これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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09/06
2021

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『AIとBIはいかに人間を変えるのか』との出会い

先週ここで紹介した“角川武蔵野ミュージアム”。
実はここを訪れたことで2018年に発刊されていた 
波頭 亮著のこの本に出会えたのだ。

タイトルは『AIとBIはいかに人間を変えるのか』。
その表紙には無邪気に微笑む赤ちゃんが…
(手に取ってしまいますよねぇ?!)

AIを“アイ”と呼んでは“そこに愛はあるんか”になっしまう。
BIは“ビジネス・インテリジェンス”でも
“ブランド・アイデンティティ”でもない。

AIは、もちろん“人工知能”のこと。
そしてBIは、国民全員に生活できるだけの現金を無条件で給付する
“ベーシック・インカム”という制度のこと。

“AIとBI”が並んでいるが、何の因果関係もないと言っていいだろう。
強いて言えば、アルファベットのスタートのAとBであり、
語呂のよさと並びのよさくらいだろうか。

波頭氏は、成熟化が進み世界的にVUCAの時代と言われる今、
このAIとBIは、現状の世の中を根底から覆してしまう可能性を持っている。
だからこの二つを取り上げたのだという。

そう、私にとってもAIもBIも未来を演出する上では
重要なテーマとして位置付けていたわけ。
だから2万5000冊もの中にあっても、私の視覚に飛び込んできたのだ。
(ほらほら、興味湧いてきたでしょう)

AIはここ10年くらいで私たちのビジネスにも社会生活にも
もっと大きな影響をもたらすのは間違いない。

BIも貧困や格差の是正だけでなく、棚上げにされてきた社会課題の解決にも
大きく貢献するように思えてならないのだ。
(ここでは詳しくは語らないが…)

私が“ミレニアル・トランスフォーメーションの時”という理由も
まさに“変革の時”が今ということ。

→YouTube“ビジ達 7 ”『今こそ“ミレニアル トランスフォーメーション”の実践』
https://www.youtube.com/watch?v=SPPkD9OtoVw

もっと言えば、これまでの世界の政策であり社会システムの延長線状には
社会課題の解決も望む未来もないということ。
(ふっふっふっ、読みたくなったでしょう)

波頭氏が3年前に出版しているところが素晴らしい‼︎
そして“角川武蔵野ミュージアム”にこの本が並んでいたことも素晴らしい‼︎

まさに「相乗効果は行動の二乗に比例する」
AIをもっと知ろう!
BIももっと研究しよう!

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2万5000冊の中の注目すべき一冊!

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選ばれるビジネス

09/06
2021

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真夏の作業現場の救世主“空調服”

“ファン付き作業服”(空調服)をご存知だろうか。
左右の腰のあたりにファンがついていて、
ファンが廻ると風で服がふくれ、
送られた風が服の中を通り、身体の熱を首筋から逃がすしくみ。
真夏の作業現場でも涼しさを感じる画期的な商品だ。

先日NHKの“逆転人生”で紹介されたのが、
株式会社セフト研究所の空調服だ。
弊社が、ある企業の月刊情報誌を
制作していた時に、この株式会社セフト研究所を
取材させてもらったことがあり思い入れがある。
10数年前のことだ。

まだこの商品を開発してそれほど経っていない頃で、
もちろん今ほど売れていなかった。
「売れればいいですね」と言って取材を終えた覚えがあるが・・・。
(このファン付き作業服があたりまえになるのは
難しいだろうなぁ~と思っていた)
ということもあり、真夏の暑い時期に作業をしている
人たちがこの空調服を着ているのを見ると嬉しくなる。

自宅近くの作業現場でこれを着ている人がいて、
ある時、その空調服について尋ねてみたら、
「これ、一度着ると脱げませんよ」とまで言っていた。
なんだかうれしく思い写真を撮らせてもらったわけだ。

このように、私が空調服をあちこちで見るようになった
そのタイミングでNHKの「逆転人生」にとり上げられていた。
私が取材した時は、残念ながら、会長の市ヶ谷氏には
会えなかったのだが、その際に、もうひとつ自信を持って
「売れる」と言い切れていなかった理由はもしかすると
裁判を抱えていたからかも?と番組を観て思った。

取引先から特許侵害で訴えられていたという。
数年後、裁判で勝利し、多くの人たちにファンつき作業着が
拡大していったようだ。
開発に時間とお金をかけた市ヶ谷会長にとっては嬉しい事だろう。
私も経験があるが、中小企業にとって、そして
経営者にとって裁判をかかえながら
ビジネス展開をするのは本当に大変なことだ。

