これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

02/10
2020

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“サードウエーブデジタル”はインドから

今!インドに注目している。

実は数年前、インドの若者が掃除の会に来て、
“日本の掃除”を教えて欲しいとやって来た。
その時に、私はインド次なるステージに上がろうとしていると
理解した。

インドの人口は、
2019年には、13.7億人、2030年には15.1億人
2050年には16.6億人と予測されている。
7年後の2027年には中国を抜くと言われている。

また2030年にはGDPで日本を抜き世界第3位になる予定。
なぜこのように上り調子になっているのか・・・?

「2030年の世界地図帳」では
①アメリカンデジタル
②ヨーロピアンデジタル
③チャイニーズデジタル
そして④としてサードウエーブデジタルと表現していたのだが、
この中心がインドだ。

その中で、今、注目したい都市は、“インドのシリコンバレー”と
言われているバンガロールだ。
人口は2017年で1234万人。
今、新しい価値観が生まれる都市と言われている。

アメリカのIT企業もGAFAを始めたくさんの企業がバンガロールに
来ている。
日本企業でもトヨタ、ソニー、デンソー、東芝、ヨネックスと
来ているのだ。

さてもうひとつバンガロールが注目される理由として、
①英語が公用語
②人件費が安い
③アメリカの裏側で約12時間の時差
(アメリカ、シリコンバレーで開発している仕事を夜になると
バンガロールで請け負い、その続きをすることにより24時間
体制の開発が可能)

今、チャイニーズデジタルが世界に向けて発進しつつあるのだが、
中国も日本と同じく人口問題を抱えている。
インドの大きな発展要素として25歳未満が人口の半分を
占めているという。
(日本にとっては、まさにうらやましい背景)
その意味からも、サードウエーブデジタルでのインドの
存在は非常に大きい。

また教育も行き届いている背景からも経済的に
これから上昇してくことは明らかだ。
そこで“Business Beyond!”(その先のビジネスへ)

もっと日本はインドに出向かなければダメ!ってこと。
デジタル系の先端技術も今後もっと増えるわけだから、
さまざまなコラボも考えられるし、
インドは人口も多いわけだから、今後の市場としても
期待できるわけだ。

そしてなにより親日国である。
より注目をして、もっと協力関係を発展させて行こうではないか。
まずはカレーから・・・?!

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インドの人口動態を見てみよう

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今、注目したいのはインド!

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先取りビジネストレンド

01/27
2020

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Business beyond ~その先のビジネスへ~

20数年前に初めてアメリカへ行った時に
“ベッド・バス・アンド・ビヨンド”という店に入った。
日本で言うところの家具屋(?)だが家具だけに止まらない、
家具周辺グッズまでかっこよくディスプレイされていた。
あのニトリもこの店を見てヒントを得、今に至っていると聞く。
(これは似鳥会長にその昔直々に聞いた話)

このbeyondとはリビング・ベッドルーム・バス・キッチン
“その先の” 様々なモノをもそろえるという意味で使われていた。

一時期、アメリカでは ”beyond” という言葉がトレンドとなり
よく使われていたという。
今回 Business beyondという言葉で、
「その先のビジネスへ」を表現してみた。

ご存知のようにGAFAMという世界のプラットフォーマー
が出てきて、売り方、買い方が変わり、お金の循環も変わった。
中島流 “商流革新“で以前話したように、「金・物・人・情」
すなわちお金の流れ、物の流れ、人の流れ、
そして情報の流れも変わったということ。
こうなると当然、なくなっていくビジネスが出てくる。

私達のビジネスをどこかにシフトしないとビジネスとして
成立せず、生き残ってはいけないのだ。
そう”beyond”。すなわち“その先”である。
さぁ、その先はどこに行くのか・・・。

事例として私が長年携わってきた広告・マーケティング・
PR業界についてお話したい。
今や、この業界も大きく変わろうとしている。
中島的に、“その先”は「動画の時代」になってきたのだ。

ビジネスは“可処分所得”の奪い合いであり、“可処分時間”の
奪い合いでもあり、“可処分意識”の奪い合いにもなってくるのだ。

自由にできる時間をどのように奪うか、自由にできる意識を
どのように奪うかを考えた時に動画に行き着くのだ。

今や、動画が当たり前になってきた。
東京の主要な駅の改札を出ると、
柱という柱にデジタルサイネージで動画広告が
常時流されている。
また、山手線内も紙の広告は激減し、額面広告スペースも
動画となっている。
東京メトロにもあらゆるところに動画広告が導入されている。

