これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

12/09
2019

tremain

“VUCA(ブーカ)の時代”をどう進む

VUCAと書いて “ブーカ” と読むそうだ。
最近、アルファベット3文字、4文字の言葉が多すぎて
さすがに拒否反応があるだろうが・・・。
GAFA ・ SDGs・ Maas などなど。

私もさすがにこの4文字はスルーしたかったのだが、
“VUCA” をタイトルにした本まで現れて、
無視できなくなったので紹介するわけ。

本には、「MBAに象徴される欧米型の合理性や
経営フレームワークの追求はもう古い」と書かれてあり、
海外の国際会議の場では “VUCA” という言葉が度々飛び交うと言う。

トランプ大統領がツイッターで発信することで株価が変動し、
世界経済が左右され、日本が当事者ではない
米中貿易摩擦でも日本経済に大きな影響が及ぶ時代。
加えて価値観のシフト、先端技術の進化によりビジネスが
大きく変化するなど様々なことがからみあっての
“VUCAの時代”なのだ。

さて“VUCA” とは、
VはVolatility(変動制)
UはUncertainty(不確実性)
CはComplexity(複雑性)
AはAmbiguity(曖昧性)
の頭文字から取った言葉だ。

要するに混沌としているということ。
さてこのような時代にどう対処していくべきか、
中島流の4つをあげてみた。

1. 学び続ける
変化のスピードが早い時代だからこそ、その変化を
察知するために学び続けなければならない。
以前話した、“Grab the flow, Go with the Flow”のことだ。
流れをつかみ、流れに乗らないと取り残されてしまう。

2.地球規模で情報収集
世界のあらゆる場所でイノベーションが起きている。
世界へ目をむけ、機会を作り“足を運べ!”
Think Global. Act Local.
Think Long range. Act Tomorrow
ということだ。

3.明確なビジョンを持つ
情報過多な時代、情報の取捨選択が必要。
余計な情報を入れないためにも、情報に溺れないためにも、
ビジョンを明確にする!
そうすれば、軸がしっかりし、ブレずに行動できるということ。

4.アイディアを常に考え、即実行
思いついたら“すぐ実行する行動力”が重要。
中島流の“エコーロケーション戦略”、すなわち
何らかのチアレンジにより、エコーをつくり出し、
そのフィードバックにより敵の大きさや距離感を
つかむというもの。
とにかくアイディアを出したら試してみる。
試せばうまくいこうが失敗しようが次が見えてくる。
実行しない限り、見えてこないのだ。

タイトルにある “VUCA” を覚えるかどうかはともかく、
この時代にどうしなければならないかを理解さえすれば、
次なる時代に向け、次なるステージに向け、
ビジネスを展開することができるのだ。


tremain

VUCAと書いて “ブーカ” と読む

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先取りビジネストレンド

11/25
2019

tremain

「活かすも殺すも、経営者(あなた)次第」というリアリティ

「活かすも殺すも、経営者次第。」
まさに、突きつけるキャッチコピー。
確かに激動の時代であり、その決断が遅れたり、
選択を間違えれば、当然、経営はたちいかなくなるわけだ。

先日、私も企画・運営に携わった東京NBC拡大定例会が
開催され120人もの来場者があった。
結果的に来てくれた方々の評判もよく満足して頂いたのだが、
それというのも“リアリティ”ある話が聞けたからだ。

登壇者は4人のパネラーとモデレーター。

平 将明氏 内閣府副大臣 衆議院議員
経産省関係で法律立案にあたり、
中小企業活性化のために活躍している。

石井 芳明氏 内閣府 科学技術・イノベーション担当企画官
先端技術を活かしながらのビジネス展開を実行支援する
行政官。中小企業経営者との関わりも深く
リアリティある事業を後押ししている。

出雲 充氏 株式会社ユーグレナ 代表取締役社長
「ミドリムシで世界を救う」というキャッチフレーズで
事業展開している。ユニコーン企業を発掘し
その支援にも取り組む。

山崎 恵氏 株式会社カピバラ 代表取締役
働き手が不足する今後に対して、働きたくても
働けないママに対して“ママ職”というマッチング
ビジネスを展開している。

モデレーターは“カイゼン”を提案するマコトインベストメント
社長ブラッド・シュミット氏だ。

そしてディスカッションテーマは、

■現在世界で24位の日本の生産性をどうあげていくか
■労働力不足にどう対処するのか
■AI 、IOTの先端技術競争にどう打ち勝っていくか
■日本ならではの付加価値のあるモノづくり、サービス
 づくりをどう実践していくのか
■国として中小企業に対してどう環境を整え、どう応援
  していくのか

