これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

10/24
2022

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令和の「デジタル・トランスフォーメーション」(DX)の実際?!

DXとは、デジタル(ITやAI)化することだと思っているが、
あるコンサルティングフォームではDXの本質を
“企業文化変革”としている。
すなわち、企業が生き残るための“破壊と創造”だと。

今、さまざまな企業がDXにチャレンジしているわけだが…
現場には時代に即さない企業文化が残っていたり、
抵抗勢力もあったりしてDXはなかなか進まないのが実際。
中小企業なら、小回りが効くこともあり
DXの実践にはいいかと思いきや…、
30年以上の社歴を持つ会社などは、
昭和ビジネスの実践と記憶とその価値観が邪魔をして
やっぱり進まないのが実際。
聞こえてくる現場の声も…
“もしかしたら自分の役割や居場所がなくなるかも? ”
“忙しいのにまた兼務で大変だ! ”
“利益が出ているのに、なぜ導入?! ” 等々。

ただ、DXを実践せずして2030年にはその会社の存在も危ぶまれる
と言っても過言ではないはず。
だから、私はDXを含む“令和トランスフォーメーション”が
重要だと発信している。

以前、“ミレニアル トランスフォーメーションの実践”として
DX(デジタル・トランスフォーメーション)
HX(ヒューマン・トランスフォーメーション)、
SX(ソーシャル・トランスフォーメーション)
BX(ビジネス・トランスフォーメーション)
の4つのトランスフォーメーションを紹介したが、
今回、上記のHX[ヒューマン・トランスフォーメーション]を
VXとして[バリューズ・トランスフォーメーション]、
すなわち価値観の変革と改めた。
ということで、デジタルによる変革と価値観による変革が、
社会の再構築を促し、結果として私たちのビジネスの
大きな変化につながるということ。
これら背景によるさまざまな変革が
“令和トランスフォーメーション”を演出しているってことなのだ。
こう表現すると、これまでにない大きな変革が
到来していることに気づいてもらえるはず。

実は自慢するわけではないが、弊社QBは今のところ、
“令和トランスフォーメーション”について、
上手く実践できている会社なのかもしれない。
→基本リモートワークへ
→働き方改革、ダイバーシティ(出産休職のスタッフも多い)
→オフィスの移転(飯田橋から浅草今戸地区へ)と
オフィスの在り方のシフト(コミュニティスペースとカフェが併設)
→一部ビジネスドメインのシフト(クライアントのシフトも)
→組織改革と評価基準の見直し 等々。

私がトップをやっていた時の企業文化とは違い、
まさに“企業文化の変革”も実践しつつある。
これが実践できたのも、7年前にミレニアル世代の社長へ
交代をしたことが奏功したのかもしれない。

弊社QBはおかげさまで、次なる時代に生き残れる環境が
整いつつあるということ。
とにかく、“令和トランスフォーメーション”に取り組もう。
ここで変われない会社は2030年を生き残れないかも?!

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令和の4つのトランスフォーメーション

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選ばれるビジネス

10/24
2022

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金曜日の“アジフライデー”で、 スーパー“オオゼキ”を語る

先日、浅草の食品スーパーオオゼキの“アジフライデー”で、
久しぶりにアジフライを2匹もいただいた。
やっぱり繁盛しいているスーパーのアジフライは美味しい。
特にオオゼキのアジフライは間違いなく美味しい。
私の“集客アジ理論”は健在である。

久々にこのビジ達でアジフライの話を発信するわけだが
“集客アジ理論”を創って早10年は経つだろうか。
スーパーマーケットの良し悪しや繁盛店かどうかを知りたい時は、
そのお店の“アジフライ”で分かるという理論だ。

鯵(アジ)のような足がはやい魚を美味しい惣菜にするためには、
新鮮で良質なアジの仕入れと、手間のかかった仕込みと調理が必要になる。
そこに人やコストを投資するということは…となるわけだ。

