これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

05/15
2023

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青木紀代美さんの食の追求が 「放牧生産者指定 よつ葉牛乳」を生み出している?!

今朝もこの「放牧生産者指定 よつ葉牛乳」を受け取りに
青木さんのところに行ったわけだが…
果たしてこの牛乳を飲み始めて何年になるのだろう?!
青木さんにいろいろお世話になってから何年になるのだろう?!
と思い巡らせてみた。

そこで青木さんの書籍『食に添う 人に添う』出版のことも思い出し、
“子どもの命を守る会 青木紀代美(きよみ)さん“を検索してみると…
なんと1ページ目にビジ達の記事が出てくるではないか。
(20年間もビジ達を継続してくると、こうなる可能性も出てくるわけだ)

2019年2月にビジ達で青木紀代美さんであり書籍を紹介。
そのタイトルは「食といのちを守るをテーマに、46年主導!!」
そして以下のように語りかけていた↓

46年続けているもの、皆さんにはあるだろうか?
(46歳以下の人はムリだけど…)
今回ご紹介する青木紀代美さんは「食といのちを守る会」の代表。
32歳のときに「子どものいのちを守る会」として活動を始め、
会の名前こそ変わったが、現在なんと78歳!
野菜から牛乳、調味料にいたる総ての食品が
安全なものになるよう、活動されているのだ。
(仕事道、46年! ってこと)

と続いている。
→もう今年(2023年)で50年目ということ!!

この時が、お会いしてまもない頃だった記憶が。
実はそれから4年間ず〜っとこの“放牧生産者指定 よつ葉牛乳”に
お世話になっているわけだ。
私はヨーグルトのタネも継続して使っていたので、
この牛乳でヨーグルトもつくって食べてもいる。
美味しい牛乳であることはもちろん、
お陰さまで、病気にもならず健康にここまでやってこられているわけだ。

この牛乳、美味しく飲める牛乳ではあるのだが、
北海道十勝の牛乳というだけではない、かなり特殊な牛乳なのだ。

通常は地域の農協がタンクローリーで各酪農家を順番に回って回収する。
だからいろいろな酪農家の牛乳は混ぜこぜになるわけだ。
こだわりを持った牧草や飼料を食べさせようが、
その育む環境にこだわりを持とうが、その牛乳は混合されてしまう。
(私は十勝の芽室町の酪農家で16歳まで育ったわけだから…)

「放牧生産者指定 よつ葉ノンホモ牛乳」は
“草地放牧” “国産飼料” “健康な牛” “酪農生産者といっしょにつくる牛乳”
をキーワードに生産されている。
当然、非遺伝子組み換えのエサであり飼料を使っている。
最終的には放牧に取りくむ5戸の酪農家の原乳だけを使っているという。
北海道十勝・忠類地区の石黒牧場、 坂井牧場、高野牧場、内藤農場、
大和牧場の5戸。
ご覧のように5戸の農家の牧場名と代表者の顔写真入りの牛乳パッケージである。
ここまでやってしまうとそのトレーサビリティも明確である。

青木さんが1972年に共同購入運動を展開したときは、
ここまでのこだわり牛乳ではなかったわけだが、
その後の「食といのちを守る会」の運動が、
消費者の望む声を反映した結果として
「放牧生産者指定 よつ葉牛乳」に至っているということだろう。

青木さんの体の弱い息子が唯一好きだった牛乳。
だったら日本一おいしい牛乳を飲ませたいという
親としての一念で始まった食の追求。
それをきっかけに日本中を探したら、毎日食卓に乗せるに値する
まっとうで本当の食べ物があることに行き着いたという。

いろいろな伝手を頼りに毎日の食生活に欠かせない
米、みそ、しょうゆ、酢、卵、そして牛乳を求めて歩いたという。
その中で素晴らしい生産者に出会い学ぶことも多く、求めるだけではなく、
その大切な生産者を守り助け、もっとその安心安全の価値を
多くの人に伝えなくてはということで、いまに至ったという。

素晴らしい、まさに青木流の仕事道!!
この「放牧生産者指定 よつ葉牛乳」も、
青木さんの生活者としての追求から生まれたと言ってもいいだろう!

