これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

07/03
2023

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“運動脳”のためにもおすすめ「599高尾山」! 登らずして高尾山を知ることなかれ!?

高尾山は何度登っても飽きないし、いろいろな意味で程よい山なのだ。
自然を体感し、季節を感ずるにもいい。
程よい達成感と運動のためにもいい。
パワースポットとしてエネルギーをもらうにもいい。
仲間と共にそのプロセスを楽しみながら時間を共有するにもいい。

599メートルは、山って言うほどの山でもないかもしれないが…
その高さであり東京の中心部からの距離感がまたいいのだ。 

私などは、新宿まで10分で行け、そこから1時間でもう高尾山口駅。
日曜日の朝から向かったとして、山頂でゆっくり“おだむすび”を食べ、
普通に下山して、高尾山口から電車に乗り帰路に着く。
すると日曜日の競馬中継を自宅でリアルで観れるというわけだ。
(これも時々体験しその結果を見て、間に合わない方がよかったのではと
思うことも…)

先日も少し雨降る中をいつもの高尾山稲荷山コースを登ってきたわけだが、
雨の割には思った以上に気持ちよく登ってこれた。
これまでにも何度も登ってきた高尾山なわけだが、
何度登っても飽きない高尾山であり、稲荷山コースなのだ。
(もしかしたら1年で10回以上登った時もあったかもしれない?!)

今回は9月に計画しているリーダーズセミナーの下見も兼ねての
高尾山登山ということで、予定の稲荷山コースをいろいろな視点で
確認しながらリーダーズ講師の吉田さんと登ってきた。
(吉田さん、ありがとうございます)

高尾山、それも稲荷山コースのその良さを、
改めてChatGPTに紹介してもらった。
(このところ私がプロンプトエンジニアとして、
どこまでやれるかも試してみているということ)
そして私の結論は“登らずして高尾山を知ることなかれ!”ということ。

1、健康への良い影響
高尾山稲荷山コースは、3.2キロの距離と599メートルの高さという
適度な距離と標高であり、適度な運動負荷をかけることができる。
このコースを登ることで、心肺機能を向上させたり、
筋力を鍛えたりすることができる。定期的な登山は健康促進にもバッチリ。

2、自然の美しさ
高尾山は豊かな自然が広がっており、木々や植物の種類も豊富。
登山中には美しい景色を楽しむことができる。
自然の中で過ごすことはストレス解消にもつながるし、
心身のリフレッシュに役立つ。

3、パワースポットとしての魅力
高尾山は古くからパワースポットとしても知られていて
特に高尾山稲荷山コースには、稲荷神社があり、多くの人々が訪れ、
願い事や感謝の気持ちを込めて参拝する。

4、文化と歴史の魅力
高尾山には高尾山薬王院があり、登山の終点として参拝する人が多い。
真言宗智山派の関東三大本山のひとつで、正式な寺名は高尾山薬王院有喜寺。
薬王院と参道のスギ並木は、八王子八十八景に選ばれていて
日本の伝統文化や信仰の一端をも垣間見ることができる。

5、TAKAO 599 MUSEUM
高尾山の599メートルの高さをネーミングにした“高尾599ミュージアム”が
高尾山の自然や歴史、文化に関する展示や情報を提供している。
高尾山口駅にほど近く、訪れる人々にさらなる知識や理解を深める
機会を提供している。

そう、この5つ目の“高尾599ミュージアム”なのだが、
たまたまリーダーズセミナーでの登山後のミーティングのための
程よい会議室を駅付近で探していて出会った。
かなり立派な建屋で、それなりにお金をかけたミュージアムだったのだ。
登った後にはぜひ行って欲しいおすすめのスポット。

ということで、先に紹介した『運動脳』のことを考えても、59歳を過ぎたら
この手頃で身近な高尾山がいいということ。
高尾山のその良さが伝わっただろうか?
「登らずして高尾山を知ることなかれ!」
ということで“Seeing is believing 百聞は一見に如かず”。

9月のリーダーズセミナーでは、ただ稲荷山コースを登るだけでなく、
チームごとにテーマを設定してもらい、そのプロセスにも意味を持たせながら
高尾山を満喫してもらいたい。
身近な高尾山ではあるが、されど“599高尾山”なのだ。

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いつも登る稲荷山コース

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立派な建屋のTAKAO 599 MUSEUM

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先取りビジネストレンド

07/03
2023

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MajorityビジネスからMinorityビジネスへ Part 2. 注目は、社会性あるコンセプチュアルなビジネス!

