これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

選ばれるビジネス

12/19
2022

biji_1219_1

薬物やアルコールの依存症を断つための施設 “ナルコノン・ジャパン”を掃除で支援!!

「ナルコノンに掃除に行く?」
ん?鳴子のん…?(宮城県の鳴子温泉かな)
そんなお誘いがあり、掃除の会のメンバーと向かった先は、
「一般社団法人 ナルコノン・ジャパン」。

千葉県市原市の山の中にある薬物やアルコールの依存症を
断つためのリハビリテーション施設だ。
掃除の会のメンバーなら、当然協力したくなる社会性ある施設なのだ。

https://narcononjapan.or.jp/

薬物依存症からの回復をサポートする“ダルク”は知っていたが
“ナルコノン・ジャパン”は初めて耳にした名前だった。
(→ ナルコノン・インターナショナル(Narconon International)は、
サイエントロジーの創始者であるL・ロン・ハバード氏によって開発された
薬物乱用の治療プログラム)

今回が初めての掃除人の人たちには、代表者の神野正啓氏が
直々にこの施設について動画を交えて説明してくれた。
以下がその内容だった。
(私の質問に答えてくれたことも含めて)

↓ ↓ ↓

神野さんは、大学の薬学部を卒業し、薬剤師として勤務。
多くの依存症の人に向け、薬を処方して渡すのだが、
一向に改善に向かっているようには見えなかったという。
そして薬物に頼らないリハビリを求めている知人から
多数の相談を受けることに。

そこで何とかしたいと探し回り、“ナルコノン”に行き着いた。
しかし、残念ながら日本には存在してなかったのだ。
当然、諦めていろいろと試行錯誤するわけだが、
再び“ナルコノン”に行き着き、“それならば自分がやるしかない”と決断!
ナルコノンの施設を日本に設立することになったという。

当然だが、“決断”さえすれば施設が出来るわけではなく…
その資金含めクリアしなければならないことは盛り沢山。
とにかく大変なことばかりだったというが、
遂に2021年4月にオープンに漕ぎ着けたのだ。

そして神野代表は
「薬物依存から抜け出し、正しい知識を持つ人を増やすことで
日本の未来を変えたいと思っています」と話した。

◆薬物リハビリテーション施設の4つのテーマ

【1】ウィズドロー(薬断ち)
→代替薬物を用いない”薬物離脱”

【2】デトックス(薬物を体から抜く)
→ビタミン、運動、サウナで体内の薬物を全部出す
→1日5時間サウナに入る

【3】行動療法
→周りの人や物とコミュニケーションを取る演習
→意識と感覚の安定を目指す

【4】人生の技能を学ぶ
→人生を送る上で必要となる人間関係などの知識を学び
今後の人生をどう生きるか計画を立てる

↓ ↓ ↓

日曜日の朝は7時20分船橋市の“日本企画”に集合と早朝だったが、
“ナルコノン・ジャパン“に着く頃には時計は既に9時を指していた。
(房総半島の真ん中くらいの山の中だった)

掃除人はみんなで20人弱。
今回の私の役割は、施設の外側の窓拭き担当だった。
落ち着いたブラウンで、少しオシャレさも備えた木造の建物を
11時半頃まで集中して磨き込んだわけだ。

実はこの施設の木造の解放感とオシャレさも、リハビリテーション施設として
選ばれる大きな理由になるという。
そして掃除により清潔感を演出する私たちの存在も、
実はかなりお役に立てていると言ってくれていた。

“また、掃除させていただきます! ”

biji_1219_2

薬物に頼らないリハビリ支援を行う施設

ページTOPへ
目からウロコのおすすめ本

12/12
2022

book_1212_1

『イーロン・マスクはステーブ・ジョブズを超えたのか』 竹内一正著

竹内一正氏はスティーブ・ジョブズの本を10冊以上、
イーロン・マスクの本もすでに8冊くらい上梓している。
私と同い年のジョブズからビジネスのヒントを学びたいと
ジョブズの本を手にしてみるとそのほとんどが竹内一正著。 
これからはイーロン・マスクの時代と思い、
イーロン・マスクの本を手にしてみても竹内一正著だ。
そしてついに『イーロン・マスクはスティーブ・ジョブズを超えたのか』
という二人を掛け合わせた本を出版した。

アップルを創業したスティーブ・ジョブズ。
「電気自動車企業テスラと宇宙開発企業スペースXを
率いるイーロン・マスク。
二人は希代の天才経営者と称されるが…」という流れで始まる。