よって、お惣菜の中でも特に“アジフライ”は、
その店の販売する商品や、お客さまに対する姿勢が分かる。

さて、なぜここで“集客アジ”の話になったかというと、
弊社が浅草にオフィス移転したことで“オオゼキ浅草雷門店”が
身近になったから。そして相変わらずの繁盛店なわけだ。

今や東京、神奈川、千葉に41店舗を展開していると聞くが
売上高はなんと1,000億円を超す。
利益率もスーパーマーケットの中では間違いなく上位。
そしてプロにも支持される豊富な品揃えが売りで、
一坪当たりの売上高は日本一ともいわれている。

オオゼキではお客さまの声に敏感になるようすべての従業員が
教育されているという。
その3つのポイントは、オオゼキの強みであり繁盛店のわけでもあるのだ。

1.お客さまの声を集め続ける
2.一人一人に任せる
3.自分で考えるクセをつけさせる

売り場のあらゆる場面で、多くの社員が耳をそば立てて
一人一人のお客さまの声を集め対応しているという。
だからこそ、あの豊富な品揃えとなり、常連客が多くなるのだ。

創業者(故)佐藤達雄氏の「お客さまを大切にする」という
企業理念に関する逸話はあれこれ聞いてきたが、社員教育については…
「失敗を怖がらせて社員が冒険しなくなるほうが怖い。
何かの商品が一つダメになるよりも人間をダメにすることのほうが怖い。
だから、うち(の会社)は何にも分からない新人にも
仕事をどんどん任せるんだよ」と言っていたという。

“任せること、信じること”がスタッフを成長させ、
どうすればお客さまに喜んでもらえるかを自ら考えてくれるわけだ。

また、オオゼキのポイントカードも人気で、
貯まったポイントを現金に換えられるのだという。
10万ポイントを超すお客さまは各店結構いるようだが、
少し前になんと、160万円の換金があったというのだ。

100円で1ポイントとして単純計算すると
1億6,000万円分も買っていることに。
(まぁ、ポイント5倍のキャンペーンもあると聞くが…)
とにかくファンも多く、愛されているスーパーマーケットであることは
間違いない。

まずは最寄りのオオゼキに出向き、アジフライを食べてもらいたい。
そして普段行くスーパーマーケットのアジフライと比較して欲しいのだ。

ちなみに、スーパーマーケット以外でも、お店や会社を選ぶときに
アジフライのような分かりやすい“決め手”があるといいんだけど…

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東京、神奈川、千葉に41店舗

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ファインスピリッツキーワード

10/17
2022

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価値観も多様化、価格も多様化の時代へ  “Diversity of Price”

“ダイバーシティ”という言葉、
最近ではビジネスにおいての重要なキーワードだ。
今回のビジ達では、“Diversity of Price”、
すなわち、“価格も多様化”する時代になったと発信したい。

地球規模でみると、日本はここ約30年の間、
ほとんど物価は上がってこなかったが…、
ウクライナ問題で小麦粉が…、
ガソリンが高騰し輸送費が…、
輸入原材料が…、
円安が…、と物価は上昇し続け、
必然的に価格上昇の時を迎えていると言っていいだろう。
世界からすると、これまでが安過ぎたのかもしれないが、
この価格上昇の着地点がまだ見えてないのも事実だ。

そんなときに、このタイミングで、小阪裕司氏から
『“価格上昇”時代のマーケティング』
という新書が届いた。
「“値上げの仕方”を忘れてしまった日本人」
「“安さこそが価値”からの脱却」
「“価格”は“価値”に従う」
「“値付け”の作法」
これらの小見出しが並んでいる。

その中に「“意味合い消費”が求められている」という小見出しが!
その事例として、赤羽にある定食屋が紹介されていた。
ここの店長は、“ランチは1000円以内であるべき”
という意識があった。
しかしこの度、価格帯を広げ、
旬を味わえる高価格の新メニューをつくったという。
すると、ほとんどのお客様が、価格の高い旬のメニューを
選んだというのだ。
顧客単価も上がり評判も上々とのこと。