このところ“時流観測所”で紹介した「KISARAZU CONCEPT STORE
(木更津コンセプトストア)」とカタログギフトの「LIFEGIFT」。
そして少し前にこのビジ達で紹介した「GOOD NEWS NEIGHBORS
(グッド・ニュース・ネイバーズ)」。
ここには新たな時代へのコンセプチュアルなビジネスが見えてくる。

「モノの消費から“意味の消費”へ」となり、
求められる能力は「問題を解決し、モノを作り出す能力」から
「問題を発見し、意味を創出する能力」へ流れてくる!と発信してきた。

私たちのすでに成熟化しつつある市場には、ショッピングモールも
アウトレットモールも、そしてギフトカタログもたくさん存在する。
そこに敢えて絞り込まれたコンセプトを持って市場参入し、
新たな価値観でアプローチするビジネスがあちこちに出現してきている。
今回はそこに注目したいのだ。

【まずは“KISARAZU CONCEPT STORE”】
三井アウトレットパーク 木更津に近接するファッションのテーマパーク。
もともと駐車場だった場所が生まれ変わり、約3000平方メートルの空間に
さまざまなジャンルの洋服やファッション小物が勢揃いする。
ファッション業界で大きな課題となっている大量生産・余剰在庫に着目し、
規格外品やデッドストック品などの服に光を当て、
ファッション業界の未来を考えた新たな提案を試していくんだとか。

この施設の特徴の1つが、入口で支払う入場料。
大人は1人300円支払うことで、社会課題を解決するための
取り組みを行っている企業・団体を応援することができるという。
→このプロジェクトは元々のアウトレットパーク木更津に近接するところが
相乗効果も期待できるということなのだろう。
まずは誰もが覗いてみたくなるはず。

【カタログギフト「LIFEGIFT」】
いのちをまもるカタログギフト「LIFEGIFT」は、
日常生活に調和する厳選した防災グッズだけを集めたカタログギフト。
防災グッズは、“自分ではあまり買わない”ものだが、
「誰にとっても実用的で必要」なもの。
LIFEGIFTは、実用的な防災や備蓄食品をギフトとして最適化するために、
商品選定や日常生活に馴染むデザインにこだわっている。

「あなたの無事が、いちばん大事」というメッセージをカタログに込めて、
プレゼントを贈ることができる。
カードをめくるたびに“こんな商品があったんだ”という驚きと共に、
それを選んだあなたの優しい想いが伝わるギフトカタログ。
→自分ではなかなか買えないが、ギフトカタログならひと通りチェックして
選んでしまうだろう。

【那須塩原の“GOOD NEWS NEIGHBORS”】
那須塩原駅からバスで約25分のところにある、
約4万3000平方メートルの広さの豊かな森の中につくられた観光地モール。
「森との共生」をキーワードに、森林の木材や土を生かして建築し、
自然環境と親しめるような施設となっている。
ここはオシャレな建屋が軒を連ね、環境問題や様々な社会課題に
取り組んでいるお店で構成されている小型のショッピングモール。
私が着目したのは、“観福農”の連携。
那須の“観光”と、どこの地域にも課題がある“福祉”、
そして“農業や酪農“を連携させ、さまざまな社会課題への取り組みをしながら
新たなまちづくりにチャレンジしている。
→私たちもそのコンセプトだから立ち寄ってみることになり、
いろいろ物色してみたわけ。

今回は社会課題とも取り組み、コンセプトを明確に発信している
3つのビジネス事例を紹介したわけだが…いかがだろうか?
まさにMajorityビジネスからMinorityビジネスへ向かっているわけだ。

成熟化が進んだ今だからこそ、“より多くの人たち”ではなく、
共鳴感を持つ“限られた価値観の人たち”にアプローチする意味が
出てきたということ。
すでに漠然としたマジョリティビジネスでは、もう選ばれない時代に
なっているのかもしれない。
これまでの“より広く、より多く”は通用しない時代に
入ったということなのだろう。

この流れが本当だとすると、やっと理念を明確にすることの意味であり
価値が現れ始めたのかもしれない。
まさに多様性の時代へ向けての、コンセプチュアルなビジネスが
どんどん生み出される時なのかも。

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GOOD NEWS NEIGHBORSの園内マップ

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選ばれる仕事道

06/26
2023

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「穏やかな海では、上手な船乗りは育たない!」 NASDAQダイレクト上場の、江口康二社長に期待!