竹内氏はそもそも、この二人を比較し、
白黒つけようとしているわけではない。

この書籍の読みどころを紹介しよう。
まずはジョブズ。
もし今も“アップル”のCEOをしていたら、アップルはきっと
大変なことになっていただろう。
場合によっては倒産していたかも?!。
ジョブズが関心があるのは新製品開発だけであり、
環境問題など眼中になかったのだ。
(今のCEOのティム・クックは別だが…)

そしてイーロン・マスク。
“テスラ”は2020年に時価総額でトヨタを抜き、
自動車メーカーとして世界一になった。
その背景は地球温暖化への危機感が
テスラの背中を押してくれたことは間違いない。
(そもそもテスラは2003年の創業から17年間は赤字続きだった)
もう一つの会社“スペースX”は
“人類を火星に移住させる”とマスクは豪語したが、
当時は誰も信じなかった
2000年代に入ってから、NASAによる
宇宙開発の民営化推進がスペースXを後押しした。
結果としてマスクがもし10年早く生まれていたら、
テスラのEVも、スペースXのファルコンロケットも
失敗していただろう。
と書かれている。

いずれにせよ、天才経営者でも、時代の流れに逆らって
成功を手にすることはできないということ。
すなわち、地球規模で流れるビジネスの時流をどう捉え、
どう乗るかが重要なポイントとなってくるわけだ。

そして、私が本の中で“言い得て妙”と思った見出しフレーズが、
◆「今を見て、未来を創ったジョブズ」
目の前の時代の波に乗ることで成功をつかんできたジョブズ。
◆「未来を決めて、今を創るマスク」
時代の波を自分で創ることで、思い描いた未来を実現しようとするマスク。

時代的にも近くにいた二人だが、同じ土俵に上げて
比較することはできない。
それは、今活躍する大谷選手と
ベーブ・ルースを比較するようなものなのだ。
とはいえ、ジョブズとマスクのスゴさが分かる
書籍であることは間違いない。

book_1212_1

ジョブズとマスクのスゴさが分かる書籍

ページTOPへ
ファインスピリッツキーワード

12/12
2022

key_1212_1

中島流“DX思考“のすすめと温新知故

先にビジ達で紹介しているキーワード。
ちなみに、“DX”のXである“トランスフォーメーション”とは、
「元とは全然違うものに変革する」という意味である。
ということは、ちょっとしたデジタル化では“DX”とは言わないわけだ。

先にDX実践のための“リスキリング”への取り組みの重要性も発信したが、
もっとDXと真剣に取り組まないと、次のステージにはたどり着けないのだ。

そこで、中島流の「DX思考」という戦略的思考の提案である。
できれば社内のスタッフの50%、いや30%でいいので、
この“DX思考”を実践して欲しい。
この思考法こそが、これからに向けた自社の可能性を拡大し
自社を次なるステージに押し上げる方法になりうるのだ。

先に紹介した「中島流DXマンダラチャート32」も
DX実践のための“アラウンド発想”の一つである。
様々なビジネスシーンで常に“DX思考”できる状態にすることが大切だ。

例えば…
→今やっているこの作業、IT化により効率を上げられないだろうか!?
→我が社のこのサービス、オンライン化することで
より便利で使いやすいサービスにできないだろうか!?
→この事例をYouTubeで定期的に発信することでPRになるのでは!?
→Z世代もターゲットにするためには、やっぱりInstagramを上手く
活用しなくては!?
→これらのサービスをよりお客様に納得してもらうなら、
AIを活かしたマッチングサービスにしてみるのもいいかも!?
→このサービス、オンライン告知だけでなくアプリにすると
もっと多くの人たちが使ってくれるものになるのでは!?

これら事例から“DX思考”が、伝わっただろうか!?

