これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ファインスピリッツキーワード

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2021

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Z世代の“チャネルシフト3.0”

とにかく時代はどんどん変化する。
時代の変化に伴って世代の価値感もどんどん変わってきている。
ミレニアル世代、Z世代の価値感は
私たち昭和色の濃い世代とはかなり変わっているのだが、
その中でも、Z世代の価値感が注目されている。

Z世代は、現在18~26歳くらい(中島的に)で、青春時代に、
ITバブル崩壊・リーマンショク・東日本大震災など、
不況や不安な社会情勢を経験してきている。
オンラインゲーム、YouTubeやインスタグラムなどのSNS,
そしてスマホがあってあたりまえの世代。
ヤフオク、メリカリを活用し、
GAFAMを中心とするメガプラットフォーマーのもとで
育ってきている。
そして、Z世代の中でも上の年齢層は、
社会に出始め、活躍し始めている。

ちなみに、Z世代より上がミレニアル世代で
現在、27~40歳くらい。
ミレニアル世代とZ世代間でも、価値感にかなり差があるのだ。

資料にもあるように、Z世代が好む嗜好は
・ホテルよりグランピング
・安価なものでもリセールヴァリューを考え購入
・スタバではちょっと価格の高いフラペチーノを注文
・次から次へと、美味しいものやお洒落な場所を探す
・古着をうまく着こなす
・モノよりコト、すなわち所有欲より使用欲

これらのZ世代の嗜好へと導かれる回路として、
“情報” “選択” “購入” “活用”の“チャネル”が
昭和色の強い世代は勿論、ミレニアル世代とも
違ってきているということ。
だから「チャネルシフト3.0」なのだ。

情報のチャネルは、
・テレビを観ない
・情報は、SNSから
選択のチャネルは、
・WEB広告よりも口コミサイト(@コスメやアマゾンレビュー)
・贔屓のインフルエンサーの一挙手一投足に影響
購入のチャネルは、
・ECサイト
・メルカリ、インスタグラムのタグ付けから
活用のチャネルは、
・SNSにアップ
・インスタグラムにアップしメルカリへ

例えば、贔屓のインフルエンサーがおすすめしていた本の
アマゾンレビューを読み、再度納得し、
メルカリで中古品を注文し自宅に配達してもらう。
その本を読み、SNSにアップし、
読み終えた本は再度メルカリで売る。
安くモノを買い、それを活用した後、また販売するので、
この場合の使う費用はメルカリの手数料くらい。
なんと経済的!!

どうだろうか、皆さんとは違い・・・あるだろうか?
デジタルネイティブ第二世代の多くのZ世代が
この価値感をひっさげて、これから活躍し出すということ。
すると、この価値感をベースに世の中は動いていき、
それがミレニアル世代や昭和世代にも影響してくる・・・?!

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Z世代の嗜好へと導かれる4つの回路

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選ばれる仕事道

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2021

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魅せるとんちクリエイター“和田誠”の仕事道

先日、デザイナー兼イラストレーターの“和田誠展”に
行ってきた。
和田氏は学生時代に無料で多くのポスターデザインを
請負ったという。新宿・日活名画座のポスターは9年間
200点を超す作品を手がけた。
同じく学生時代に“日宣美賞”を受賞。
多摩美を卒業した後、有名なクリエイターの多い
制作会社ライトパブリシティに入社。
デザイナー兼イラストレーターとして活躍。
その後、10年もしないうちに独立した。

皆さんになじみが深い作品は、
・たばこの“ハイライト”のデザイン
・『週刊文春』の表紙デザインは40年間、なんと2000冊超
・『週刊サンケイ』の表紙の著名人の似顔絵は4年で200冊超
・レコードジャケットのデザイン
・大阪万博の住友童話館の人形デザイン
・谷川俊太郎氏の絵本
・新宿・日活名画座のポスター

和田誠氏の展覧会に行き、改めて、その作品数の多さに驚き、
また展示会も盛況であったことから、
和田氏に影響を受けた人も多いと感じた。
私より20歳ほど先輩で、2019年に他界。
私も関係する広告業界にいるので、ずっと気にかけていたし、
影響を受けたうちの一人というところだ。

和田氏は、先にあげたように、学生時代から、
無料でデザインを提供していた。
多くのデザインを手がけることで、腕を磨き、力がつき、
実績につながったのだろう。

また、子どもの頃からの夢である「絵本制作」を
実現するために、営利目的ではない「私家版絵本」を
7冊制作したことも、和田誠氏の世界観の礎になった
のではと思う。
文章は、星 新一氏や谷川 俊太郎氏に依頼したという。
(さすが、依頼する相手がスゴイ!)