小阪氏曰く、ここに現代の消費心理があるという。
つまり「どうでもいいものにはお金は使わないが、
自分にとって意味あるものには惜しみなくお金を使う」
という価値観の広がり。
これを小阪氏は「意味合い消費」と表現。
あれ? どこかで聞いたフレーズ?
そうなのだ。私は、「モノの消費から、意味の消費へ」と表現している。
小阪氏とは価値観も近く、仲良くさせて頂いており、
このタイミングでこの表現には驚いた。

話は戻すが、“この商品の価格帯はこのくらい”という時代は
もう終わったということ。
その人にとって意味ある商品、サービスであり、
タイミングによっても価格は違う。

例えば…
クルマのブランドやデザインに興味のない人にとっては、
車は移動手段でしかない。
時計のブランドに興味のない人にとっては
時計は時間を知るためのもの。
旅行も、目的により価値ある“意味あるモノ”となる。
高いお金を出しても手に入れようとすることが“意味の消費”。
意味により価格は変わっていくので、
“Diversity of Price”、すなわち“価格のダイバーシティ”
時代到来ということ。

さて、この“Diversity of Price”時代は
そのプライスのつけ方が難しい。
どのような人のどのタイミングを対象にするかが
ポイントとなっていくだろう。

とはいえ、値づけの前に“意味の創出”をしないことには、
その商品・サービスは選んでもらえない!?

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値づけの前に“意味の創出”を

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シナジースペシャル

10/17
2022

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“カットりんご”自販機のMVM商事 社長に遭遇

「“カットりんご”の自販機を見たことあるだろうか?
この1~2年の間、地下鉄の駅で度々見て
気になっていて、ついに買ってみた!なぜ気になっていたかと言うと…」
といった流れで2021年8月のビジ達の記事で取り上げたのだ。

今年10月初旬のNBC Beyond Business Channelの収録で
インタビューゲストと名刺交換をした際、MVM(エム・ヴイ・エム商事株式会社)の
マークを見て私はハッと記憶がよみがえった。
そしてその社長がおもむろにバッグから取り出したのは、
袋詰めの“カットりんご”ではないか。
(間違いない! あの“カットりんご自販機”の会社の社長である)

昨年の夏頃、日本橋駅の地下鉄通路でその自販機から
何袋かの“カットりんご”を買い、このビジ達のコンテンツを創り発信した。
もちろん記事にするためにはその背景もいろいろ調べた。

「カットりんごを袋詰めにして売ってみたがなかなか売れない。
そこで売り場も変え、りんごが変色しないような商品開発も。
サクサク感・みずみずしさの追求もと試行錯誤する。
自販機の開発も大変だったと思うが、商品の見せ方や蜂蜜をつけたりとか
“動中の工夫”が見て取れる。
まずはやってみて、やりながら次なる課題に向けて工夫。
そのくり返しが新たな市場の創造につながっていくわけだ」
ともビジ達には書かれていた。

食品輸入卸会社の2代目が、B to C事業として試行錯誤しながら
展開したのがこの“アップルスイーツ”の自販機の展開だ。
今は自販機だけでなく、スーパーマーケットにもこれら袋詰めの
りんごや梨のカットフルーツが並んでいるという。

興味をもって調べた会社の2代目社長が突然私の目の前に現れたわけだ。
例の「縁は求めざるには生ぜず」ということだろうか。

先日の『シン・メイド・イン・ジャパン』の著者であり
コイル巻線の会社の小林会長も、ず〜っと長野県で月刊CDを
聴いていてくれていて、今回の出版と同時に私たちの前に現れたわけだ。
この出会いには時間こそ要したが、必然性があったように思える。

「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。
縁は求めざるには生ぜず…」
(教育者であり哲学家の森信三先生の言葉)

石坂典子社長との出会いもそうだった。
東京ビッグサイトでのイベントで出会い、親しい経営者のセミナーでも…
ということからイベントやセミナー、取材等でもお世話になり、
結果として私が立ち上げた“里山と生きる協会”の会長まで
引き受けてもらうことになったのだ。

この歳になってやっと、出会いによって自分のビジネスであり
人生が創られていることが分かったような…
(気づくのが遅いかもしれない)

だからこそ、“Who not How”
「どうやるか」ではなく「誰とやるか」だと強く実感する。

ということで、MVM商事の石田社長には、
月間CD“ビジネスイノベーション”にもゲスト出演してもらおうっと!

