これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

02/14
2022

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Z世代がトレンドセッターに!? Trend-Setter Z-generation

トレンドセッターとは、新しいトレンドを
創りだしていく人たちのこと。
今や、そのトレンドセッターの主流はZ世代の人たちに
なったという話だ。

まず世代の説明をすると、
1947年~1964年までがベビーブーマー世代。
(前回の東京オリンピックまで)58歳以上
1965年~1977年までがX世代 45歳から57歳
1978年~1995年までがY世代 27歳~44歳 
(2000年以降に20歳を迎えたのはミレニアル世代)
1996年~2012年がZ世代   27歳以下。

これはアメリカで言われている世代のカテゴリー分けだ。
日本のベビーブーマー世代と呼ばれている世代は
1947年から1950年生まれなので、若干日本の現状と違う。
今回はアメリカ式をベースに考察する。

通常、歴史は右から左に流れるが、中島流の概念図では
Z世代が1番上にいて、Y世代、X世代へと下っていく
ピラミッド型にしている。(概念図参照)
これは、Z世代の行動・価値観が、ミレニアル世代、
X世代へと下へ下へと影響されていくため
このような上下のカタチにした。
すなわち、Z世代がトレンドセッターとして、これからの
世の中のトレンドを創っていくという意味だ。

では、何故Z世代がトレンドセッターになっているのか?
この世代はデジタルネイティブ世代で
SNS含めたメディアを活用し横のつながりが強固だ。
モバイルテクノロジーを自由自在に使いこなす。
インフルエンサーが注目したモノがSNSを通じてZ世代に
一挙につながり、拡がり、そしてトレンドを創っていく。
なおかつこの世代の感覚や価値観は、多様性に富んでいて、
さまざまな業界、ブランド、デジタルプラットフォームで
トレンドセッターとして活躍することとなる。
今後10年Z世代が市場で最重要の地位を
占める世代となることが予測できる。

安く大量生産の商品を買い求め、
高層ビルを羨望の眼差しで眺める世代とは違い、
本質的で、付加価値が高く、
クリエイティブなものを求める傾向があるという。
さらに環境問題、社会問題を意識した商品選択をしようとしている。

世界全体の人口の中央年齢値は31歳だ。
日本は48.3歳。
地球規模で見ると、日本よりその多くの人たちが
Z世代に近いわけで、その影響力も大きいわけだ。

このようにZ世代は、人口も多く、客観的に世の中を見、
しかも横の繋がりがあるので、
多くの人にその感覚や価値観が拡がりやすい。
Z世代同士のつながりはさらに
エンパワーしていくということ。
私は、Z世代がイニシアティブをもち、
人類の問題に取り組もうとしていることにも期待したい。

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Z世代の価値観が下へと影響していく

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先取りビジネストレンド

01/11
2022

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1964 年、アイザック・アシモフ氏の 50 年後の予測?!

ある本にアイザック・アシモフ氏の“50年後の予測”
について紹介されていた。
そこで改めて調べてみたわけだが・・・。

1964年、58年前の昭和の“東京オリンピック”開催の年に
生化学者であり作家のアイザック・アシモフ氏が
New York Times 誌上にて50年後を予測した。
すなわち、2014年に普及されるだろう技術を予測したというわけ。
(アイザック・アシモフ氏は、500冊以上の著作があり、
扱うテーマは科学・言語・歴史・聖書など多岐にわたる。
特にSF、一般向け科学解説書、推理小説が有名)

さてその予測とは
① お湯を沸かしてコーヒーに変えたり、パンをトーストしたり、
ベーコンを焼いたり。
昼食や夕食は、半調理済みの状態で冷凍庫に保存され・・・

② 床に散らばったゴミを、ロボットがゴチャゴチャと
取り除いて「捨てる」と「置いておく」に分類する

③ 家電製品に、電気コードがない

④ 大規模な太陽光発電所は、アリゾナ、ネゲブ、
カザフスタンなどの砂漠や半砂漠地帯でも稼働している

⑤ 目的地を設定して、目的地まで進む「ロボット脳」を
搭載した車の設計に力を入れる

⑥ 短距離の移動のために、動く歩道が繁華街にある

⑦ 通信は電話をかけた相手を見ることもできるようなり、
書類や写真を並べ、本の一節を読むのにも使えるようになる

⑧ 有人探検が計画されているが、火星に着陸したのは無人船だけ

⑨ テレビは壁掛け式のスクリーンが登場

⑩ 故障した心臓や腎臓の代わりに、硬くなった動脈や
壊れた神経を修復するための機械装置の使用が増加。
死亡率は低下し、世界の一部の地域では平均寿命が85歳まで上昇

(すばらしい!どれもかなり近い予測だ!)

