともあり、
大豆や小豆の豆刈りも、燕麦(えんばく・オーツ麦)の収穫時も
実はノコギリ鎌を使っていたので、ベテランと言っていい使い手。
(はっはっはっ、自画自賛…)

ということで、今回の稲刈りでも私が結構活躍した…という話ではなく、
私たちにとって農業は職業の一つという捉え方ではなく、
今後の人類の在り方に大きく影響を与える生産活動だということ。
今回の稲刈り体験でも、無農薬による“自然栽培”の田んぼには
とにかく多くの虫やカエルたちが生息している。
彼らにとってもこの田んぼは、住みやすく心地よい場所なのだろう。

そしてこの田んぼは、美味しい米をもたくさん“創ってくれる”田んぼ。
そう「創ってくれる」としている訳は
田んぼが、未来も含めて程よい関係を“創造してくれる”ということ。

この体験で思い出したのは、あの木村秋則さんの“自然栽培”。
私は木村さんのその徹底した無農薬栽培と、
木村さんの生き方考え方にも傾倒していたこともあり、
弘前市の木村さんのりんご畑までお邪魔して 
直に話を聴いてきたこともあるほど。
(以下、YouTubeビジ達 7 “木村秋則さんから学ぶアップルツリーパラダイム”)
https://www.youtube.com/watch?v=TlXnIMtD_zc

そういえば、掃除の会の20周年イベントでは、
鍵山秀三郎相談役と木村秋則さんのセッションを企画して、
700人を超すみなさんに喜んでもらったことも!

【この環境問題と“自然栽培”の根底にあるものは一緒なのでは?!】
地球の環境問題と木村秋則さんの“自然栽培”には深い関係がある。
“自然栽培”は、環境保護と持続可能性を重視する農業の実践であり、
環境問題への対処に一翼を担っている。

【その1】農業の生態系への影響
従来の農業は農薬や化学肥料の大量使用に依存し、
生態系に多大な影響を及ぼしてきた。
これが生態多様性の減少や土壌の劣化などの環境問題を引き起こしている。

【その2】有害な農薬の排除
有害な農薬の使用は土壌汚染や水質汚染などの環境問題の原因となる。
自然栽培は農薬を使用せず、害虫を天敵や生態系の一部として
コントロールする方法を模索し、環境への負担を軽減する。

【その3】持続可能な資源管理
土壌の健康を回復し、有機物質の循環を促進することは、
持続可能な資源管理の一環。

【その4】消費者の意識向上
環境問題に対する消費者の関心が高まっている今、
自然栽培は食品の安全性と品質に対する新たな期待に応えている。

今回の稲刈り体験で思い出させてくれた“自然栽培”は、
地球の環境問題に取り組む一環として、持続可能性と生態系の保護を重要視し、
新たな農業の方向性を示してくれているのだ。
私たちが食べるために生産する作物と、
地球の生態系とはしっかり関係しているってこと。

この田んぼの虫たちであり、自然栽培が教えてくれているのは、
我々が地球環境を守るためにできることの一つの模範といえる。
そして私たちが地球と調和した未来を築くためには、
日々の私たちの生活やビジネスも含めて
見直す必要があるということなのだろう。

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千葉県習志野市での稲刈りイベント

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無農薬による“自然栽培”の田んぼ

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目からウロコのおすすめ本

09/19
2023

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『ChatGPT産業革命』編集/日経クロステック

このところ丸善で購入したムック本『ChatGPT産業革命』(日経BP)には
“ビジネス界に鳴り響く生成AIのファンファーレ”という
ショルダーコピーが書かれていた。
ファンファーレだから、さまざまな業界のビジネスに
“ジェネレーティブAI”が始動する合図という意味なのだろう。

わずか2カ月で1億人のユーザーを獲得したというChatGPT。
2022年11月がChatGPTリリース、ChatGPT-4は2023年3月。
金融業界も建築業界も、教育も広告も…
実はさまざまな業界で多くの企業が、その可能性を知って
水面下でしっかり取り組んでいたという。

【隈 研吾事務所では、画像生成AIを“否定の材料”として!】
冊子を開いて1番に注目したのは、隈 研吾建築都市設計事務所。
所員はMidjourneyなど画像生成AIをよく使っているという。
使い方はさまざまだが、基本的には“否定の材料”として
活用することが多いと。
(否定の材料??)