先日、米国 NASDAQ にダイレクト上場した株式会社メディロムの
江口康二社長をインタビューさせてもらった。
NASDAQへのダイレクト上場は日本では21年ぶりの快挙だという。

実は私がプロデュースしている動画番組“Business Today”にも
登場していただいているので、2度目のナビゲーションだったわけだが、
とにかく、人生の浮き沈みを何度も経験していて、
聴いていても“面白く”まさに波瀾万丈の人生なのだ。
(江口社長、すみません、思わず“面白く”と表現してしまいました)
とはいえ、まだまだ先のある49歳。

そこで私の頭には…航海や海洋の文脈でよく使われることわざが浮かんだ。
Smooth seas do not make skillful sailors.”
うんうん、49歳だし、本来の航海はこれからということ。
ということで、まずは江口社長のこれまでの航海を紹介しよう。

【先日のナビゲーションの流れに沿って、その浮き沈みを紹介】
1.生まれは東京ではあったが、父親は本は読むのは好きだが働くことが嫌いで
 家庭環境は貧しく常に穴の空いた靴を履く日々。

2.大学卒業後、いろいろとビジネスの勉強をしたかったこともあり、
 敢えて名のないベンチャー企業を選んで就職。
→ どこでもよかったこともあり、リクルートファイルのベンチャー欄から
 目をつぶって指したような決め方。

3.活躍の甲斐もあって26歳でそのベンチャー企業は上場し、
 大きなキャピタルゲインを売ることに。
→ 独自に開発したビジネスモデル特許が“日経優秀商品・サービス賞”を受賞

4.若くてメディアにも登場してたこともあり、
 その活躍やお金持ちになったことも思わず自慢。
 (まさに、いけすかない奴?!)
→ すると多くの友人が近づいてきて、結果としてお金もなくなり
 友人もいなくなってしまった。

5.残ったお金と前職のベンチャー企業で学んだことを活かして起業。
 結果として全国に 300店舗以上のリラクゼーションスタジオを展開。
 従業員数 1,900名(グループ /FC 店舗従業員含む) の企業に。
 店舗会員数 150万人 /年間来店数約 100万人
→ 世界初、充電不要の活動量計 “MOTHER Bracelet”をローンチ
 24時間365日、歩数・睡眠・カロリー・心拍数・体表温の
 トラッキングが可能
 介護業界からも見守りシステムとして期待が集まる

6.2020年のパンデミックにより、ほとんどの店舗を閉鎖。
 賃料及び人件費、月間約3億円の経費負担が…倒産の危機!

↓ ↓ ↓

先の見えないコロナ禍、国の支援金もなく、銀行も貸してくれない。
2020年は赤字に転落し、日本での上場は無理。

◆この八方塞がりにも見えたコロナ禍の2020年、
米国 NASDAQにダイレクト上場 !
この上場は日本では21年ぶりの快挙。

このNASDAQ上場という土壇場でのスゴ技が、
コロナ禍で倒産の危機だったメディロムを救ったという。

いかがだろうか…
“Smooth seas do not make skillful sailors.”
(穏やかな海では上手な船乗りは育たない)
の意味が伝わっただろうか?!

穏やかな海では、船乗りが困難な状況や逆境に直面することなく、
彼らの技術や経験を向上させることはできない。
しかし、困難な海の中で船乗りは、航海術や船の操作方法を修得し、
様々な状況に対応するスキルを磨くことができるということ。

まだ49歳の江口社長。
予防から医療まで一貫した“ヘルスケア総合商社” を実現するという。
これまでの浮き沈みの経験は、
必ずやこれからのビジネスに活かされるに違いないのだ。

私も北海道十勝でのワイナリー構想含め
結構浮き沈みを経験してきたわけだが…
まだまだチャレンジしたいこともあれこれあるのだが、
いかんせん江口社長と大きく違うのは、残された時間だろうか?

