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2019
「活かすも殺すも、経営者(あなた)次第」というリアリティ
「活かすも殺すも、経営者次第。」
まさに、突きつけるキャッチコピー。
確かに激動の時代であり、その決断が遅れたり、
選択を間違えれば、当然、経営はたちいかなくなるわけだ。
先日、私も企画・運営に携わった東京NBC拡大定例会が
開催され120人もの来場者があった。
結果的に来てくれた方々の評判もよく満足して頂いたのだが、
それというのも“リアリティ”ある話が聞けたからだ。
登壇者は4人のパネラーとモデレーター。
平 将明氏 内閣府副大臣 衆議院議員
経産省関係で法律立案にあたり、
中小企業活性化のために活躍している。
石井 芳明氏 内閣府 科学技術・イノベーション担当企画官
先端技術を活かしながらのビジネス展開を実行支援する
行政官。中小企業経営者との関わりも深く
リアリティある事業を後押ししている。
出雲 充氏 株式会社ユーグレナ 代表取締役社長
「ミドリムシで世界を救う」というキャッチフレーズで
事業展開している。ユニコーン企業を発掘し
その支援にも取り組む。
山崎 恵氏 株式会社カピバラ 代表取締役
働き手が不足する今後に対して、働きたくても
働けないママに対して“ママ職”というマッチング
ビジネスを展開している。
モデレーターは“カイゼン”を提案するマコトインベストメント
社長ブラッド・シュミット氏だ。
そしてディスカッションテーマは、
■現在世界で24位の日本の生産性をどうあげていくか
■労働力不足にどう対処するのか
■AI 、IOTの先端技術競争にどう打ち勝っていくか
■日本ならではの付加価値のあるモノづくり、サービス
づくりをどう実践していくのか
■国として中小企業に対してどう環境を整え、どう応援
していくのか
行政官は、事業の目的・意義、そしてその経営者の
意識の高さにより“行政も依怙贔屓する”と言っていたのだ。
(うんうん。面白い!)
皆が一律に平等なのではなく、社会課題、環境課題
などへの取り組みとなるビジネスで、経営者としてのやる気や
姿勢を見て判断しているということ。
そして、この時勢、やっぱり経営者次第。
つまりあなたの決断、あなたの行動力が
如実にこれからの経営に直接的に影響がおよぶ
いうことが浮彫になった。。。
ビジネス環境が大きく変化する激動の時代、
あらゆる局面で、会社を活かすも殺すもまさに
経営者としての手腕がより問われるようになってきたということ。
今回のパネルディスカッションでは、中小企業の現場に精通し、
社会課題に対して政治家として、行政官として、経営者として
実際に実践している4人のパネリストとモデレーターということで
本当に“リアリティ”ある話の応酬(?)だった。
そこに“リアリティ”があれば、人は耳を貸すということ。
だからこそ参加者にとって有意義な時間となったのだ。