さらに、『 人類は「退屈病」という病気にひどく悩まされる
ことになるだろう。これは精神的、感情的、社会的に
深刻な結果をもたらすことになり、2014年には
精神医学が最も重要な医療分野になるだろう。
あらゆる種類の創造的な仕事に携わることができる
幸運な少数の人々は、人類の真のエリートとなる。
私が2014年の最も憂慮すべき憶測は、
強制的な余暇の社会では、最も輝かしい単語が
「仕事」になってしまったということ』

確かに、今の世の中、そのベクトルに進んでいるようだねぇ~。
すなわち、労働そのものがかけがえのないものになる時代は、
自分の役割や存在理由をつくっていかなければならない。
労働のない世界をどう生きていくのかが
これからの大きな課題となるだろう。

上記①~⑩全てが叶っているわけではないが概ね当たっている。
また労働に関しても実際はまだそこまでには至っていないが、
近い将来はありうるだろう。
そうなると、私たちは何をすべきか・・・を考えていかねばなるまい。

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概ね当たっているアシモフ氏の予測

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12/13
2021

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リーダーズセミナー“V&T プレゼンテーションセミナー”から “令和ビジネスの実践”が見えてきた!

12月3日、2021年リーダーズセミナーの
フィナーレ “V&T プレゼンテーション”が開催された。
18名ものリーダーの皆さんが、
素晴らしいプレゼンテーションをしてくれ、
参加してくれたそれぞれの会社の経営者の皆さんからも
非常によかったと言ってもらえた。

リーダーズセミナーに参加したリーダーの皆さんは、
学んだことを活かし自社でどのようなビジョンを描き
実践していくかを社長の前でプレゼンテーションをする。
セミナー参加者はもちろん、
送り出してくれた各企業の経営者も
自社のリーダーのプレゼンだけではなく、
全ての参加者のプレゼンを聞くのが“V&T プレゼンテーション”。

経営者の皆さんにご満足してもらえた理由は・・・、
18名(実際は19名)もの参加者がいるおかげで、
現在の社会課題やビジネス課題が集約されていて、
その課題解決方法までもが。プレゼンの中に
提示されていたからに他ならない。

最近のビジ達でも触れ、繰り返しになるが、
業種業態、立場、世代(27才から50代前半)の異なるリーダー達が
課題提示と課題解決のプレゼンテーションをするのだから
聞いている側も学ぶ部分が多かったということ。

どのような具体的な提案があったかというと、
・企業内起業の提案
・自社のその立場での課題解決
・DXの実践
・新たなビジネスへのチャレンジ

これら提案するにあたり、網羅されていたことは、
・コロナ禍を経験してのアプローチ
・DXの実践のための具体的行動
・ビジネスの世代交代
→ミレニアル世代Z世代への世代交替をどうしていくか
・SDGs実践のための取り組み ・・・など。

すなわち、今の企業課題・ビジネス課題・社会課題を取り込み、
それらを包括したそれぞれの立場での
プレゼンテーションだったのだ。
だからこそ、このプレゼンの場にいただけで勉強になり
よかったと言ってもらえたわけだ。

今回は特に質があがったと感じた。
時代の変化をセミナーを通してしっかり捉えてくれ、
ディスカッションでメンバーの意見を聴き入れ、
考察を重ねた結果だろう。

経営者にとっても、他社のリーダーのプレゼンを聞き
課題解決策やビジネスの取り組み方として
どう実践していくかまで聴けたのだから、
参加した意義があったということ。

今回の“V&T プレゼンテーション”により
“令和ビジネス”を実践する取り組み方が見えてきたという。

これにより次回も多くの経営者が社員をリーダーズセミナーに
送り出してくれるだろう。
これは、私にとってうれしいもくろみ。。。

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“V&T プレゼンテーション”の様子

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リーダーズセミナーの多様なメンバー

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11/22
2021

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経済合理性から“サスティナブル合理性”へ

前回のビジ達モバイルで紹介した話を試行錯誤した結果、
経済合理性から“サスティナブル合理性”へ
という考え方に至った。
再度になるが話を紹介しよう。

『「ここまで災害が多くなってきたら
そろそろ引越しを考え始めないとねぇ〜」
「じゃ、どの星にする?!」
「あんまり天候が急変したりするのもイヤだし、
地震が多いのもイヤ、津波も怖いし。
怪しいミサイルも無いほうがいいし、
やっぱりパンデミックはもうイヤ!」』

これは、ある夫婦の会話として書いた。
この後、セミナーで話をし、皆さんの反響もあり、
こんな話につなげた。
↓  ↓  ↓
地球って素晴らしいなぁって思いますよね?
もちろん、地球以外の星に行ったことありませんが…

大雨もあります
雪の日もあります
寒い季節もあります
暑くてたまらない季節もあります
そして、台風も来ます

でも…
地球は私たち78億人をしっかり支えてくれています
90億人になっても、100億人になっても
多分支えてくれるだろうなぁという安心感があります
地球は無くならないという安心がありました