和田氏曰く、絵本で大切なことは、
・絵がいいこと
・上手でなくていいから魅力的な絵であること
・面白い流れがあること
物語であっても、感覚的なものであっても
それを展開させるデザインがあることが大切だという。
(和田氏だから言えることだろう・・・)

和田氏のデザインは、見る側のことをしっかり
考えていることが見えてくる。
なんとなく、“くすっ”と笑えるようなユニークな表現が多い。
タイトルにある「魅せる」は惹きつけるの意味で、
まさしく、和田氏は“魅せる、とんちクリエイター”だった。
それも、学生時代から多くの作品を無料で提供し、
また“私家版絵本”制作を通じて培われた和田誠氏の“仕事道”を
展覧会で多くの作品を鑑賞して改めて感じた。

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作品数の多さに驚いた

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展示会も大盛況

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2021

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和田 誠の“和田マジック”展

ワォ、淡谷のり子さん、そっくり!
南 沙織さんも似てる。

その描かれた表情には、その人の記憶がたっぷり。

でもその似顔絵のつぶらな瞳から、
描かれたその人の人間としての優しさと強さも汲み取れるのだ。
これが“和田 誠マジック”なのかもしれない。

知ってますよねぇ〜、和田 誠さん。
たとえ和田 誠さんは知らなくても、イラストは見たことありますよね。

私が和田 誠さんのイラストを意識した出会いは、
星 新一氏の『気まぐれロボット』だったような?!
とにかく、ショートショートの物語のたびに
和田さんの挿絵があり、その話のリアリティをカタチづくってくれた。

和田 誠さんは2019年までの83年間、ず〜っと絵を描き続けたという。
4歳の頃の絵はしっかり残っているというから
80年間という表現なら間違いないようだ。

今回、『和田 誠展』を観て、描いてきた量のスゴさと同時に
誰もがいつの間にか、和田 誠さんの絵にお世話になっていた
ということが理解できた。

週刊新潮は40年間、表紙の絵を描いてきたという。
なんと2000冊以上である。
展示されていた2000冊の表紙を数えて確認している人もいたほど。

さまざまな月刊誌でも、ポスターでも、レコードのジャケットでも
注目の人の似顔絵を盛りだくさん描いている。
テレビを見ていても、番組のオープニングタイトルでそのタッチに出会う。

「中島セイジのビジネスの達人」には
“選ばれる仕事道”というコーナーがあるが、まさに“仕事道”である。

本屋に行けば雑誌の表紙から単行本の装丁まで
必ずや和田イラストに出会うのだ。

これぞ“和田 誠の仕事道”ということ。

『和田 誠展』を訪れている人の老いも若きも
どこかで見たそのイラストを指差して笑顔になっていた。

私もそろそろ“中島セイジの仕事道”をまとめたいのだが…
人に観せるモノがほとんどないことに気づいた次第。

さすが“和田 誠マジック”は素晴らしい! そして羨ましい!!

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訪れた人を笑顔にする『和田 誠展』

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“和田 誠マジック”との出会いは星 新一氏の『気まぐれロボット』

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ファインスピリッツキーワード

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2021

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リーダーとしてのトランスフォーメーションを支援

リーダーズセミナーがついに、12月のフィナーレの
“V&T プレゼンテーション”を迎えようとしている。
(V&Tは、Vision&Tomorrow)
これは、参加者が、各自5分のプレゼンを行うもの。
送り出してくれた十数社の社長も勢揃いし
全て(18名)の参加者のプレゼンテーションを聞く。

“V&T プレゼンテーション”に向け、
各参加者に二度目の個別カウンセリングをしたのだが、
その中で、“リーダーズセミナー”に参加して、
最もよかったことを尋ねたところ、
ほとんどの人が、
「様々な所に行き、すばらしい経営者の話を聞いたのもよかったのだが、
立場も、年齢も違う異業種の方々と話ができたこと」
と言ってくれた。

フィナーレに至るまでの8回のセミナーをふりかえると、
クオーターバックの山田社長のセミナー、佐藤可士和展鑑賞、
林香寺住職・川野泰周先生による坐禅とマインドフルネス、
靖国神社にてのトイレ掃除、高麗山ウォーキング坐禅、
石坂典子社長セミナーと石坂産業訪問、
石川酒造・石川彌八郎社長講演会を催した。
この充実したセミナーであっても、
参加者同士の交流が最もよかったということ!