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2021年8月のビジ達で紹介済みの記事

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先取りビジネストレンド

10/11
2022

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“令和の3つのパラダイムシフト”の活かし方

少し前に“全てが加速する未来を予測するための
令和の3つのパラダイムシフトと社会課題”
とのタイトルで大きな変化の時だから
「今動かないでどうするの!」と発信した。
皆さん覚えておられるだろうか?

そこで昨今のテクノロジーを活かした
商品・サービスについて取材、発信する
日経MJの“消費テック”の記事を今回は紹介しよう。

【その1】
オタフクソースがパッケージのデザイン選考にAIを活用!
これまで調査に1ヶ月もかかっていたのが30分に短縮!
・・・デザインやマーケティングに独自のAIを活用した
サービスで注目の会社と連携
→ついにデザインやマーケティングにビッグデータを
活かしたAIがどんどん進出

【その2】
KDDIなど通信会社がドローンサービスの新会社を設立し新規参入
・・・ドローン利用が12月には“レベル4”の規制緩和へ
→地域物流維持のためのドローンによる無人配送が求められている

【その3】
AIでゴルフボールの検品技術を開発
・・・電気設備資材やシステム開発の会社がAIの画像診断でゴルフボールを検品
・・・これまでのゴルフ練習場では人の目で仕分けていたが
この装置を使えば1秒に3~4個のボールを検査し振り分けが可能

また別の日の記事、
【その4】
栃木県小山市の小山工業高校が、リアルタイムで
学生の出欠確認が可能なOKPASS(オーケーパス) を
システム開発会社と共同で開発
・・・学生の出席情報を自動記録し保護者との情報共有できるサービスに

【その5】
東京大学が教育プラットフォーム“メタバース工学部”を開講
・・・ソニーグループやリクルートなど6社と連携してDXを担う人材を育成する

【その6】
KDDIと島津製作所は衣服の3D画像とバーチャルのマネキンを
組み合わせて販促できるアパレル向けサービスを開発
・・・デジタル技術を活用し、サンプルや在庫を減らし
問題となっている衣服の大量廃棄を解決する

いかがだろうか? 世の中はかくも進んでいるのだ!
あくまで2日分の“消費テック”ページに書かれていた記事から
ピックアップしただけ。
ものすごい勢いで、新たな商品やサービスが創られ、
社会課題への取り組みにもAIやテクノロジーが活かされているのだ。

さてそこで、現状の事業に対して…
→今の商品サービスにどんなテクノロジーをプラスすると
優先的に選ばれるものとなるのか?!
→その商品、サービスづくりには、誰と組めばいいのか?!
→どのような社会課題と取り組むことが意味があるのか?!
→どのプラットフォームを使うことが、より効率的なのか?!
→その商品を効率的に売るにはどんなマーケティングノウハウ?!
そしてどんな販売のネットワークを得ればいいのか?!
これらのことを少しでも早く意識して行動すべきだろう。

先に紹介した“令和の3つのパラダイムシフトと社会課題”の意味が
分かってもらえただろうか。
既存の商品やサービスにプラスして、
より選ばれるものとすることはもちろんだが、
新たなサービスを立ち上げることもOK。
そして、これまでと違うドメインに打って出ることも
“有り”だと思うのだが…。
まぁこの発想でありアイデアは、
若い人たちにお願いしないと進まないかもね!?

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世の中はかくも進んでいる!!

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