行政官は、事業の目的・意義、そしてその経営者の
意識の高さにより“行政も依怙贔屓する”と言っていたのだ。
(うんうん。面白い!)
皆が一律に平等なのではなく、社会課題、環境課題
などへの取り組みとなるビジネスで、経営者としてのやる気や
姿勢を見て判断しているということ。

そして、この時勢、やっぱり経営者次第。
つまりあなたの決断、あなたの行動力が
如実にこれからの経営に直接的に影響がおよぶ
いうことが浮彫になった。。。

ビジネス環境が大きく変化する激動の時代、
あらゆる局面で、会社を活かすも殺すもまさに
経営者としての手腕がより問われるようになってきたということ。

今回のパネルディスカッションでは、中小企業の現場に精通し、
社会課題に対して政治家として、行政官として、経営者として
実際に実践している4人のパネリストとモデレーターということで
本当に“リアリティ”ある話の応酬(?)だった。
そこに“リアリティ”があれば、人は耳を貸すということ。
だからこそ参加者にとって有意義な時間となったのだ。

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「活かすも殺すも、経営者次第。」

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11/05
2019

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注目!“データサイエンティスト”

“データサイエンティスト”をご存知だろうか?
この単語の印象からすると、限られた業界の特殊な人たち
だと思われがちだが、今や注目の職業である。

大澤昇平氏著『AI救国論』に書かれていたことだが、
これからは、WebとAIが融合する新しい時代となる。
そのようなとき、新しいテクノロジーを
役立たせる“思考”が大切である。
そして、“文系脳”と“理系脳”を融合した「水平思考」のできる
データサイエンティストが活躍することが、
“日本再生”につながると書いてあるのだ。
ゆえに、本のタイトルが、『AI救国論』なのである。

さて、データサイエンティストとは何か?
まずは、データサイエンティストに必要なスキルを
あげておく。

*マーケティングや営業、ファイナンスなどの
 ビジネスマンとしての基礎知識
*専門的な言葉を使わずにわかりやすく説明できる
プレゼンテーション能力
*統計学や機械学習などのアルゴリズムに関する知識
*実際に大規模データを分析するための
コーディングスキル

このように“文理融合型”の“マルチな知識・スキル”が
求められる職業なのである。
そしてこの職業に従事する人は、あらゆる業種、
あらゆるビジネスニーズに適合して活躍するのだ。

では、実際の業務内容はというと、

*業務システム、SNSなどからデータ収集・整理
*データベース環境の構築
*データ分析業務
*課題の抽出、解決策の提示
*データ分析結果に基づく施策、企画の立案

である。

エンジニアリング、マーケティング、ファイナンスなどの
様々なビジネスに関する“データを科学“することで
多方面から課題を解決してゆくのである。
とはいえ、どの業種業態でも必要となるわけだから、
それぞれ求められる業務は違ってくるだろうけど・・・。

すなわち、高度なデータ分析技術を駆使し、
ビジネスシーンにおけるあらゆる角度から、
データをビジネスにつなげていく “橋渡し役”
だと説明すればおわかりいただけるだろうか。

これからはどのビジネスにおいても
“データサイエンティスト”が活躍する時代になっていく。
そうであれば、この人たちを活かして私たちの
ビジネスを科学していかない手はないだろう。


tremain

大澤昇平氏著『AI救国論』

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10/07
2019

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デジタルキーピングという前始末

「ライフシフト」の本にもあったように人生100年の
時代に入ってきた。
100年も生きるのか・・・?
とはいえ、私は100年も生きたいと思っているわけ
ではない。

私もお年頃でもあり、思いもかけない突然の病気に備え、
“未病治療”をしてみた。また、ジムで筋トレ・ランニングを
して常に健康状態を保とうと “身体の前始末” を心がけている。

さて、もうひとつの “前始末” として”デジタルの前始末”
をおすすめしたい。
人生100年時代ではあるが、いつその時が来るかわからない
わけで、“もしもの時”のためにもあらかじめの備えが必要
なのである。

スマホでモバイルスイカを使用し、クレジットカードから
チャージもし、小銭も要らず買い物も楽になった。
モバイルバンキングもできる。
JALのマイルもスマホチェックできるし、株の管理もスマホ
でしている。