ところが…
地球は無くならないし
支えてくれようとしてるんですが
私たちが自分たちで住み難くしているわけです

地球の人同士で争い合い
せっかくの地球の資源を無駄遣いして
目先の経済性を優先して
地球の裏側の人たち、未来の人たちを無視して、
“今だけ、自分だけ、お金だけ”という欲に任せた日々を送る

この浅はかな行動こそが
“素晴らしい地球”を持続させられない理由なのです

これって地球人の“自業自得”ですよね

言っておきますが、引っ越す次の地球は無いんです
多分探してもないでしょう

だから、今から心を入れ替えましょう
“今だけ、自分だけ、お金だけ”をやめましょう
↓  ↓  ↓
続けて、
『経済合理性から、“サスティナブル合理性”へ
地球規模の社会課題にみんなで取り組もう!
仕事でもプライベートでも』と書いた。

さて、ここで語った“経済合理性”とは・・・、
原材料、動力源、人件費などのあらゆるコストを
低くおさえ、コストを重視。
すなわち、安い動力源として、
地球の限りある化石燃料を使い、さらにCO2を排出する。
石油化学由来のプラスティックを使うことで、
廃棄の結果としてマイクロプラスティクとなり海洋汚染へとつながる。
そして、人件費をおさえることで、格差をつくりだす社会となる。
コスト重視の経済活動は地球や社会にさまざまな
ひずみを生み出すことに。

これに対して、たとえば、コストのかかる再生エネルギーを動力源とし、
石灰石からつくる紙やプラスティックを使用し、
働く人に十分な賃金を支払うことは、
コスト高となり、非経済ではあるが、“持続可能”に叶っている。
これが“サスティナブル合理性”

以前“新・パラレルワーク”として、“経済合理性にあった仕事”と
“経済合理性には合わない仕事”をパラレルに展開することが
これからの企業に求められるのでは?と提案した。

人類にとって持続可能な地球や社会とするために、
“サスティナブル合理性”について研究をし
地球規模の社会課題に、仕事はもちろん生活の両面でも
みんなで取り組もうではないか!

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“新・パラレルワーク”を提案する

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地球規模で考えるべき課題

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10/25
2021

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プロスペクト理論による“リスクを冒さないことこそ最大のリスクだ”

「リスクを冒さないことこそ、最大のリスクだ」は
UQモバイルのCMで、
「家族全員990円は、リスクが大き過ぎます」という
執事役の松田龍平に対して、QUEEN役の
満島ひかりが「リスクいいじゃないか!」
の後に放つ台詞だ。
私は、このCMのように、リスクを冒してでも
今はやらなければいけない時だと“強く”言いたい。

私がこのところセミナーや講演会にて
けっこう強めに語っていることがある。

その1,
ビジ達でも何度も紹介している“温新知故”。
“このままだと皆から置き去りにされ。
社員も去っていくかもしれないですよ“と。

その2,
日本の人口の平均年齢は最長寿国ということもあり48.3歳。
アメリカや中国は38.3歳~38.4歳。
インドに至っては28.4歳。
世界平均は30.9歳で、日本とは18歳も違う。
これほどの差があるので、これから日本は
世界からもっと遅れをとることになると。

その3,
東京に比べて地方都市は遅れていると。
デジタル化はもちろん、働き方も組織づくりも
どんどん変革しないと生き残れないし、
働いてくれる人もいなくなると。

このような皆が回避したくなる発信をすると、
真剣な眼差しになり顔をあげる。
これがタイトルの“プロスペクト理論”ということ。
これは、“行動経済学”の理論のひとつで、
この理論を発展させた1人であるダニエル・カーネマンは
ノーベル経済学賞を受賞している。

“プロスペクト理論”とは、
「不確実性下における意思決定モデルの一つ。
選択の結果得られる利益もしくは被る損害および、
それら確率が既知の状況下において、
人がどのような選択をするか記述するモデルである」。(wikipediaから)

具体例は、
A-1 100万円無条件であげる
A-2 コインを投げて、表が出たら200万円あげるが
裏が出たら何も手に入らない
この選択を迫られたら、確実に100万円もらえるA-1を選ぶ人が多い。
条件を変え、今200万円の負債を抱えているとする。
B-1 無条件でその負債を100万円に減額する
B-2 コインを投げて表が出たら負債200万円を全額免除、裏ならそのまま
この選択を迫られたら場合は、先程A-1を選んだ人も
B-2を選ぶ人が多いという。
すなわち、人は条件がない場合は確実に利益が入ることを選択し
すでに損失がある場合は損失そのものを回避しようとするということ。

すなわち、“このままだと淘汰され、社員も退職する”との発信は
企業にとって現状はリスクの大きい状況で、
大きな損失を抱えていると判断。
すると人は真剣になり耳を傾けてくれるのだ。
とにかくDXをしないと命とりになる可能性があるということ。
まさに、世界が大変革の時、
そういうつもりでいなければいけないということ・・・。

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“行動経済学”の理論のひとつ

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