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原乳を提供する酪農家の写真が載っている

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青木紀代美さんの著書

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選ばれる仕事道

05/08
2023

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「ガリガリ君ソーダ」が、約20年ぶりにリニューアル。 赤城乳業の「遊び心」は次のステージへ!

「シン・ガリガリ君ソーダ」を食べてみた。
いや、“シン”ではなく新“ガリガリ君ソーダ”を食べてみた。
“こだわり抜いた、氷の粒。”と敢えて袋に書かれているように
こだわりの食感だろうゴロっとした氷の粒が入っている。
ぎゅっと氷の粒が詰まっていて、しっかりした食べ応えを感じたわけだ。

国民的アイスともいえる、赤城乳業の「ガリガリ君」。
その定番品である“ガリガリ君ソーダ”が、
中身もパッケージも含め約20年ぶりにリニューアルした。
(今回、新聞で知ったわけだが、あるアイスの1商品がリニューアルしただけで
約半ページも取り紹介されるとは、さすが国民的アイス!)

コーンポタージュやナポリタンなど、斬新な味を出し続け
注目されてきたガリガリくんがなぜ今、定番味の刷新に踏み切ったのか?!
赤城乳業の売り上げも順調に伸びていたのにだ?!

2022年6月に“ガリガリ君”の消費者調査を実施した結果だが…
→夏の仕事終わり、お風呂上がりのクールダウンやリフレッシュに最適!
→キャラクターが目立ち、商品が分かりやすい!
→いろんな味があって楽しめる!
といい声もたくさんいただいていたのだが、
残念なことに“こだわりの素材・製法を理解して購入している”
という意見が少ないことも分かったという。
そこで今回はガリガリ君のアイスキャンディーとしてのこだわりを伝えるべく、
アイス自身とパッケージのリニューアルに踏み切ったという。
(素晴らしい!)

先日あるコンビニのオーナー(80歳)が、
夏の学童保育の子ども達の暑中見舞いには、
必ずガリガリ君を持っていくという。
子どもたちはいつも、そのオーナーが夏にやってくることを楽しみにしていて
“ガリガリ君のオジさん”と呼んでいるという。
そのくらいポピュラーであり、人気の定番アイス。
たかが“ガリガリ君”、されど“ガリガリ君である。

すべてが加速する時代のビジネスにおいては、
たとえ数字上は右肩上がりだとしても、現状に満足することなく、
自分達での改善であり、次なるチャレンジが必要ということ。
これぞ“ガリガリ君”ブランディングである。
このチャレンジであり“遊び心”こそが、
赤城乳業のパーパスということなのだろう。

ここでホームページにCONPANY(会社案内)とタイトルされ、
アイスキャンディーの絵の中に書かれていた文章を紹介すると…

『こどもがよろこぶ「夢」いっぱ いのアイスを。
という赤城乳業 の願いから生まれた「ガリガリ君」。
あのガリガリという食感も。
アイスの鮮やかな水色も。ドキドキする当り付きも。
50円という価格設定(当時)も。
そして、おなじみの元気なキャラクターも。
開発当初から何よりもたいせつにしてきたこと。
それは「遊び心」でした。
さあこれからもみんなでもっともっと
遊びをたいせつに考える赤城乳業を目指しましょ。
商品を考え出す時も、つくる時も、 お届けする時も。
もっともっと「遊び心」をたいせつにしていきましょ。
(お客さまもきっと、赤城乳業の遊び心を期待しているはずだから)
「遊び心」にも、 きちんとまじめに取り組みましょ。
(素材やお客さまの 健康に気づかうことが、
安心して遊んでもらうことにつながるはずだから)
ひとりひとりが「遊び心」いっぱいの人生を送りましょ。
(そんな人たちが集まれば、小さくても強い会社にきっとなれるはずだから)
少し憂鬱な世の中を、赤城乳業の「遊び心」で明るくしましょ。
(わたしたちは、おいしさと楽しさと豊かさを提供する、
ドリームメーカーだから)』