例えばパース画像が欲しい場合、AIに“隈 研吾の建築”を学習させて、
“隈 研吾” “低層オフィス” “森の中”と言ったワードを入力すると
これまで隈 研吾氏が設計した建物と似たデザインが生成されてくるという。

ところが所員に求められているのは“隈 研吾をどう超えるか”。
だから、AIが生成したデザインとは異なる、
これまでの傾向からは想像できないようなデザインにチャレンジするために、
検討の幅を広げるツールとしてAIを活用しているのだという。

設計者にはイメージだけでなく“使いやすい空間になっているか”など
さまざまな観点で建築を追求しなければならないわけで、
AIで生成したイメージを活用しながら、自分たちの提案を
どうブラッシュアップしていくかが設計者に求められることになるわけだ。

【名だたる企業が、その先を目論んですでに導入していた?!】
→パナソニックHDは4月、国内9万人を対象に
ChatGPTを利用できる環境を提供開始。
業務の生産性向上だけでなく、使いこなした上で
新たなサービスアイデアを出してもらいたいと期待しているという。

→日清食品HDは3月にGPT-4を触ったときに衝撃を受け、
この流れは間違いないと思い、早期に活用することが
競争力につながると考えたという。
そこで初級者向けには入力のコツを教えるセミナー、
中級者向けには本格的なプロンプトエンジニアリングを教育する予定だという。

→ベネッセHDは4月からグループ社員15,000人を対象に
ChatGPTを活用したAIサービスの運用を開始。
生成AIを活用することで、“動的に問題を作成する”ことも視野に入ってきた。
だからAIには他の業界以上に感度高く持っていたいと。

→伊藤忠商事は5月に伊藤忠商事の情報システム部門やDXプロジェクト推進室、
その他グループメンバーで専門組織を発足。
6月中にChatGPT環境を構築した上で、7月中旬には
全社リリースを目指している。
米GoogleのBardや日本製の大規模言語モデルにも順次対応する計画。

→三井住友ファイナンシャルグループは4月、ChatGPTを基にした
社内業務のAIアシスタントツール“SMBC-GPT”の導入に向けた
実証実験を始めた。
秋ごろを目処に、全行員が使えるシステムにする予定。
金融業界は当初慎重姿勢だったがこのところ潮目が変わり、
大手金融機関は積極姿勢に転じた。
文書検索やシステム開発の支援から顧客対応まで、期待は高まる一方だという。

実は弊社“クオーターバック”が育った広告業界こそが
今後大きな影響を受ける可能性が高いという。
(実のところは、QBのビジネスドメインはかなりシフトしているので
それほど影響はないと思うのだが…)

↓ ↓ ↓

とにかくどの業界にあっても、これら“ジェネレーティブAI”を
先んじて駆使することこそが、業界においてリーダー役を務められるかどうか
ということなのだろう!

そこで私のアタマには例の“リスキリング”のキーワード。
次世代の働き方に向けて新しいスキルを身につけることなのだが、
今こそChatGPTや画像生成AI含め、これらジェネレーティブAIに対して
そのリスクへッジも含めて手練れになるということ。
すなわち「AI DRIVEN」な人が求められるってこと!

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名だたる企業のChatGPT導入実績とは!?

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選ばれるビジネス

09/11
2023

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“BIGMOTOR事件”から思う 石田梅岩の“倹約思想”

保険金の不正請求や店舗前の街路樹伐採、パワハラの横行、
理不尽な理由で退職を迫る不当解雇など
様々な“疑惑”が浮上したビッグモーター。
(もう、疑惑だけじゃないけど…)
いくつかの損害保険会社も片棒を担いでいたという。

新社長は「当社の常識が世の中の常識と合っていなかったことに
尽きると考えている」とか言っているが、
世の中の常識と合っていないだけだろうか?!
本来の企業の存在理由である社会性であり、
社会課題の解決という役割はどこにいってしまったのだろう。

ということで、我らが石田梅岩先生から“倹約思想”を学ぶ!

