これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

05/30
2022

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“すべてが加速する世界”のこれからのビジネスへ Beyond 2030 その①

“すべてが加速する世界へ備えよ”
“指数関数的に加速する未来へ備えよ”

このようなタイトルの本が出版されていることもあり、
これらフレーズをよく聴くようになった。
2030年からは私たちの社会生活もビジネスも
加速すると言われている。

2030年以降の社会生活はどのように変わるのか?
・毎日の買い物はドローンがやってくれるのか?
・お出かけする時は家の前まで自動運転のタクシーが迎えにくるのか?
・アレクサに指示すると3Dプリンターで料理をしてくれるのか?
・人間の脳と同等の仕組みを持つ強いAIができあがっているのか?
・私たちの脳とクラウドコンピューターがつながって交信できるのか?
こんな可能性がまことしやかに語られている。

例えば、2029年にはできあがると言われている
“強いAI”がクラウドコンピューターに実装される?
そうなったら、人間の脳と直接交信が実現し、
2030年にはパソコンやスマホはもう不要なのか?
自動運転車は、すでにアメリカのアリゾナなどで実際に
走っているという。
アップルやグーグルも開発していて
そのうち無人タクシーの時代に?
IBMのワトソンが白血病患者の治療をすでに実行している。
ドローンが人を乗せて空を飛び、
無人のロボットが空を飛ぶ可能性も…?

日本では法律面からもいろいろ後手になっているが、
さまざまなロボットが家にもお店にも出現している。
ファミレスやカフェで稼働しているロボットも
よく見るようになった。
変なホテルではフロントでの顧客対応をロボットが…。
介護現場や病院において、人の力の助けとなるロボットも。
ペッパーも教育現場で活躍しているという。
AR・VR・MR(仮想現実・拡張現実・複合現実)
ももっと発展しリモート会議やゲームの中で
展開されていくだろう。

これらの実現に向け、世界の様々な企業が競争しながら、
技術革新をしている。

これほど多くの破壊的テクノロジーが指数関数的に癒合すると
中島流でいうと、今後“エキスポネンシャル(指数関数)なシナジー”
が生まれてくることに。

ということは社会生活の変化だけでなく、
私たちのビジネスもこれらのテクノロジーに伴って
大きく変化していくことも間違いないだろう。
そうなると、商品のつくり方も売り方も
使い方や伝え方も変化していくことだろう。

これらイノベーションの変化に合わせて
私たちのビジネスもシフトしていかねば
選ばれるビジネスであり企業にはなれない。

2030年までのこれからの7年~8年は
そのプロローグとして、あれこれシュミレーションしながら
準備をしていくことが重要になっていくということ。
覚悟して取り組んでいかねばなるまい。

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2030年からは社会生活もビジネスも加速する

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05/09
2022

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“ボードゲーム”でSDGsを学ぼう!! SDGsボードゲーム“体験”!

SDGsを楽しく学べる“SDGsボードゲーム”を
東京NBCの勉強会で体験させてもらってきた。

これは、“未来技術推進協会”に所属のエンジニアたちが開発した
オリジナルのボードゲーム。
SDGsをベースにした、社会課題を自分ゴト化する体験型ゲームだ。
参加者にSDGsの本質を理解してもらい、
具体的な行動を促すことを狙いとしている。
年齢を問わず楽しみながら、SDGs達成に向けた
事例を理解することができる仕組みになっている。

基本のゲームは日本地図があり、日本全国で行われている
SDGsの取り組み事例をベースに作られているというが
私が体験したのは神奈川県に特化した“神奈川版”。
その時は、1チーム4人で、それぞれが大企業、中小企業、
諸団体の人として参加した。

ゲームは、すごろくのような形式で進み、
①参加者がサイコロを振り、その出た目に合わせてマップ上を進む
②行き着いた地点のマークのミッションカードを1枚引く
→そのミッションカード内容を皆の前で読み上げる
(例えば、とある地域のゴミ処理方法がその地域の
ゴミ分別に役だっている)
③その内容を踏まえチームのメンバーと協力しながら
ミッションカードと同じ内容を、
チーム内で実施するかしないかを決める
④実施内容に合わせ、17項目のうちのどの項目のレベルが
上がったか、場合によっては下がったことを
ボードに評価していく

実際のSDGsの取り組みをゲームをしながら学べ、
最終的に17項目のボードの点数を上げていくことで、
SDGs取り組みの証となる仮体験ができるゲームだ。

このゲームの特徴は、
・SDGsに関するさまざまな事業の取り組み方を学べる
・他のプレイヤーと協業することで実行でき、協力の大切さを学べる
・ゲームを通して、楽しくSDGsを理解できる

ゲームを体験することで神奈川でも
いろいろな市区町村や企業が
SDGsに取り組んでいる事例を知ることができた。

私は、『儲けないがいい』という著書があることもあり、
さまざまな社会課題との取り組みをしている会社との
付き合いが多い。
ということで、私の講演会やセミナーでは、
実際の身近な社会課題解決の取り組みをしている企業について紹介し、
その企業がどのような価値観からそれらを実践しているかをも
お話させてもらっている。
まさか、それらの取り組みがここまで注目される時代がくるとは・・・。
より多くの人たちの意識がSDGsに向かうよう、
このようなボードゲームでの仮体験も必要なのかもしれない!?