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“Business Today”でのひとコマ

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シナジースペシャル

06/26
2023

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第16回リーダーズセミナーと “コンピテンシーディスカッション”の意義

2023年も“リーダーズセミナー”が15人のメンバーでスタートできた。
今年で数えること16回目のリーダーズセミナーとなる。

すでに4月の“顔合わせファシリテーションセミナー”、
5月の“靖國神社トイレ掃除体験セミナー”、
6月の“第19代林香寺川野泰周先生による坐禅&マインドフルネス体験セミナー
の3回をすでに実施し、参加者メンバーのみんなも仲良くなり
満足げな顔つきで帰路についてくれている。

ということで、年々よりよいリーダーズセミナーになっていると思うのは、
私の都合のいい贔屓目な解釈だろうか。

改めてリーダーズセミナーのその目的を振り返ってみると…
【1】率先して組織を導く“率先力”

【2】その先の未来へ“見通し力”

【3】次なるリーダーを育む“育成力”

【4】組織の風土や文化を創る“創造力”

この“すべてが加速する時代”もあり、ビジネスもどんどん変化していく。
リーダーの在り方もその変化に合わせて変わっていく必要が求められるわけだ。
そこで…

【例のコンピテンシー・ディスカッションが活躍する】
先にも紹介した“コンピテンシー・ディスカッション”が
このリーダーズセミナーでも、
いい役割を担ってくれているということなのだろう。

それぞれ体験の後には“コンピテンシー・ディスカッション”を必ず展開している。
“成果に結びつくディスカッション”ということでネーミングしたわけだが、
この時点で参加者は自分の意見をまとめプレゼンし、シェアし合うこととなる。

そのディスカッションの意義と進め方を含めて
かなり細かくルールを作って中島流に仕立て上げたものだ。

◆コンピテンシー・ディスカッションの進め方
→まずはテーブルマスターを決め、チーム名を決める

【1】テーブルマスターが進行管理
→タイムキーパーや書記も設定

【2】ディスカッションタイム
→内省タイム + メンバー発表タイム + ディスカッションタイム

【3】応用発想のシェア
→知見や体験したことをどう応用するかのシェア

【4】発表に向けて
→まとめ&発表者の決定

“まずはテーブルマスターを決め、チーム名を決める”とあるが、
毎回、私がチーム名へのテーマであり縛りをつくる。
発表者はチーム名を発してからプレゼンに入るわけだが、
みなさんユニークなチーム名を付けてくれるため
この「チーム名」がアイスブレイクの役割をも担ってくれるということ。

このディスカッションは私のコンサル先でのセミナーでも
単発の講演会やセミナーでも時間の許す限り実施している。
実はどれほどいいセミナーや講演会で話を聴いたとしても、
それがその人の知見となり日々のビジネスに応用できるかというと
なかなか難しいのが実際。
だから“コンピテンシー・ディスカッション”に至ったわけだ。

【このディスカッションのリーダーズセミナーへの意義として…】

<その1:実践的な学び>
→リーダーシップに必要な力やスキルを理論だけでなく、
実際の企業視察や体験を通じて学ぶことができる。
そこでこのディスカッションにより、実際のビジネス環境での
問題解決やリーダーシップの実践に役立つ知識や経験をも得ることができる。

<その2:連帯感と学びの共有>
→参加者が15名という少人数であるため、
密なコミュニケーションや交流が可能に。
これにより参加者同士の連帯感が生まれ、このディスカッションにより
互いの学びを共有し合うことでより深い理解や洞察につながる。

<その3:変化に対応するリーダーシップ>
→ビジネス環境は常に変化しており、その変化に対応する
リーダーシップ力が求められる。
このセミナーへの参加者は、業界の違い、立場の違い、年齢の違いもあり、
いろいろな角度での率先力や見通し力、育成力、創造力など
リーダーシップの在り方に対応する準備も養われる。

<その4:実践的なフィードバックの提供>
→参加者が学んだ知識やスキルを実践に活かすためには、
フィードバックのサイクルが重要。
セミナーにおける実践課題やグループワークを通じて、
メンバーに実際のシナリオに基づいたフィードバックを提供することで、
より実践的な成長を促すことができる。

うんうん、意味あるリーダーズセミナーになってきていることは
伝わっただろうか。
まぁ、我田引水に聴こえたかもしれないが…

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満足度高めな“リーダーズセミナー”

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コンピテンシー・ディスカッションの概念図

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はなまるア・ラ・カルト

06/19
2023

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これからのビジネス成功の鍵は“仮説思考”にあり!