うんうん、素晴らしい!
これを読んだら、“赤城乳業”という会社でありそのパーパスが見えてきた。
2017年の10円の値上げのときも、社長含め100名くらいの社員が整列して、
高田 渡の『値上げ』という曲を流し、
最後に全員揃って頭を下げるという値上の告知CMも注目された。

現社長はホームページのメッセージの中で
「規模は小さくても強い会社、いわば“強小カンパニー”を目指してきた」
と明確に発信しているのだ。
こんな会社こそが、私たち中小企業が目指す会社と言っていいだろう。
とはいえ…2022年、年商500億円を超したようだ。

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みんな知っている国民的アイス

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先取りビジネストレンド

05/08
2023

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「ChatGPT」その活かし方と可能性!!

今、私が試そうとしているのは、ChatGPTとのやり取りで創った
会社のミッション、ビジョンであり理念のあれこれを
再度ChatGPTに食べさせ、企業のブランドコピーを導き出し、
そしてイメージビジュアルをも創り出すこと。

もっと具体的に言うと、ChatGPTで生成された文字原稿を活かし、
画像生成AI “Midjourney(ミッドジャーニー)”を使って
より考察に合致したビジュアルに行き着くこと。
すなわち、対話型AI“ChatGPT” × 画像生成AI “Midjourney”である。

弊社の仕事はブランディングの仕事でもあり、
さまざまな会社のブランディングをお手伝いしているわけで、
その可能性を拡げ、よりその方向性にマッチしたビジュアルを
より効率的に創り出すためにも、これは試したいテーマなのだ。
今後はこのChatGPT × 画像生成AI “Midjourney”は、
さまざまなビジネスシーンで使われるような気がするのは、私だけだろうか?

漠然とした中でクリエイターに頼って制作を進めるのではなく、
その可能性であり方向性を確認した上で、
そのキメの場面でクリエイターセンスに期待したい。
タイパが叫ばれる中、無駄な制作作業を減らして
本来のクリエイターとしての個性を活かしたいということ。
クライアントもそのプロセスを確認できることで理解度も高くなるはず。

ここまでは私が深く関係する業界の話なのだが、とにかく令和のビジネスは
このChatGPTであり、さまざまなロボットや生成AIの出現により、
そのビジネスの在り方とそのプロセスを再構築しなければならないところに
来ているってこと?!

以下は先にも紹介したChatGPTの主な活躍どころなのだが…
その1、自然言語理解や生成、自動翻訳、
要約、質問応答システムなどの開発が可能となる
その2、カスタマーサポートやFAQの自動応答システムを
簡単に開発することができる
その3、自動作曲や自動文章生成
→音楽の作曲や文書の生成を自動化することができる
その4、ビジネス分析やマーケティング分析
→自然言語による分析やレポートの作成が自動化できる
その5、オンライン教育やトレーニングにも
→自動応答システムや対話型の学習環境を提供することができる
(えっ!プログラミングコードの生成も可能だって?!
使い方にはコツがあるようだけど…)

これらChatGPTで生成された言語を活かし、
その先の完成度の高いビジュアルづくりまで、AIは必ずやって来るということ。
そこでまず、私たちは日々のビジネスにどう活かしていけばいいのか?
どんなスキルが求められるのか?

【文章生成AIの活躍として“膨らませる”“発散する”】
日々のビジネスへは“膨らませる”と“発散する”。
(これは『先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』
に書かれていた表現)
この“膨らませる”という表現が合っているかどうかは別にして、
さまざまな企画書づくりやWebコンテンツづくりには使えるはず。
オフィシャルなメールの返信メールに使っている人も多いとか。
元となる用意された情報を、“膨らませて”決まった形式の文章にしてくれる。
もう一つの用途は“発散する”。
アイデアを新たに生み出したり、このChatGPTを壁打ち相手にして
より洗練されたアイデアへと手助けしてもらう。
とにかく、より確かな資料と具体的指示は欠かせないようだが…

【ポイントは、具体的前提条件の指示とキャッチボール】 
ここで私が注目したいのが、ChatGPTへのその材料の“食べさせ方”。
どうChatGPTに投げかけ、どう具体的な条件を提示するか。
この具体的投げかけのクオリティが最終的に生み出される生成内容に
大きく影響する。
より求める生成内容としたければ、意味あるものを食べさせろとなる。
もちろんまずの前提資料のクオリティも重要だが、その後の投げかけの質
すなわちChatGPTとのキャッチボールも重要ということ。