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ゲームを通して楽しくSDGsを理解できる

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SDGs関連事業の取り組み方を学べる

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04/11
2022

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ドイツとスウェーデン視察研修のテーマは、 エコでありサスティナブル?!

私が企画している海外視察研修ツアーでは、
2002年、“エコでありサスティナブル”を
テーマにしてドイツのベルリンへ。
もう20年前のことだが、当時から環境への意識が
ヨーロッパと比べて日本は遅れていて、
今後の展開を視察する目的で出かけた。
ベルリンのとある小学校では、その校庭にビオトープ(※)があり、
草や花が自然のままに伸びていた。
そして、なぜかロダンの銅像が斜めになり
草花に埋もれていた記憶が…。
(日本の二宮金次郎の銅像を思い浮かべていた)
また、BMWのリサイクル工場も視察させてもらった。
(※ビオトープ : 動物や植物が恒常的に生活できるように
造成または復元された小規模な生息空間。公園の造成・
河川の整備などに取り入れられる)

その後、4年後の2006年にはスウェーデン、デンマークへ。
スウェーデンではストックホルム郊外の“エコヴィレッジ”を訪問。
このエコヴィレッジは、1980年には造られていたと聞く。
50戸ほどの集合住宅があり、住人同士で子ども服や本などの
物々交換が日常的に行われており、
互いにリユースし合っていた(食品以外のものだが…)。
そして極めつけは、50戸のエネルギーをペレットボイラーで
賄っていたこと。
これは、間伐材などの不要な木材や製材品を細かくして圧縮し、
粒状(ペレット)にしたものを燃料として酸素と一緒に燃やすボイラー。
通常の薪より熱効率が良く、化石燃料に頼らないで、
暖房や給湯をまかなえるのが特徴だ。

これからの私たちの生活はこのように自然に優しく、
環境破壊の少ないエネルギーを活用した
暮らしができることが重要になってくる。

エコヴィレッジそのものも林に囲まれていて、
ビオトープ的だった。
建物や塗料は自然素材で高気密、高断熱。
建物は集中システムに。
生ゴミのコンポストも整備されていた。

また、コペンハーゲンの空港に着陸しようと
飛行機が高度を下げ始めた時、コペンハーゲン沖に
20基の洋上風力発電用風車が既にあった。
(2001年に設置されたという)

北ヨーロッパの国々は1980年代には
すでに“エコでありサスティナブル”に取り組んでいた。
そんな時、日本はまだバブルの真っ最中。
無駄な支出をし、環境破壊の片棒をかついでいた。
バブルがはじけた後も、その後処理に四苦八苦し
“エコ”どころではなかったということ。

先のビジ達で、
「Fine Choice, Fine Change, Fine Challengeの実践」、
3つのFineなChを実践しましょう!と提案した。
また、「二宮尊徳の積小為大と推譲」では、
“未来の人のことを考えよう”と発信させてもらった。

私がツアーを企画した20年前から、北ヨーロッパとの
差が縮まらないのが日本。
そこでこれからは、最低限の衣食住で生活を満たすように心がけ、
ミニマリスト的な価値観へと生活をシフトしていくことをおすすめする。
これが二宮尊徳流の積小為大であり推譲の発想。

ビジ達「二宮尊徳の積小為大と推譲」は こちらから↓
https://bt.q-b.co.jp/date/2022/03/page/2/

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ヨーロッパは以前からサスティナブルに取り組んでいた

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03/22
2022

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“再構築時代”の到来!? 日本を美しくする会コーポレートサイトがリニューアル公開!!

私たちには今、ビジネスも社会生活も
社会の仕組みも全てを見直すときが来ている。

そんな折に、“日本を美しくする会”の、
コーポレートサイトでも見直しがされたので
是非クリックしてほしい。
http://www.souji.jp/index.html
リニューアルされたホームページのデザインは、
“掃除の会”のことを知り尽くしている
40歳代の若者(?)が担当してくれた。
(斎藤大輔さん、お疲れさまでした)

やはり今どきのコーポレートサイトは、
見やすさ、分かりやすさ、スマートなデザイン
そしてモバイル対応が必須と言っていい。
よくあるのが、最初に作ったホームページへの付け足しのくり返しで、
ユーザーにとってわかりにくく、
利用しづらいものになっていることが多い。
すると、せっかくホームページに入って来てくれた
としても、すぐ出て行ってしまう。
(もちろんデザインについても、今風でないと同様だが…)