今回、参加者が多いのでディスカッションの回数を増やした。
体験やゲストの話、心に響いたことや気づき、
その気づきをどう自分の今後に活かしていくかを
ディスカッションした。
もちろん、私の話を聞いてのディスカッションも・・・。

同じ体験・経験をしても、解釈や、今後の活用方法が
人によって違うとことを知ったことが
皆さんにとってよかったことにつながったのだ。

参加者の皆さんは、会社に所属していて、
他の会社の人と話す機会は少なく、
立場、年齢の違う人たちとの話も当然少ない。
今回は、プラスティック加工企業、パン屋、
保育園、IT企業、整骨院、会計事務所、
店舗設計施工企業、と実に
多種多様な業種業態から参加してくれた。
あまりにかけ離れた業種業態の集まりだからこそ
面白いと感じ、刺激を受けてくれたのだろう。

企業のリーダーである参加者の皆さんが、
他者とのディスカッションを通じて、
自分の責任や役割を理解・確認し、
リーダーとしての行動が見えてきたということ。
私が皆さんに集って頂きリーダーズセミナーを開催する目的は
リーダーとしての“トランスフォーメーション”(革新)の
機会をつくり支援すること。
そういう意味で、今回の参加者は、このセミナーを通して
しっかり“トランスフォーメーション”できたと言えるだろう。
(活躍してくれることを祈る!)

来年も開催する、リーダーズセミナー。
是非活用してみてください。

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川野泰周先生の坐禅とマインドフルネス

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多種多様な業種業態から参加してくれた

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先取りビジネストレンド

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2021

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経済合理性から“サスティナブル合理性”へ

前回のビジ達モバイルで紹介した話を試行錯誤した結果、
経済合理性から“サスティナブル合理性”へ
という考え方に至った。
再度になるが話を紹介しよう。

『「ここまで災害が多くなってきたら
そろそろ引越しを考え始めないとねぇ〜」
「じゃ、どの星にする?!」
「あんまり天候が急変したりするのもイヤだし、
地震が多いのもイヤ、津波も怖いし。
怪しいミサイルも無いほうがいいし、
やっぱりパンデミックはもうイヤ!」』

これは、ある夫婦の会話として書いた。
この後、セミナーで話をし、皆さんの反響もあり、
こんな話につなげた。
↓  ↓  ↓
地球って素晴らしいなぁって思いますよね?
もちろん、地球以外の星に行ったことありませんが…

大雨もあります
雪の日もあります
寒い季節もあります
暑くてたまらない季節もあります
そして、台風も来ます

でも…
地球は私たち78億人をしっかり支えてくれています
90億人になっても、100億人になっても
多分支えてくれるだろうなぁという安心感があります
地球は無くならないという安心がありました

ところが…
地球は無くならないし
支えてくれようとしてるんですが
私たちが自分たちで住み難くしているわけです

地球の人同士で争い合い
せっかくの地球の資源を無駄遣いして
目先の経済性を優先して
地球の裏側の人たち、未来の人たちを無視して、
“今だけ、自分だけ、お金だけ”という欲に任せた日々を送る

この浅はかな行動こそが
“素晴らしい地球”を持続させられない理由なのです

これって地球人の“自業自得”ですよね

言っておきますが、引っ越す次の地球は無いんです
多分探してもないでしょう

だから、今から心を入れ替えましょう
“今だけ、自分だけ、お金だけ”をやめましょう
↓  ↓  ↓
続けて、
『経済合理性から、“サスティナブル合理性”へ
地球規模の社会課題にみんなで取り組もう!
仕事でもプライベートでも』と書いた。

さて、ここで語った“経済合理性”とは・・・、
原材料、動力源、人件費などのあらゆるコストを
低くおさえ、コストを重視。
すなわち、安い動力源として、
地球の限りある化石燃料を使い、さらにCO2を排出する。
石油化学由来のプラスティックを使うことで、
廃棄の結果としてマイクロプラスティクとなり海洋汚染へとつながる。
そして、人件費をおさえることで、格差をつくりだす社会となる。
コスト重視の経済活動は地球や社会にさまざまな
ひずみを生み出すことに。

これに対して、たとえば、コストのかかる再生エネルギーを動力源とし、
石灰石からつくる紙やプラスティックを使用し、
働く人に十分な賃金を支払うことは、
コスト高となり、非経済ではあるが、“持続可能”に叶っている。
これが“サスティナブル合理性”

以前“新・パラレルワーク”として、“経済合理性にあった仕事”と
“経済合理性には合わない仕事”をパラレルに展開することが
これからの企業に求められるのでは?と提案した。

人類にとって持続可能な地球や社会とするために、
“サスティナブル合理性”について研究をし
地球規模の社会課題に、仕事はもちろん生活の両面でも
みんなで取り組もうではないか!

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“新・パラレルワーク”を提案する

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地球規模で考えるべき課題

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