ということで、ChatGPTによる“私たちのビジネスへの可能性”について
何回かのキャッチボールにより、もっとオシャレでカッコよく!として
以下のようなキャッチコピーを提案してもらった。

1.ChatGPTがあなたのビジネスをダイナミックに加速し、
未来を切り拓くパートナーに!
2.ChatGPTがあなたのチームに力を与え、
革新的なコミュニケーションを創造する仲間に!
3.ChatGPTがあなたの知識を広げ、
革新的なアイデアを生み出す知的パートナーに!
4.ChatGPTがあなたのビジネスに革命をもたらし、
未来を見据えたビジネス戦略の実現者に!
5.ChatGPTがあなたのビジネスを先進的なデジタルソリューションに導き、
圧倒的な競争力を実現するデジタルトランスフォーマーに!

いかがだろうか?
要求を何度か繰り返すとその質が上がっていくのは間違いないようだ。
もっとオシャレさも欲しかったのだが…
私の投げかけが、まだ的を射ていないのかもしれない?!

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ChatGPTをどう活かすか

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選ばれる仕事道

04/24
2023

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大里綜合管理の経営計画発表会を通して、一倉 定先生の経営哲学に触れる!!

2年ぶりの大里綜合管理の経営計画発表会への参加。
(昨年は外部の人は呼ばずに開催した)
野老真理子会長の話では、
発表会を始めて25回目くらいという。
ということは、四半世紀に渡り
大里綜合管理の経営計画発表会を見させてもらったわけだ。
会社の進化やその新陳代謝、構成スタッフの
成長も目の当たりにしてきたということ。

自社の進化や新陳代謝、スタッフの成長は現場にいると
なかなか意識できないもの。
ところが他社については客観視できるので、
お陰さまでいろいろ学ばせもらったわけだ。
(野老会長、こういう機会を与えていただきいつもありがとうございます)

この発表会のベースとなる“経営計画書”は、全社員で作成する。
すなわち会社の理念、ビジョン、そしてこの一年のテーマを
皆がマクロとミクロ両方の視点を持ち
次年度の仕事に取り組めるということ。
(うんうん素晴らしい!)

さてそこで、この経営計画書づくりとその発表会が
なぜ全国の多くの中小企業で展開されるようになったかを紹介しよう。

【“経営計画書”を調べると“一倉 定(いちくら さだむ)”という名前が出てくる】
一倉 定氏は、“経営計画書”は単なる数字の羅列ではなく、
ビジョンや理念を明確にすることで、
社員のモチベーションを高め、全社員が同じ目標に向かい
協力しやすくなると考えている。

一倉氏はこの経営計画書づくりにあたり、
全社員の参加を促し、個人のアイデアを集め、
それを膨らませることで、より具体的で現実的な計画を
作り上げることを提唱している。

さらに、経営計画書の作成後は、計画を社員全員で共有し、
その実行状況を逐一チェックすることが重要だとする。
そのための“経営計画発表会”の場を設け、
社員及び関係者に対して計画を明確に説明し、
協力を促すことが欠かせないとも発信している。
→今では多くの企業が年に一度、経営計画発表会を開催して
社員の表彰や懇親会なども行われることが多いという。
(ちなみに、野老真理子会長は沖縄で開催された“一倉ゼミ”に参加し、
一倉先生から直接指導を受けたという)

【一倉氏の経営哲学の一つに、“人間主義的経営”というものがある】
一倉氏は、企業が利益追求だけに固執することは危険であるといい、
経営者は社員の幸福と企業の社会的責任を
考慮しなければならないと主張する。
また一倉氏は“実践哲学”を重んじており、
経営者は“実践者”でなければならないとも語っている。

つまり、理論だけではなく、
実践を通じて経験を積むことが重要であるということ。
一倉氏は“自己変革”を重要視しており、
経営者は自分自身を変えることで、
経営改善を実現することができると主張。
そのためには常に自己批判をし、自己啓発に努めることが必要だとも。

経営者は“人間主義的な価値観”を持ち、
“自己啓発に努めること”とある。
(うんうん、私がこの“ビジ達”で語ってきたこととも
かなり合致しているはず?!)