今回、注目したいのは「仮説思考」。
iPadで検索しても「仮説思考」がタイトルに付く本はたくさん存在していた。
ストレートに“仮説思考”もあれば、“超仮説思考”も“実践仮説思考”もあり、
“仮説力”に着目した書籍もあった。
まぁ、そのくらい「仮説思考」は、ビジネスの創造であり競争にも
欠かせない重要な要素であることは間違いないということ。

そして“仮説力"を鍛えることは、物事に対する判断力がつき、
ビジネスの場面でも優位に立つことができるという。

今回の新型コロナによるパンデミックでも、多くの専門家たちが
“パンデミック級の感染症が来るかもしれない”と警鐘を鳴らしていたわけだが、
残念ながら日本の行政はなかなか重い腰を上げられなかった。
行政だけではなく製薬会社もしっかり仮説を立てることはしなかった。
ところがアメリカ、ドイツ、イギリスは
この“パンデミックが来るかもしれない”という専門家の言葉に
仮説を立て動き始めていたと思われる。

そしてこの3カ国は、コロナが世界に蔓延してから1年ほどで
ワクチンを開発してみせた。
通常ワクチン開発の過程で有効性、安全性等を検証するためには、
数年から数十年かかるわけだが、
その検証の体制も含めて、おおよそ1年で開発でき
結果として多くの外貨を得ることにもつながったのだ。

“仮説を持つ”ということはさまざまな意味で有効で、
ビジネスでは成功であり利益につながるということ。
(このところ『仮説脳』竹内 薫著も読ませてもらった)

とにかくビジネスでは「仮説力」は常に求められると言っていいだろう。
特にすべてが加速する時代のビジネスは、どんどん変化するわけで、
その変化の流れを掴まないことには、次のアクションが見えてこない。
結果として仮説力の差が大きな差につながってくるということ。

ということで今回のテーマは“仮説思考”であり“仮説力”。
先に紹介した中島流の「すでに起こっている未来」は、
まさに“仮説思考”を能動的に展開しようと発信している。
さまざまな現状における現象(未来を予測できる現象)を観て、
来るべき未来の何を予測するのか。
そしてその予測から何を見出し、どう創造につなげるかである。

これまでのミレニアル世代やZ世代の特徴や傾向の割り出しも、
中島流の“7つのニューノーマル(新常態)”も仮説思考による分析ということ。
とにかく“仮説思考”をするからこそ、次の一手が見えてくるわけだ。

仮説は立て方によって大きなイノベーションを起こす力を持っている。
2007年に“iPhone”を世に送り出したアップル社のスティーブ・ジョブズは、
“未来を創造するための仮説”を立てたということ。
ジョブズは“未来を先読みする”“事前に予測を立てる”というだけではなく、
“こんな商品でありサービスを展開して、こんな当たり前を創造しよう!”
と携帯電話ではない“iPhone”を発想したわけだ。

“未来を創造するための仮説”といえば、イーロン・マスク。
電気自動車を開発して地球の温暖化を食い止めると発信して
時価総額No.1の電気自動車メーカー“テスラ”を創り、
宇宙への輸送コストを100分の一にすると豪語し、
結果として(スペースX社)再使用ロケット“ファルコン9”を成功させた。
(素晴らしい実行力!)

この2人はとにかく仮説力が強く、その仮説を世に発信して
新たな常識をも創造してしまう。
そして自分だけでなく関係者の意識も集結させ、そのモチベーションも上げ
その仮説を実装に移していくわけだ。
うんうん、すべては”仮説思考”から始まっているということ。

そして私たちのビジネスにおいては、
この“仮説思考”と例の“デザイン思考”が創造的な課題解決手法として
相補的いい関係なんだよねぇ〜
この関係はまた次の機会に!

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仮説力の差が大きな差につながる

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