実は半年ほど前に、“清風掃々”(会報誌)の
webマガジン化を進めたことで、ホームページの
リニューアル提案がしやすくなり、
今回のリニューアル公開となったわけだ。

“日本を美しくする会”は発足して約30年になり、
会の関係者の高齢化も進んでいる。
執行部であり理事会のメンバーも年配の方々で
構成されていて、ホームページのリニューアルだけではなく
さまざまな角度から再構築が必要になってきている。

そう考えると、この令和時代を迎えて、
私たちの“日本を美しくする会”などのNPO組織はもちろん、
さまざまな企業や団体も“再構築”が必須の時代になった。

“平成”はまだ昭和の延長的イメージだったが、
“令和”は企業の存在意義が変わろうとしている。
その理由は、社会が大きく変化しているからだ。
環境問題・格差問題などの世界的社会課題、
活躍する世代もミレニアル世代からZ世代へ移行、
デジタル化の波とグローバル化、
そして、新たな価値観の台頭と変化が著しい。
すると自ずと、企業も諸団体もこの大きな変化に
対応していかねばならず、再構築が求められるということ。
コーポレートサイトのリニューアルだけでなく、
企業の目的、組織、事業内容の再構築も必要に
なってきているのだ。

2年ほど前に予測し発信していた
「ビジネスも社会生活も社会の仕組みも
全てを見直すときが来ている」という
“令和のbizパラダイムシフト”。
このキーワード、憶えてくれているだろうか!?
これが現実のものとなりつつある。
まさに、再構築時代の到来⁉︎ ということ。

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日本を美しくする会のコーポレートサイトをリニューアル

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もちろんモバイル対応もしていますよ!

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03/14
2022

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インスタ投稿1000件超の効果?! トレンドセッターZ世代の威力

先日、神戸出張のついでに注目のお店に行ってきた。
私のようなオジさんが調べても行き着けないお店で、
Z世代の人に紹介してもらいたどりつけたお店2軒だ。

1軒目のお店は『リンシエメ』。
立地はハーバーランド周辺でモールがいくつか並ぶ
海側の先端にあり、中心部よりちょっと遠く
なかなか行き着けない場所だ。
外観はレンガ倉庫風のお店でインテリアもオシャレ。
ほとんどの人が予約していて、
オープンの10時にはそれら予約の人で店内はいっぱいになる。
店内中央には、一口サイズの通常より小さめのパンが
50種類ほどあり、見栄え良くきれいに並んでいる。
メインディッシュを1つ注文するとこのパンが食べ放題となる!
パンは、どれもが小さめなのであれこれと味見したくなる。
全部の種類を食べた人もいるとか・・・?
投稿したくなる気持ちがよくわかるお店だった。

次の日に行ったお店は『カフェ・マムーニア』
神戸の元町にある4階建ての古いビルの2階にある。
こちらも目立たない場所にあり、知らない人は入ることのないお店。
このお店もオープンと同時に満席で予約の人がほとんどだった。
オムライスとスィーツのお店でインスタ映えの商品を持つ
ダイニングカフェ。
ヨーロッパと中近東がミックスしたような店内で、
ソファーとテーブルが落ち着いた空間演出をしている。
いちごのナポレオンパイとナポレオンクレープが
インスタ映えもあり人気で、せっかく来たからと、1500円以上する
ケーキを2個も注文する人もいるとか・・・!

今回は、“トレンドセッターZ世代”と
タイトルにしたが、まさにZ世代はトレンドを創造し
みんなで共有する世代。
訪れる人の満足を演出できる情報のネットワーク化が、
SNSによりすでにできあがっているということ。
ネットワーク化は、インスタグラムやTikTokなどのビジュアルと
いくらかそれらに付随する文章で流通する。

注文したケーキが来た途端に写真を撮り、そしてSNSに
あっという間にアップする。
そのスピードたるや、驚くばかりだ。
知らない人ともつながりコミュニケーションし、
得た体験をSNSに投稿しさらに拡散していくというわけ。
このように自分の必要な情報をSNSを駆使して収集し、
満足する体験につなげていくのがZ世代なのだ。

Z世代の可能性がここにひめられているのではないか?
東京にいても神戸がわかるということは、
当然全世界の都市へも拡がっていく。

紹介してもらったお店は、どちらもインスタ投稿1000件超で
インスタ映えし、インテリア、雰囲気、味も含め
人に紹介したくなるのが共通点。
お店をつくるときに見栄えや、その体験含め人に伝えたくなる
要素を入れていくことも必要な時代に?!

とにかくこのZ世代のネットワークとコミュニケーション力が
いろいろなカタチで今後のビジネスにも影響してくるのは
間違いない!?

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神戸「リンシエメ」のパンは食べ放題

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カフェ・マムーニアのケーキ

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