一倉氏は1999年に他界。残念ながら、
私は直接お会いすることは叶わなかったが、
“一倉ゼミ”に参加した経営者の話を聴くと、
“日本の経営の在り方”に対して明確なコンセプトを持ち、
多くの中小企業経営者に影響を与えていたことは間違いないようだ。
大里綜合管理含を含めその影響はこれからも続くはず!!

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大里綜合管理の経営計画発表会

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選ばれるビジネス

04/24
2023

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弊社QBは創業から40年、メルシーも65年。継続できる理由は“存在意義”かも?!

この物価高騰の時代にラーメン1杯がワンコインの500円で食べれるのが、
早稲田にあるラーメン店“メルシー”。
このビジ達でも何度も登場しているメルシーだが、
いまだに、多くの学生や卒業生に愛されている。

今日は所沢方面から西武線に乗っての帰路となり、
高田馬場の駅名を耳にして、つい降りてしまった。
そう、乗り換えて次の駅が早稲田だということ。
もう17時だというのにまだ昼食を食べ損ねていたこともあってつい…

さて、なぜここまでメルシーが私のビジ達に度々登場するのかというと…

【QBの創業の地は、メルシーの発祥の地早稲田だった!】

実はクオーターバック創業の地はこの早稲田であり、
このメルシーから2分もかからず行けるマンションの1階だった。
私が初めてメルシーでラーメンを食べたのが約40年前で、1982年の創業の頃だった。
弊社QB(クオーターバック)も創業からいつの間にか40年経ったのだ。

この煮干しとモミジの濃いめの出汁がクセになり、
メルシーを思い出すと、思わず早稲田方面に足が向かってしまう。
そして当時はこのラーメンが200円ちょっとだったような?!
(この記憶は定かでないが…)

その後もラーメン1杯200円台はかなり続いていて、
私はかなり頻繁に食べに行っていた。
自分で弁当を作っていた時もあり、お店の人にお断りして
弁当も広げてラーメンをすすっていた時もあったほど。
(お店のおばちゃん店員は、どうぞどうぞといってくれていた)

2代目の店主も「安さと量の多さをモットーに、多くの卒業生にも
愛される店を続けたい」といって、味も含めメルシーらしさを継続している。
まさにここに早稲田の地で65年も継続で来ている“存在意義”がここにある。

【企業の継続率として、50年後には1%も残っていない!!】

さてここで企業の存続率の話になるわけだが…
数字から割り出される企業存続率は結構厳しい。
1年後で60%、3年後40%、5年後15%、10年後は5%。
100社が同時に企業したとすると、10年後には5社しか残れていないわけだ。
30年後2%、50年後は0.7%だという。

50年後には7/1000ということは、私が創業した1982年に
私と共に1000社が一緒に事業を始めたとしても、
この2023年に事業を継続できているのは10数社ということ。
ふっふっふっ、QBは約1%に残ろうとしている選ばれし中小企業ということ。
いや、メルシーは40年どころでなく、65年は経つというから、
多くのラーメン店の中でもその“存在意義”が明確だということだ。

さて弊社QBとして私が継続的に追い求めていたのは、
「私たちはその先見性と創造性を活かし、
より多くの企業と生活者の意味ある未来に貢献し、
時代の変化と共に常に“存在意義”ある会社として継続し続けたい」ということ。
(今回、改めて文字化してみたわけだが…)

私が40年間追い続けていたのは、企業規模でもなくブランドでもなく、
この社会における企業としての“存在意義”だったのだ。

100年後の企業存続率は、何と0.03%だというから
10,000社在っても3社しか残らないということだ。
そこまで残りたいとは思わないわけだが、
まぁ、“存続”は求めるものではなく、
自社の“存在意義”を常に追い求めた結果としての“存続”なのだろう。

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ラーメン1杯が500円

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QBの創業の地は、メルシーと同じ早稲田

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