NHKの“逆転人生”には石坂産業の石坂社長も出演したことあるし
八木澤商店の河野社長も出演した。
石坂産業は所沢のダイオキシン問題で、地元から「出ていけ」
とまで言われたが、地元では自慢の企業へと成長した。
当時、陸前高田にあった八木澤商店は東日本大震災で
大切なもろみも建屋ごと流されたが、
たまたま釜石市の水産技術センターに預けていたのが
残っていたのだ。
そのわずかなもろみから代々続く醤油を復活させたという。
両者とも私の月刊CDやラジオ番組にも
出演してもらい“逆転劇”を語ってもらった。

企業経営をしていると、闘わねばならないことも
時にはでてくる。
そういう不遇の時代を生き抜き、
何度も何度も起き上がってくる
中小企業には、“日の目”を見てほしい。

不遇の時代を経て、空調服があちこちで認められて本当に
良かったと思う。
皆さんもあちこちの作業現場で
“空調服”を確かめてみてほしい。

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一度着ると脱げない快適さ

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選ばれる仕事道

09/06
2021

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チームラボ“どんぐりの森”と仕事道

先日、ビジ達のモバイルショットで紹介した
角川武蔵野ミュージアム。
その隣の森に併設されている“武蔵野樹林パーク”にて
“チームラボ”が“どんぐりの森”というアート空間を
展開している。
暗くなってから訪れる方がいいと聞き、
あえて18時過ぎまで待ちおじゃまして来た。

森の中では神秘的な音楽が聞こえ、
100m X 50mほどの広さの高低差もある森の中に、
高さ約1メートル、直径が70~80センチの
ゆがんだ風船のような“どんぐり”が200~300個ほど
点々と置かれてた。
あたりが暗くなると、そのどんぐりがいろいろな色の光を放つ。
ひとつのどんぐりを揺すると、呼応して
まわりのどんぐりの色も変化し、幻想的な雰囲気を創り出す。
“どんぐりの森の呼応する生命”という通り
どんぐりが共鳴感を持つ生命として存在しているのだ。
“チームラボ”曰く、非物質的であるデジタルアートにより
「自然が自然のままアートになる」これが“どんぐりの森”の
コンセプトだと。

“チームラボ”については、お台場の“チームラボボーダレス”
豊洲の“チームラボプラネッツ”をこのビジ達で
紹介している。
けやき坂の“チームラボリコネクト”はアートとサウナを
楽しめるというので今度是非行ってみたい。

ところで、“チームラボ”は本来、B to Bが基本で、
Web制作、アプリ開発、ブランディング、
空間演出、映像制作をしている会社だ。
その事業内容は私の創業した“クォーターバック”と
ほとんど変わらない。
弊社との違いは、お台場や豊洲に人を呼べる常設の
B to Cのアート空間を持っていることなのだ。
これが通常の制作会社との大きな差別化になっている。

東京大学で工学とアートも学んだ猪子寿之氏が“チームラボ”創業者。
今、44歳でミレニアル世代より上だ。
建築家、デザイナー、プログラマー、アーティスト、
CGアニメーター、各分野のエンジニア、数学者の
スペシャリストチームがアート及びクリエイティブ集団を構成。
そして、彼らの集団的創造により先端技術を駆使して
アートをつくりあげている。
(ジャンプ世代ということもあり、“ONE PIECE” の麦わらの
一味に倣っているようだ)
今の時代に合ったアプローチをしているというわけ。

私は常々、アート思考・感性思考・デザイン思考が
これからのビジネスに必要と発信しているが、
これらに呼応しているのが“チームラボ”なのだ。
今の時代感覚を捉え、サイエンスを活かし、
デジタルアートの展開をしているのがチームラボの仕事道!

いまどきのアートを知るためにもこの“どんぐりの森”を
見に行くといいかもしれませんよ。

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どんぐりの森の呼応する生命

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08/30
2021

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所沢の“本棚劇場”へ、「温新知故」の体験!

その建屋の5階に着き、チケットのQRコードを提示したその時、
建屋内は暗くなりプロジェクションマッピングが始まった。
(私が着くのを待っていた?!)