自社の商品を、自社の技術を、自社のPRを
視覚的にストーリーにして伝えるのだ。
すなわち、”Visual Story Telling”ということ。
人々が飽きないで観てくれる短い動画で
いかに“伝えるか”ということが課題になってきている。
短時間で多くの人に興味を抱いてもらうためにも
私は今“マイクロドローン動画”に注目しているのだ。

このように広告業界は紙媒体主体から動画へとシフトしてきている。
あくまで私に近い業界だけでも、かなりの変化である。
これと同じことがどの業界にも起きている。

全ての業界のビジネスが変わっていく。
それは世の中の技術・ノウハウが進化し、
価値観も生活スタイルも変わるから。
だから新しいビジネスへシフトしないと!ということ。
そのことを、私は “Business Beyond“と名付けてみた。
さて、皆さんのビジネスの“その先”は何かな・・・?(チコちゃん流!)


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いたるところに動画広告が

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デジタルサイネージは今や当たり前

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先取りビジネストレンド

01/14
2020

tremain

箱根駅伝にも“破壊的イノベーション”到来か!?

新春恒例の箱根駅伝。
大手町のゴール地点付近まで、走って・・・ではなく、
自転車で行き選手達が目の前を高速で走る様子を
観てきた。

ご存知のように、今年は青山学院大学が5度目の総合優勝。
この記録がすごかった。

昨年優勝した東海大学も記録を塗り替えたのだが、
今年の青山学院大学はその記録を6分46秒も上回ったのだ。
青山学院大学だけではなく、全10区間のうち、7区間で区間新が出て、
その区間新記録を出したのが合計で13人にも及んだ。
もちろん、この2日間の気候条件がよかったことはベースにある
わけだが・・・。

マラソンでも超高速レース時代に入ったと言われており、
箱根駅伝でも“破壊的イノベーション”が起きていると推測
される。

その破壊的イノベーションとなる根拠は、

1.科学的裏付けのあるトレーニング
“青トレ”に代表される青学駅伝チームのコアトレーニング
とストレッチは科学的裏付けのあるトレーニングであり
どの大学も科学的根拠のあるトレーニング方法を採用

2.データを活かしたトレーニング
個々の選手のデータも活かすが、
これまでのデータを駆使してトレーニングに活かしている。

3.ナイキの厚底シューズ
青学のほとんどの選手と今回良い結果を出した選手のほとんどが
このシューズを使っていた
これは厚底でカーボンが入っており着地時の衝撃を吸収し、
キックする必要もなく疲労感も少ないシューズ

これらの科学的裏付けをベースにしたトレーニングと、
“パフォーマンスディベロップメント”
と呼ばれる、チーム内のモチベーションの向上にもつながる
「チーム開発及び人材開発」が結果に現れてきたということ。
そこで私は、この「チーム開発及び人材開発」に注目したい。

中島流のビジネスの世界では“パフォーマンスディベロップメント”ではなく
“マネージメント アンド ディベロップメント”と表現している。
これは、マネージャーはチィーチングで教え、
ミーティングで対話をし、コーチングでモチベーションアップするという
この3つのアクションを一体管理して個々の人間力と
チーム力を向上させる方法なのだが・・・。

今回の箱根駅伝では、“科学的裏付け”と
人間力による“パフォーマンスディベロップメント”
の両輪がうまくかみあっての青山学院大学の優勝であり、
また驚異的な新記録続出へとつながったのだろう。

ビジネスにおいても裏付けのある“科学的戦略”は
かなり進捗してきている。プラスして人々の人間力や
モチベーションを上げるのもビジネスにおいては
重要な課題だ。

箱根駅伝でもこれだけの“破壊的イノベーション”が起こるわけだから、
私達のビジネスもこれからますます変化してゆくだろう。

すなわち、これからは“科学的イノベーション”に
“パフォーマンスディベロップメント”を足して
“破壊的イノベーション”を起こし
ビジネスを進化させていかねば、
勝ち抜いていくことが難しいということだ。

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箱根駅伝、皆さんは観ましたか!?