【約300年前の江戸中期に活躍した石田梅岩先生の発信!】
このタイミングで『魂の商人 石田梅岩が語ったこと』山岡正義著を
久々に手にしていたのだ。
例の「石門心学・実践講座」の最初のテキストがこれ。
2冊目のテキストは『なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?』だったのだが、
このテキストも熟読し、改めて最初のテキストに戻り
読み始めたタイミングだったということ。

そこには…
「正直」と並んで梅岩の思想の柱となっているものに「倹約」がある。
これについては『斉家論(せいかろん)』と言う本を書いているほどで、
我が身を修め、家を斉え、国を治めるのに、
いかに倹約が大事であるかを繰り返し説いている。

「倹約ということは世俗に説くとは異なり、
わがために物ごとをしわくするにあらず。
世界のために三つ入る物を二つにてすむようにするを倹約という」

つまり、梅岩のいう倹約は一般的な意味とは違って、
自分の利益や欲のためにするケチではなく、
社会のために三つ必要であったものを二つですむように努めることが
真の倹約だという。
自分達だけでなく、世の中の自分達以外の人たちのことを考えて
ということから…
「真の商人は先も立ち、我も立つことを思うなり」
という梅岩を代表する言葉が発信されたという。

そして梅岩の倹約思想は、さらなる深みをもっていて
例えば、倹約によって私欲を離れ、生まれながらの正直を実践すれば、
四海和合同一も実現するという考え方。
これはつまり、倹約による世界平和思想といえるだろう。

この「斉家論」が出版されたのは十八世紀の半ば(梅岩が亡くなった年のこと)。
それはアメリカの独立宣言よりも30年ほど早く、
またフランス革命で人権宣言がなされる40年〜50年前のこと。
その当時すでに、東洋の片隅に小さく封じられたような島国にあって
これほど雄大な規模の平和思想を抱き発信していたとは驚くべきもの。

石田梅岩先生の倹約思想はいかがだろうか。
ここ数年“SDGs”という表現で地球規模でこの“倹約”的思想が
展開されているが、すでに300年前に「斉家論」を通じて発信されていたのだ。
(我らの石田梅岩先生、スゴい!)

【注目の“ダークパターン”も、倫理観の欠如から?!】
今回のビッグモーターの問題だけでなく、このところ注目されている
オンラインサービスにおける「ダークパターン」もこの倫理観が
欠如してのものと言えるだろう。
→申し込み途中でポップアップが表示され、“タイムセールス”とあり
どうしたらそのポップアップが消せるかが分からない
→ 購入したい商品をカートに入れて、決算確定ボタンを押すだけという
タイミングで、今まで表示されていなかった手数料が追加されていた
→えっ、定期購入になっている?!解約ボタンが見つからない。
電話の問い合わせ先も出てこない!

私自身もこの“焦り”を何度も体験しているわけだが…
ある新聞社が行った調査では、国内主要サイト100のうち6割にあたる
62のサイトでダークパターンが確認されたという。
日本はその規制に対してもかなり遅れている方だという。

ということで、これらオンラインサービスを展開する6割に当たる企業にも
石田梅岩先生の“倹約思想”を学んでもらいたいと思う次第。
いやいや、私たちビジネスに関わる誰もが、
この“倹約思想”を再度確認した方がいいのかもしれない。

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石田梅岩先生から“倹約思想”を学ぶ

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先取りビジネストレンド

09/11
2023

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令和ビジネスにおける “ジェネレーティブAIとアート思考”の交差点