痛快なBGMを背景についつい見惚れるばかり。
この華やかなひとときこそが“本棚劇場”って言われる所以。
(いまどきはいろいろ仕掛けてくるねぇ〜)

これぞ“温新知故”体験。
この宣言下、越境して“角川武蔵野ミュージアム”へ!
(そう、訪問のタイミングをうかがっていたわけだ)

ここが日帰りで行ける絶景スポットと謳われる
所沢にある注目の“本棚劇場”である。

そして、まるで大地から隆起した岩のような建屋は
建築家/隈研吾が国立競技場と同時期にデザインしたという。
(そう2020年にはすでにオープンしていたってこと)

この“角川武蔵野ミュージアム”は、
図書館と美術館と博物館が融合した文化複合施設であり、
KADOKAWAと埼玉県所沢市が共同で進めている
街づくりプロジェクト。

民間企業と自治体がコラボして展開するプロジェクトも
あちらこちらで展開されるようになったねぇ。
(そういえば私のMemuroワインヴァレー構想もそうだったような…)

このコロナ禍でもまぁまぁお客様は来ている方だと思うけど。
とにかく複合的にあれこれ組み合わせてのシナジー構想にしないと
なかなか人は集まってくれないのが実際。

さて、繰り返し来てもらうための仕掛けが少ない気がするけど…
どう対応するのだろう?!
“本棚劇場”のプロジェクションマッピングも1回体験すればいいし〜。

アトラクションのインパクトとワクワク感でリピートさせる
アミューズメント施設とは違うので難しいだろうなぁ〜
遠くから来なくても、この周辺の人たちが来てくれる
ショッピングや飲食施設の充実も重要なのかもしれない。

えっ?!隣の公園には“Team LAB”のアート施設があるって?!
うんうん、こういう新鮮なところとのコラボが大切なのかもしれない!!

さて、今からでも“温新知故”体験へ!!いざ…

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本棚劇場

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建築家の隈研吾がデザイン

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先取りビジネストレンド

08/30
2021

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ICTを活かした“ずかんミュージアム”のチャレンジ

Journey of Life
それは、時空を超えて生命に出会う旅。
知の集積「図鑑」が広がる世界へ、ようこそ。
生き物のありのままの姿を記録しながら、
学び、楽しみ、夢中になれるアカデミック・エンターテイメント。
地球の生命が凝縮されたこの“生きるミュージアム”で、
世界中の生き物たちがあなたを待っている。・・・
(ZUKAN MUSEAM GINZAのホームページからの引用)

先日このZUKAN MUSEAMに出向いてみた。
それはこの新しいスポットでICTやAIがどのように
活かされているのかを体験しに行ったわけだ。
(子どもたちを対象にしたミュージアムであることは
わかっていたのだが・・・)
ここは、7月に銀座の東急プラザ6階にオープン。
入場料は大人2500円で「記録の石」代が300円。
合計で2800円だった。
入場者は小学生とその親がほとんどで、
やっぱり私はちょっと場違いな感じ・・・?

まず前述の“記録の石”の使い方を学ぶ。
出会う様々な生き物を発見する手助けをしてくれるもの。
“記録の石”に“生き物”を取り入れると、
その生き物について詳しく教えてくれるというわけ。

さて、いよいよ、中に入ると、ジャングル、草原、海の中、川の中
などカーテンで仕切られたいろいろな空間がある。
それぞれの空間には、モニターでありクリーンがあり、
その前で“生き物”が現れるのを待つ。
ここでは、“生き物”は人間が通ると逃げる性質も・・・。
現れた“生き物”が、光った時に自分の“記録の石”で取り込むのだ。

それぞれのスクリーンに、アリやカブトムシなどの小さな昆虫類から、
鹿、チータ、バッフォアローや蛇もいた。
“生き物”達がいろいろな場所に隠れていて、“記録の石”に
取り込むと、結果としてMUSEAM退場時に
“記録の証”としてプリントしてもらえる。
結局、私は全40種類のうち、24個を
取り入れることができたわけだが・・・。
(意外に難しいかも!?)

私の感想としては“子ども向け”かな・・・?
プロジェクションマッピングのようなものもあり、
様々な技術も使っていてパーソナルな対応もされてはいるが・・・、
やっぱり子ども向けって感じ。

あくまで図鑑をいまどきの見せ方で見せていたという印象だ。
ゲーム性を加味して、学ぶ時間を子ども達に
楽しんでもらう主旨であれば、スマホでもできちゃうのでは・・・
というのが率直な感想だ。
まぁ、ぎりぎり一歩いや半歩前進というところか・・。
何年か前に訪れたチームラボ “Planets Tokyo”のような
新しさの衝撃はなかった。
チームラボの新しい空間創りには、2歩も3歩も先を行ってた感があった。
そのことを思えば私からするとZUKAN MUSEAMは
少し残念な気分。

このミレニアル時代の空間創りには、
画像や映像を駆使した、新しいプレゼンテーションが欲しい。
もっとチャンレンジしていってほしいってこと。
皆さんも新しいところがあれば、まずは体験してほしい!

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「図鑑」が広がる世界へ

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記録の証

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