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青学の破壊的イノベーション

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12/16
2019

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マイクロドローン撮影が動画時代を牽引する

このところ、マイクロドローン撮影が私たちの間で主流になってきている。

先日も石川酒造で撮影したのだが、ほぼカメラが
入ることのできない麹づくりする室(ムロ)へも
入り撮影をした。
他にも酒蔵・お客様のいる売店、レストラン、イベント広場等も
ドローンで撮影をした。
やっぱりドローン撮影ならではの、ワクワクもしインパクト
のある動画なのだ。

さて、マイクロドローン撮影とは、これまでのカメラ撮影
と何が違い、今後の動画にどんな影響を与えていくのか・・・。

▶ このマイクロドローン撮影の“長所と条件”は、
1.カメラの存在が極小
2.動きが速く小回りが効く
3.縦横無尽の動き
→ 皆で作った手の輪をくぐり抜けるような曲芸飛行
4.カメラ性能の向上
→ 4Kカメラが搭載されている
5.操縦士のテクニックが高い
→ 私達がお願いしているドローンカメラマンは
ドローンレーサーでも活躍し、撮影用の
マイクロドローンも自社で製作している。

▶それによる、“撮影メリット”は、
1.被写体になる人達に緊張感がない
(リラックスして撮影・自然な笑顔)
2.これまでの動画にない視点とスピード感
3.奇抜な動き
4.撮影時間の短縮
→ カメラのセット等が不要。
5.集約撮影の実現
私が最も強調したいのがこれだ。
つまりビジュアルストーリーテリング。
動画であることだけでも、これまでより短時間で
伝わるわけだが、マイクロドローンの自在な
視点とスピードがより集約された撮影を可能に
している。

▶ドローン動画による“発信メリット”は、
1.視聴者に斬新さとインパクトを与えられる
2.次の画面への期待の演出
→ 興味を持って観てくれる
3.視聴時間の延長が可能に
→ 飽きることなく最後まで観てくれる率が高くなる
4.ビジュアルストーリーテリングの実現
→ ストーリーを短時間で集約的に伝えられる

これからは、ドローン撮影と通常ムービー撮影のセットでの
撮影が当たり前になってくるだろう。

そして5G通信時代に突入するわけで、動画がより
活性化してくるのは間違いない。
すなわちこれからの動画時代を牽引するのは
マイクロドローン撮影となり、それがビジネストレンドに
なっていく!

 

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これが、マイクロドローン

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小回りがきく!

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ビジュアルのインパクト抜群!

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12/09
2019

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“VUCA(ブーカ)の時代”をどう進む

VUCAと書いて “ブーカ” と読むそうだ。
最近、アルファベット3文字、4文字の言葉が多すぎて
さすがに拒否反応があるだろうが・・・。
GAFA ・ SDGs・ Maas などなど。

私もさすがにこの4文字はスルーしたかったのだが、
“VUCA” をタイトルにした本まで現れて、
無視できなくなったので紹介するわけ。

本には、「MBAに象徴される欧米型の合理性や
経営フレームワークの追求はもう古い」と書かれてあり、
海外の国際会議の場では “VUCA” という言葉が度々飛び交うと言う。

トランプ大統領がツイッターで発信することで株価が変動し、
世界経済が左右され、日本が当事者ではない
米中貿易摩擦でも日本経済に大きな影響が及ぶ時代。
加えて価値観のシフト、先端技術の進化によりビジネスが
大きく変化するなど様々なことがからみあっての
“VUCAの時代”なのだ。

さて“VUCA” とは、
VはVolatility(変動制)
UはUncertainty(不確実性)
CはComplexity(複雑性)
AはAmbiguity(曖昧性)
の頭文字から取った言葉だ。

要するに混沌としているということ。
さてこのような時代にどう対処していくべきか、
中島流の4つをあげてみた。

1. 学び続ける
変化のスピードが早い時代だからこそ、その変化を
察知するために学び続けなければならない。
以前話した、“Grab the flow, Go with the Flow”のことだ。
流れをつかみ、流れに乗らないと取り残されてしまう。

2.地球規模で情報収集
世界のあらゆる場所でイノベーションが起きている。
世界へ目をむけ、機会を作り“足を運べ!”
Think Global. Act Local.
Think Long range. Act Tomorrow
ということだ。

3.明確なビジョンを持つ
情報過多な時代、情報の取捨選択が必要。
余計な情報を入れないためにも、情報に溺れないためにも、
ビジョンを明確にする!
そうすれば、軸がしっかりし、ブレずに行動できるということ。

4.アイディアを常に考え、即実行
思いついたら“すぐ実行する行動力”が重要。
中島流の“エコーロケーション戦略”、すなわち
何らかのチアレンジにより、エコーをつくり出し、
そのフィードバックにより敵の大きさや距離感を
つかむというもの。
とにかくアイディアを出したら試してみる。
試せばうまくいこうが失敗しようが次が見えてくる。
実行しない限り、見えてこないのだ。

タイトルにある “VUCA” を覚えるかどうかはともかく、
この時代にどうしなければならないかを理解さえすれば、
次なる時代に向け、次なるステージに向け、
ビジネスを展開することができるのだ。


tremain

VUCAと書いて “ブーカ” と読む

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