これまでの“ビジ達”では、ジェネレーティブAIの今後の可能性であり、
どのくらい私たちのビジネスに関わってくるのかがテーマだったわけだが…
今回は私たちのビジネスの“ゲームチェンジャー”となり得ることを前提に
今後のビジネスの在り方を考察してみたい。
そしてジェネレーティブAIと私が度々語るデザイン思考や
アート思考との関係についても考えてみたい。

さて、このジェネレーティブAIを日々のビジネスにどう使いどう活かすのか?!
そして私たち人間には、今後何が求められるのか⁈

ということで…
ジェネレーティブAIがますます進化し普及していくと、
私たちのビジネスであり、働き方、ビジネスモデルはどう変わっていくのか。
ゼロから生み出すことはなく、掛け合わせ、練り上げること。
自分の手でゼロから生み出すというプロセスはほぼなくなるだろう。

【ジェネレーティブAI により、私たちの活躍どころは?!】
ジェネレーティブAIに指示をして、たたき台を生成してもらい、
それをブラッシュアップして成果物をつくりあげる。
上手にプロンプトを入力し、的を射たたたき台を生成させることが
できるかどうかで、最終的な成果物のクオリティも違ってくることに。

ある人はこのジェネレーティブAIを使い熟すことは、
クラブで活躍するあのDJ的仕事になっていくと語っていた。
確かにDJは新たな音楽は創らないけど、いろんな音楽を集め
機材を駆使することでコラージュにより
新たな音楽シーンを創り上げているわけだ。

ジェネレーティブAIに、どんな資料を食べさせ
“どんな要望をどんな言葉を投げかけ、どんなカタチで求めるのか”
これが私たち人間のクリエイティビティの見せどころとなるという。

そしてジェネレーティブAIから生成されたものをチェック、精査して
よりベターなものへと練り上げていくというのが私たちの仕事。

そしてジェネレーティブAIは、度々間違えを平気でしでかすわけで、
間違いに気づけない分野で頼るのはかなり危険なことに。
ある程度自分が理解している分野でこそ、リスクも少なく
かなり使えるツールとなるわけだ。
こうして全体のパフォーマンスを上げていくというのが、
新時代に活躍する人の働き方として定着していくことになるのだろう。

【ジェネレーティブAIと、“アート思考”の関係性?!】

ジェネレーティブAIは、時々嘘をつくことはあるが、
ものすごく物知りの優等生。
クリエイティビティらしきものもないわけではないが、
あくまでジェネレーティブAIの生成物は、
蓄積された過去のデータのサンプリングに過ぎないと言うこと。

ということで、ジェネレーティブAIが有能なツールになればなるほど、
そして合理性に優れているAIが浸透すればするほど、
人間にしかできない事をすることこそが、人間の仕事になってくるわけだ。

では“人間にしかできないこととは何か?”
例えば「これまでにないこと、面白いこと、風変わりな事」。
すなわち、これまでになかった新たな発想…
そう“デザイン思考”であり“アート思考”が重要になってくる。
文章生成AIであっても、画像生成AIであっても、
“これまでにないモノ”“ひねりの効いたモノ”とオーダーしても
蓄積された過去のサンプリングデータから提案してくることになる。

先のビジ達で、私には不似合いなTikTok「わたかわダンス」を事例に
“アート思考”を語った意味が分かっていただけただろうか。
(“わたかわダンス”15秒は、時々セミナーで踊ってますが…ふふふっ)

これからは、私たち人間の独自の思考や感性を活かした
“既成概念にとらわれない自由な思考法”こそが重要になってくるということ。
今後のビジネスの課題解決には、AIのロジカルさと“デザイン思考”であり
“アート思考”のような柔軟な発想力が必要ということだ。

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アート思考のビジネスマーケティング

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ハイブリッド思考

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ファインスピリッツキーワード

09/04
2023

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モノからコトへ、コトから意味へ。 令和は“意味の消費”ビジネスに注目!