こんな発想をそれぞれの現場の人も、
管理職の人も含めてみんながしない限り、
その企業にとっていいDXを実践することはできない。

そこで、この“DX思考”と実践のための要素を考えてみた。

① 情報収集力と応用力
→さまざまなDX事例の収集力と、そのポイントを理解しての自社への応用
② 現状の分析力と課題発見力
→現状の分析はもちろんだが、まずはDX化に向けての課題発見と、
DX推進していく中での課題発見
③ 柔軟な思考と推進力
→さまざまな部署を横断するような柔軟な思考と推進力
④ 包括的で論理思考
→ 情報や問題を体系的に整理し矛盾なく考える論理的思考力
⑤ 多面的思考とデザイン思考
→さまざまな発想をまとめ、実践するための思考

少なくとも“DX思考”とその実践のためには、
さまざまな新しいテクノロジーとその便利さを体感しなければその先には行けない。
すなわち“温新知故”ということだ。

すでにビジ達では紹介しているキーワードではあるが、“温新知故”とは…
古きを訪ね、新しきを知るのではなく、“新しきを訪ね、現状の古さを知る”こと。
多くのミレニアル世代、Z世代はどんどん新しい商品やサービスを
体感し、それらのサービスはいつのまにかコモディティ化されていくことに。

そう、この地球規模でのDX時代は、その中心世代である
ミレニアル&Z世代がさまざまな場面でイニシアチブを持っているために
私たちは右に倣えということになる。

もしかしたら…今までは“右に(先輩方)”倣っていたが、
これからは“左に倣え”ということかもしれない…!?

とにかくこの中島流の“DX思考”を意識して次なるステージへ上がろう!!

key_1212_1

“DX思考”を実践のための要素とは!?

ページTOPへ
選ばれる仕事道

12/05
2022

sgt_1205_1

“鍵山掃除道”シリーズ第2弾! フダ付きのワル生徒の転身を支援!

“掃除に学ぶ会”の機関紙「清風掃々」。
広報担当理事ということで内容のチェックもあり
出版される前に手にするわけだ。
年4回の季刊発行なのだが、思う以上に度々チェック機会が訪れる。
今回も“校正”も兼ねたチェックをしていたのだが…
その内容が感動的でつい入り込んで読んでしまった。
(これでは客観的チェックはできないわけだが…)
今回は私が感動した内容をお伝えしよう。
↓ ↓ ↓
A君は学校でフダ付きの“ワル生徒”。
親はなんとか大学に入ってくれればと願っていたが、
本人はまったくその気なし。
そんな折、1996年9月に行われた“札幌掃除に学ぶ会”の
第1回掃除例会。
ご両親は会の発起人でもあり参加者を募ったがなかなか集められない。
さらに父親はその日に仕事が入り、途中退席予定だったという。
そこで父親は息子のA君に声をかけた。
「お父さんと一緒にトイレ掃除しないか?
お父さん途中でいなくなるかもしれないから頼む」
というと「うん分かった、行くよ」という返事。
A君が参加すると体育会系だけに、体力は大人以上で
どんどんトイレを磨き上げていった。
周囲のおじさん会員も“すげ~”や“ワァ~”の声。
取材に来ていた北海道新聞社の記者もA君に注目して記事を書き、
掲載されるや学校の中でのA君の評判はガラリと変わったという。
同級生も彼の存在を認めるようになった。

そうなるとA君自身が変わり始めた。
“オレはできる”と思い、急に大学進学したくなったという。
ところが成績も悪い上に何度も停学処分を受けていたことで
学校推薦はもちろん、受験ですら難しい状況。
それでも諦めないA君は全国の大学を訪ね歩いた。
しかしどこの大学も“学校推薦がないと無理”という回答。
失意の中で訪れたある九州の大学で
“うちも推薦がないと無理だが、大阪産業大学なら『一発芸入試』
というのがあると教えてくれた。
そこでA君は自分の一発芸となるものは?と考えた。
そして行き着いたのが“トイレ掃除”。

結果的に両親は、“札幌掃除に学ぶ会”の関係者に相談し、
巡り巡って“鍵山相談役”にその話が届くことに。
そして鍵山相談役は
「我々の活動は前途ある若者を育てることが
1番の目的です。喜んで推薦状を書きましょう」。
数日後には鍵山相談役直筆の推薦状が
掃除の会を通じて届いた。

自分の思いを込めた“高校生トイレ掃除日本一”の
申告書とともに大阪産業大学に届けられることに。
結果は見事合格!
A君の成績ではまず無理だった大学に入学することができた。
4年で無事卒業し、イギリスの有名大学院にも英語受験で合格し、
そこも2年間で優秀な成績で卒業した。
その後は大阪の有名企業に就職し…
↓ ↓ ↓
こんな記事が掲載されていた。

1997年6月の掃除例会で鍵山相談役と並ぶ
A君の写真も“清風掃々”には掲載されていた。
相談役はトイレ掃除を通じていろいろな貢献をしてきたわけだが、
広島での暴走族の若者たちとのトイレ掃除も
荒れた中学や高校でのトイレ掃除も全ては
そのプロセスを通じて“心を磨く”というのも目的なのだ。