このように個人情報のデジタル管理が進むと、その人の情報は
あまりにパーソナル過ぎて、本人以外は一切触れられない状態
となる。
いわゆるリアリティある“パーソナル化”が進んでいるということだ。
指紋認証や顔認証も行われているのだが、どうしても
最終的に必要なのはパスワードだ。
ただしパスワードは困ったことに時として忘れてしまう。

こんな時に出てきたサービスがデジタルキーピングという
サービス。
これは日々進化するデジタルサービスを安全に正しく使うための
情報提供もあるのだが、“デジタル終活”にも役に立つ。

終活で個人の意思を書き留めておくものとして、まずは、アナログな
エンディングノートがある。
ただし、災害時の紛失、また誰かに見られる可能性もあるわけだ。
だからこそエンディングノートに書かれている内容や個人財産
の継承についてもデジタル環境内にて管理をしようとする。
すなわち、さまざまな “個人情報をデジタルの中で一括管理して、
もしもの時の“前始末” をしておこうというのだ。
(もちろん、その処理の仕方は、弁護士、税理士にあらかじめ相談
しとかないとね。)

パーソナル化が進めば進むほどデジタルの中の重要な
個人情報、個人財産をどのように継承していくのか、
始末するのか。これは誰もが考えておかねばならない課題だ。

“もしもの時”に残されたスマホ、パソコン、デジタル資産や
遺品の継承についての相談もしてくれるデジタルキーピング
サービス!

何事につけても前始末!
デジタル化が進んだ今、“デジタルの前始末” という観点も
必ずや必要だ。

※ネット検索すれば“デジタルキーピング”は出てくる。

tre

“デジタルの前始末” という観点も必要だ

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09/17
2019

tremain

シュリンク時代の“ジャパニーズアップサイクル論”

先日紹介したジャパニーズアップサイクル論。
リユースでもリサイクルでもなく、“アップサイクル”?
アップサイクルとは既存のものに新たな価値を付与して
もっと使える、必要とされるものに変えていくという
概念。これからの日本はこの価値観がないといよいよ
その先が見えなくなってくると感じているのだ。

そしてシュリンクとは「縮小」という意味があるのだが、
シュリンク時代とは、日本の人口減少、少子高齢化におい
て、市場の縮小化が起きる時代だということ。例えば全国
のコンビニ数、マクドナルドや牛丼の吉野家の店舗数も
少なくなっていくはず。

国内だけでなく、世界的にも先進国が横並び状態となり
成熟市場に入ってゆく。
日本では少し前までは欧米を目標にし、追いつき追い越す
ための課題が明確だった。そこで問題解決型能力が重宝
されたわけだが、成熟時代を迎え課題が少なくなってきて、
何を目指すかが不透明な時代。これもシュリンク時代と
言える状況だ。

こんな時に大手プラットフォーマーによる市場の寡占化が
起きている。GAFAとマイクロソフトを足すグローバル
メガプレイヤーが世界市場を席巻しているこんな時代、
どう対応していけばいいのか。そこでパラダイムシフト
の今、注目のキーワードからひもといてみると・・・。

*働き方改革からの「ワークシフト」
*人生100年時代の「ライフシフト」
*グローバルメガプレイヤー達の市場の寡占化
*生産現場で使われるRPA(ロボティクス・プロセス・
 オートメーション)
*フィンテック
*AI、ICT
*シャアリングエコノミー
*サブスク2.0
*ビジュアルストーリーテリングの動画2.0
*キャシュレス社会

シュリンク時代、つまり課題が見えない時代にあって、
自分達を“アップサイクル“させるために、これらのキー
ワードをうまく活用していけば・・・
そう!アップサイクルの種になっていくということ。

そして#アップサイクル“とは生産性を上げるだけではなく
人々の働くモチベーションをあげていき、あるいは自分達の
存在理由を感じ展開していくことも含まれる。
結果的に、高付加価値化、高所得経済化を目指す!
というのが私的、“UP-CYCLE”の発想。

しつこく言う!!
シュリンク時代のキーワードそのものがアップサイクル
の「種」になるということ。
そして日本が次なるステージに行くためにもこの
“ジャパニーズアップサイクル”が必要なのだ!

tremain

ユースでもリサイクルでもなく、“アップサイクル”

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