先日のビジ達で“ロケ地巡礼は意味の消費”と発信したが、
改めてこの時代の「意味の消費」によるビジネスが 
どこでどう展開されているのかをシミュレーションしてみた。

北海道十勝の小さな町、芽室町(私の出身地なわけだが…)。
その町の中心から西に16キロ離れたところの上美生地区に
“カントリーブラン”という小さなパン屋さんがある。
みなさんもご存知の北海道帯広市の街中からは約30キロ離れていて、
ほとんど日高山脈の麓といったところ。
なのにこのパン屋さんには多くの客がやってくるのだ。

芽室町の人口は19,000人弱、上美生地区においては180世帯で500人強。
少なくとも芽室町の人たちや近隣の地区から来店してもらわないことには、
パン屋さんとしての商売は成立しない。
なのにコロナ禍も含めて多くのお客さまから支持され、
開業してから今年で21年目だという。
(お友達のお店なわけだが…)

もちろん並んでいるパンは、この店なればこその“こだわりのパン”ばかり。
時には口コミにより100キロ先からもお客さまが来るという。
ガソリン代とタイパを考えると、高価格のパンとなるわけだが…
これも成熟化が進んでいるからこその“意味の消費”時代の現象といえる。

ということで、さまざまな“意味の消費”現象を紹介すると…

【ディズニーリゾートも“意味の消費”】
調べてみるとオープン当時(1983年)の1デイパスポートは3,900円。
そして2023年11月の週末からは1デイパスポートは
ついに10,000円超になるという。(何ということだ?!)

価格に意味がないわけで、まさにあのディズニーのキャラクターたちに囲まれ、
仲間とあの世界を体感することに意味があるわけだ。

【クラウドファンディングは“意味の消費”】
「Makuake」は、クラウドファンディングサービスを展開するブランド。
2013年8月7日に株式会社サイバーエージェント内の
新規事業としてスタートし、すでに東証に上場している企業である。
いろいろな会社のさまざまな商品が扱われているが、
まだ市場に出ていない商品を購入予約すること、そこに投資することは
まさに“意味の消費”である。

【繁盛店“三ん寅”に並び、味噌ラーメンを啜るのも“意味の消費”】
先日などは、とにかく暑かった14時ころ…
もしかしたらチャンスかもと思い、行ってみると
まさかの15分くらいの待ち時間で入店できたのだ。
(素晴らしい!これは最短記録かも?!)

ところが、美味しく味噌ラーメンを啜り外に出てみると
何と15人ほどが行列をつくっていたわけだ。
(絶妙のタイミングだっただけ)

札幌の名店“すみれ”関連のお店で1,000円くらいのラーメンなわけだが、
60分くらいの待ち時間は当たり前のお店は“意味の消費”となる。

【聴覚に障がいのあるパートナーが働くスタバを訪れるのも“意味の消費”】
このビジ達でも紹介したことのある国立駅にある
『スターバックス コーヒー nonowa国立店』。
主なコミュニケーション手段として手話を使用し運営する。

この店舗は、聴者と聴覚に障がいのあるパートナーが共に働き、
多様な人々が自分らしく過ごし活躍できる居場所の実現を目指した、
“ダイバーシティ&インクルージョン”を象徴する店舗の一つ。

【コミケイベントが大繁盛するのも“意味の消費”】
2023年夏のコミックマーケット開催が終わり、
2日で26万人の来場者があったと発表された。

コロナ禍以降、低調な展示会業界でこれ程の来場者を集めるコンテンツは
それ程なく、同人市場の「強さ」を再認させるニュースといえる。
この現象はSNSを含めソーシャルメディアの普及により、
価値観の多様化と共に、エンターテインメントの多様化にも繋がり
結果として多くの人たちの“意味の消費”が進んでいる証といえる。

“モノの消費”でなく“コトの消費”でもない、“意味の消費”が伝わっただろうか。
この地球規模による成熟化により、今後はこの“意味の消費”が
もっともっと進むと予測できるわけだ。

ということで“意味の消費”に関連するビジネスが、
これからは脚光を浴びることになるだろう。

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“カントリーブラン”のこだわりのパン

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開業してから今年で21年目だという

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