“日本を美しくする会”のホームページ
http://www.souji.jp/about.html
の理念には…
『私たちは「心磨き」の会です。
掃除を通して、自分たちの「心の荒み」と「社会の荒み」
をなくすことを目指しています』
「学校や公共施設のトイレをお借りして
掃除実習を開催しています。
先生や生徒、企業や地域の方々が一緒になって
トイレを徹底的に掃除します。
この掃除によって心の修養を行います。」
と記載されている。

是非ホームページをご覧いただきたい。
「日本を美しくする会」は鍵山相談役の掃除道を
全国いや世界へも展開している。
その季刊誌が『清風掃々』で、
そのWEBマガジンがONE by ONE.
https://www.souji.jp/webmagazine/

A君の人生をがらりと変えたトイレ掃除や、
さまざまな記事が掲載されているので、
ぜひ読んでいただきたい。

sgt_1205_1

鍵山相談役の掃除道にぜひ触れてみてほしい

ページTOPへ
シナジースペシャル

12/05
2022

syn_1205_1

第15回リーダーズセミナー その存在の意義は、リーダーズ同士の相乗効果

先日、2022年リーダーズセミナーが遂に
“V&Tプレゼンテーション”を迎えた。

総勢16名の参加者は、
4月から11月までの8回の様々なセミナーを体験してきての
そのフィナーレとなるのが、この“V&Tプレゼンテーション”だ。

V&Tは、“Vison”と“Tomorrow”の頭文字をとったもので、
それぞれの経営者の皆さんの前でビジョンを語り、
ビジョン実現の為に今後どう行動するかをプレゼンする。
ある意味、恩返しとしての未来に向けた宣言である。

もちろんリーダーズセミナーの参加者の皆さんは初めての体験なはず。
人はこのような緊張感のある体験こそが成長のタイミングでもある。

この8か月間リーダーズセミナーで何を行ってきたのかを動画に集約し、
その上映がこのV&Tプレゼンテーションのスタート。
そのセミナーのプロセスを経営者の皆さんにも知ってもらう機会にしているのだが、
動画のプロローグの文章に注目してほしい。

リーダーズセミナー開始から15年以上経つわけだが、
改めてリーダーズセミナーの意義を以下のプロローグに表現した。

↓ ↓ ↓

◆リーダーズセミナーの存在意義は…
参加者リーダーズ同士の相乗効果です。

業界の違いがいいんです。
立場の違いがいいんです。
年齢の違いがいいんです。
男女の違いがいいんです。
そして価値観の違いがいいんです。

だから同じものを観ても、同じ体験をしても、
同じ話を聴いても、その解釈が違うんです。
その違いに意味があるんです。

すると、互いに切磋琢磨して成長してくれるんです。
もしかしたら、2022年はこれまで以上に
いいシナジーが生まれたのかもしれません。

リーダーズの有志がここにあります。
↓ ↓ ↓

いかがだろうか。
名のある経営者のいい話も、どんなかけがえの無い体験も、
私がたどり着いた次なるビジネスの可能性も、
リーダーズ達の“使える知見”とするには、体験をした者同士の
意味ある“ディスカッション”が欠かせないということ。

特にこの2022年は“意味あるディスカッション”をより多くしていることもあり、
参加者同士による相乗効果がより期待できたわけだ。
体験後の3〜4人のディスカッションにより、より“使える知見”として
落とし込まれているということだろう。

今回が第15回のリーダーズセミナーではあるが
とにかく年々参加者の成長がより確かなものになっているのを実感している。
毎回のレポートからも、私とのカウンセリングでのやり取りでも
間違いなく参加者の意識の変化が見て取れるのだ。

先にこのビジ達で「中島流コンピテンシー・ディスカッションのシナジー」、
すなわち“成果につながるディスカッションとその相乗効果”のことを
発信したが、今回のリーダーズセミナーで
実践し、しっかりとそのシナジー効果が見て取れたというわけだ。

コンピテンシー・ディスカッションは、
“使える知見”とするための効果的手法だということを
更に多くの人に広めていきたいものだ。
2023年はもっと大々的にリーダーズセミナー参加者を
集めてみようかな?!

次回はどんなリーダーズが集まり、
どんな相乗効果が得られるのか、楽しみだ!

syn_1205_2

2022年リーダーズセミナーもフィナーレ

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